~知床窯絵日記~ 2010年3月4日からの分                                         こんにちは。このコーナーを担当するA子です。
         知床窯は、2007年(平成19年)から、元々の知床ウトロのほかに、栃木県益子町にも窯を持ちました。 
          現在、益子では仙人とA子が、ウトロでは息子夫婦が、それぞれ作陶、販売しています。
      
      
当分の間、知床窯絵日記は益子から発信することになりますので、
     どうぞお付き合い下さい。

     2020年3月8日(日)曇り
  
 早くも桜の便りが聞こえる今日この頃、うちでも色々な花が咲いています。

 1枚目はパンジー。おととし買った苗で、昨年はその種から咲かせました。
 花が終わった8月に、鉢の中にこぼれた種から発芽した苗を発見!日陰に
 鉢ごと移動しておいて、涼しくなってから鉢上げしました。長い時間をかけて
 根をしっかり張った苗は、暖かくなると爆発的に育ち、今では7号鉢から
 こぼれんばかりに咲いています。驚くほどの花数ですが、たった一株です。 
 
 2枚目、昨春、挿し木をしたオステオスペルマムにも立派な花が。
 右側の鉢には、これも挿し木のベロニカ・グレース。黒っぽい銅葉がシックです。
 
 3枚目の手前の鉢、昨年挿し木をしたユリオプスデージー。今年は咲けない
 だろうと思っていたのですが、順調に育ってたくさんのつぼみをつけました。
 親株は2ヶ月以上前から開花して、店前を明るく飾っています。ちなみに隣の
 大きな鉢が2枚目のオステオちゃんの親株です。

 これらは冬中ずっと、日中は縁側で日に当て、夜は台所に取り込んで育てて
 きました。(シンビジウムの花茎が長く伸びないという方が多いのですが、
 このやり方だとしっかり伸びます。) それらの経験から感じたことは、植物は
 最低気温に反応して開花時期を判断するのではないかということ。
 昼の気温がいくら上がっても、夜の気温が低いと咲かないようです。

 春の花は気温が高くなると咲かなくなりますから、春早くに咲かせるほど、長く
 楽しむことができます。冬の夜を、あまり寒くない(でも暖か過ぎない)ところで
 過ごさせるこの方法だと、開花が早いです。ちなみにうちの台所、夜中は
 多分0度近くまでは、平気で下がりますけどね。

 これらの花、きれいに咲いてくれて嬉しいのはもちろんですが、同じくらい
 嬉しいのは、お金がかかっていないこと!こぼれ種や挿し木なのでタダ!
 ケチな私には、また格別に嬉しいことなのです。
 店前も家の前も、たくさんのタダの花が咲いていて、ハッピーハッピー
 
   
   
   
 2020年2月16日(日)小雨 日中の益子の気温10度
  


 2月13日の定休日にバラの剪定をしました。植え替えは1月中に済ませていた
 のですが、明け方の冷え込みが厳しいので、まだ剪定はしていませんでした。

 13日は朝から気温がぐんぐん上がり、絶好の外仕事日和。
 バラは、この時期の剪定しだいで樹形が決まります。品種ごとに、咲いた姿を
 イメージして慎重かつ大胆に、ばっさばっさと枝を切り落としました。
 
 昨年は挿し木がうまくいったので、小さな苗がたくさんあります。

 また、挿し木のロサ・ムンデのサッカー(地中の根から伸びてきた枝。本来は
 切り取らなくてはいけません)を、わざと3本ほど長く育てました。植え替えの
 際に根から切り離して1本ずつ鉢上げしてあります。現在のロサ・ムンデは
 小潅木のように仕立ててありますが、この品種はつるバラのように育てる
 こともできるというので、この挿し木苗は、枝を切り詰めずに育ててみようと
 思っています。

 半日陰の庭ではクリスマスローズがつぼみを上げていて、開花が楽しみです。

 家で、鉢植えの日本水仙と種から育てたパンジーがきれいに開花しました。
 今は店前に飾って楽しんでいます。寒い冬を外で越したパンジーですから、
 暖かくなったら爆発的に咲いてくれるのではないかと期待しています。


 ゴム手袋で作業していると、手袋の中に土が入り込むことがありますよね。
 そこで布テープで手首を固定してみたら、首尾は上々。土も入りませんし、
 その上、手袋が手にぴったりしてずれることがないので、仕事がしやすいと
 いうおまけ付き。これはお勧めです。
 
   
 
     2020年1月16日(木)晴れ 日中の益子の気温10度

  好天に恵まれた今日の定休日は、つるバラの誘引をすることにしました。

 まず、フェンスの外のファンタンラトゥールから。
 昨年、古い枝を大胆に整理したおかげで、今年の作業は拍子抜けする
 ほど簡単でした。新しく伸びた枝は横に寝かせて誘引し、古い枝は、花が
 付く細い枝を2芽ほど残して、枝先を切り捨てるだけ。ただ、太くて古い枝を
 しっかりと縄で固定した部分は、縄が枝に食い込んで痛んでいました。
 昨年ほどかずにそのままにして置いたせいです。植物は年々成長している
 のだから、毎年ほどいて結びなおさなければと、猛省。

 作業場の壁際に植えてあるローブリッターは昨年から元気がなく、枝も
 少し枯れこんでいます。各つるバラの株元に、寒肥の腐葉土や堆肥などを
 すきこんで作業は終了。今年もきれいに咲いてくれますように。

 誘引作業でとても役に立ったのが、この洗濯バサミです。サイズは普通の
 洗濯バサミですが、穴が大きくて、バラの細い枝をフェンスの柵に固定すると
 大変具合がいいのです。もともとは、細い突っ張りポールにカーテンを挟み
 付けるのに良さそうだと思って購入したのですが、これが簡易温室を作る
 際にも大活躍。ポールに不織布を挟んだだけで、しっかり固定できました。
 100円ショップで見つけたのですが、確か12個入りで110円。私の園芸になく
 てはならないグッズになりました。(ちなみに太い枝を仮止めする際には、
 物干し竿用の大きな洗濯バサミが便利です)
 
 縁側では、鉢植えの赤のゼラニウムが咲き始め、オステオスペルマムにも
 つぼみが見えてきました。シンビジウムは株分けをしたせいか、今年の
 花茎は1本しか伸びませんでしたが、順調に開花しつつあります。縁側に
 置きっぱなしでは寒すぎてつぼみがつかないので、夜は暖房のある台所に
 取り込み、朝には縁側で日に当ててと、手間のかかる花ではありますが。

 庭のクリスマスローズに、つぼみが付く気配の茎が見えてきました。こぼれた
 種から育っている苗もいくつかあって、こちらも成長が楽しみです。

 なお、種を取り蒔きした3世代目のパンジーですが、今のところ咲いたのは
 黄色と紫ばかり。種はほぼ全色採ったはずなのですが、この2色が遺伝的に
 優性なのでしょうか。がっかりです。ハア~・・・残念・・・

 でも、たくあんがおいしく漬かっていたので、私は元気です!漬物万歳!
   
   
     2020年1月7日(火)曇りのち雨 日中の益子の気温7度

 新年を迎えたと思ったら、あっという間に今日は7日!  ご挨拶が遅くなり
 失礼いたしました。
 皆さま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 思いもかけないめぐり合わせで頂いたご注文があり、仙人は年末年始も
 仕事に励んでいます。(ま、仕事三昧なのは、いつも通りではありますが)

 仙人の協力が得られないのを口実に、A子はお正月準備も最低限で済ませ
 それでも、それなりにいいお正月を迎えることができました。

 店前にはお正月らしく、ナンテンにパンジーと白のシクラメンの寄せ植えを。
 植物は全て自分の庭から調達したもので、背の低いナンテンは、種が落ちて
 育っていた苗、大きい方は剪定した実付きの枝です。土に挿してあるだけ
 ですが、葉っぱも生き生きと元気です。
 黄色いユリオプスデージーは昨年から育てているものですが、剪定がうまく
 いったようで、この冬もきれいに咲きだしました。シルバーリーフとマーガ
 レットのような花が美しく、花の少ない冬を楽しませてくれます。
 ベロニカ・グレースも寒さに当たって、葉色が紫に変わってきました。
 シックな色味が、お客さまにも好評です、

 毎年、どうやって越冬させるのがバラにとっていいのか、悩みます。
 今年は暖冬傾向だというので、簡単な囲いで大丈夫と判断。鉢を半分ほど
 土に埋め込んで、不織布で全体を囲うことにしました。忙しい仙人が手も
 口も出さないのをいいことに、楽観的でお気軽なハウスが完成。
 ウトロのように風が強い所では絶対にもたない、あきれるほど簡単な作り
 ですが、益子なら大丈夫!と、信じきっているA子です。

 明後日の定休日には味噌を仕込む予定で、一昨日、冷凍庫から麹を出し
 ました。室温において、麹菌くんの目を覚まさせています。
 明日は、出勤前に大豆を洗って水に漬けます。昨年の味噌も美味しくできて
 味噌食べ隊に喜ばれました。みんなの喜ぶ顔を励みに、今年も頑張ります!

 あ、そろそろたくあんも出さなくちゃ!べったら漬けはおいしくできて、毎日
 食べています。漬物、万歳!
 
   
   
      2019年12月17日(火)雨 日中の益子の気温9度

 まあまあ、ひと月以上も更新していなかったんですね。失礼しました。
 この11月から12月は公私共に忙しく、パソコンというものに触れる時間が
 ほとんどありませんでした。

 それでも保存食作りは抜け目なくやっているA子。隣町の道の駅で
 たくあん用の細長い大根を見つけて狂喜乱舞!肉質もかなりよさげです。
 ここ数年、たくあん用の大根の品質が悪くて、漬ける気にもなれませんで
 したが、これは大丈夫そう。4本しかないのが残念ですが、長さが70セン
 チほどもあるので、量的にはまずまずでしょう。りんごや柿の皮を一緒に
 漬けると甘みと風味が加わって美味しいので、せっせと果物も食べました。

 大きなざるの上で干しているのはシイタケで、こちらは仙人の守備範囲。

 海産物の処理も仙人の担当。ウトロから送ってくれるものを、ふたりで食べ
 る用に処理していきます。

 恒例のユズマーマレードも、もちろん作りましたよ。
 毎年、瓶の口を汚さずに熱いマーマレードを詰めるのに苦労するのですが、
 今年はこのジョウゴが大活躍!金属製なので熱にも耐えますし、穴が広くて
 詰まることもなく、作業がはかどりました。道具は大切ですね。

 たくあんとべったら漬けを漬け込み、白菜も少し漬けて、漬物作業は完了。
 保存食部屋には、味噌、梅干し数種、ラッキョウ漬け、梅酒、塩蔵のフキと
 ワラビ、栗の瓶詰め、梅ジャム、そしてユズのマーマレードが。
 私にとっては豊かさの象徴とも言える保存食たち。時々眺め回しては、
 にんまりしています。
 
 今朝は出勤前に餅を1升分ついてきました。帰ったらまた1升つきます。
 餅つき機だと本当に楽チンですね。三十数年使っていますが、まだまだ
 現役の優れものです。

 あと半月でお正月。皆さま、くれぐれも風邪などひかぬよう、
 お身体お大切になさって下さい。
 
   
   
     2019年11月8日(金)晴れ 日中の益子の気温16度

 陶器市が終わりました。おいで下さったたくさんのお客さまに、心から
 お礼申し上げます。

 今年はネットで菊の育て方を勉強してみました。と言っても、実践できた
 のは施肥だけですが。それでも、今年の菊は今までにないほどきれいに
 咲いてくれました。スプレー咲きの菊は、挿し芽の時期や剪定によって、
 背の高さや形を自在に作れるそうですし、クッションマム(こんもりとドーム
 型に咲く菊)は、自然に形が整うので手間がかからない。そして地植えの
 株のつぼみが大きくなってから鉢上げしたら、手間要らず。フムフム。

 ということで、店前には今年の成果の、背の高いピンクのスプレー咲きの
 菊と、黄色のクッションマムの鉢植えを飾ってあります。いずれも持ち越し
 株を庭植えにしていたものですが、初めて鉢上げして育てたところ、思った
 より立派に咲いてくれて、大満足。来春は挿し芽の段階から、いろいろ
 試してみようと思っています。
 
 家のフェンスの外側の菊も、肥料をきちんとやったので、いつもより葉も
 つやつやしてきれいです。何事も手入れしだいですね。
 
 そして、庭でも嬉しい出来事が!この春、寄せ植えに入れていたガーデン
 シクラメンを「まだ枯れていないし」と、サザンカの根元に植えておきまし
 た。まさか夏越しができるとは思わず、すっかり忘れていたのですが・・
 すくすくと葉を展開して、こんなにきれいな花を咲かせてくれました!
 花が咲くまで全然気がつかなかったので、見つけたときには信じられません
 でした。いや~、素晴らしい生命力!

 冬の間は日向の方がシクラメンにはいいのでしょうが、今さら移植する
 勇気もなく、きっと冬越ししてくれると信じて、そのままにしてあります。
 種がこぼれて自然に増えてくれたらいいなあと、虫のいいことを願いつつ。

 家の庭の方は、全く冬支度が進んでいません。チューリップや水仙、ムス
 カリの球根もとっくに植えていなければならないのに、まだ手付かず状態。
 腰の状態と相談しつつ、取りかかろうと思っています。
   
   
   
     2019年10月10日(木)晴れ 日中の益子の気温23度
 
 ホームページの更新が滞っていましたが、やっとトラブルが解消して
 久々の更新ができました。
 

 9月の初め、発泡スチロールと保冷材で低温状態を作り、発芽させた
 パンジー。暑い時期の種まきは難しいと言われているので、挑戦して
 みました。
 昨年は9月下旬に種を蒔いて、ポット上げしたのが10月下旬でしたので、
 今回のパンジーの生育は、それほど悪くはないようです。今後の成長を
 見守りたいと思います。

 2枚目の画像、青とオレンジ色のポットに植えてあるのもパンジーですが、
 こちらは鉢にこぼれた種が、知らないうちに発芽していたもの。
 もうこんなに大きく育っています。これなら来年は種を採らずに置いて、
 鉢で勝手に育ってもらったほうがいいかもしれませんね。

 隣の4株はユリオプスデージー。サザンカの根元に枝を挿して置いたら、
 うまく発根しました。この冬は咲かないでしょうが、来冬が楽しみです。
 
 ローズマリーの剪定がうまくいって、年々立派になっています。
 たくさんの枝に花が咲いて、今年の春はとてもきれいでした。
 ウトロにいた頃から憧れていて、でも寒すぎて育てられなかった大好きな
 ハーブなので、とても嬉しいです。
 益子でも冬の寒風にさらすと枯れるので、不織布で巻いて防寒して越冬
 させています。

 
   
   
     2019年8月25日(日)晴れ 日中の益子の気温29度

 6月20日に挿し木したバラが順調に発根して、鉢底から根がはみ出て
 きたので、今月初めに鉢上げしました。その後の生育もよくて、新芽が
 すくすく伸びています。昨年の挿し木は大失敗でしたが、今年は挿し木の
 鉢の受け皿に、ゼオライトという石を敷いたのが良かったかな。
 この石は水が腐るのを防ぐので、効果は大きかったと思います。
 
 それと、私は手をかけ過ぎるきらいがあるので、適度に忘れて放って
 置いたのが、成功の一番のポイントかも。

 この冬は初めて休眠枝刺しに挑戦してみましたが、2本が成功しました。
 鉢上げしてからの成長があまりに遅くて、殆どあきらめていたのですが、
 ここに来て、やっと勢いが出てきました。春に挿したものと比べると、
 明らかに大きく育っています。冬に挿すのは難しいのですが、今度の
 冬も挑戦したくなってきました。
   
     2019年8月20日(火)曇り一時強雨 日中の益子の気温25度
 
 午後3時過ぎ、不穏な風が吹いてきたと思ったら、程なく豪雨に
 なりました。近くでは雷もとどろき・・・雨は30分程でやみましたが、
 その後はずっと、重そうな曇り空です。

 夏の暑さをものともせずに、花壇で日に日に大きくなっている
 ベンケイソウ。昨秋、買った切花を挿して置いたら発根 したので
 花壇に無造作に植え込んでおきました。冬には地上部が枯れたの
 ですが、春になったらちゃんと芽を出し、すくすくと育って今やこんな
 大株に。つぼみが赤みを帯びてきたので、確実に咲いてくれる
 でしょう。

 後日談:結局この花はあまり好みではなかったので、抜きました。


 花を切り落として夏越しをさせていたゼラニウム。新しく出てきた葉が
 真っ白です。調べたところ、高温による発育障害だというので、鉢を
 日陰に移動させました。ここのところ暑さも一段落して回復してきた
 らしく、少しずつ緑色に変わって来ました。色のグラデーションが
 花のようにきれいです。


 昨年と同じように種を蒔いたのに、今年のバジルは全然ダメです。
 成長期に陽射しが足りなくてモヤシのようだったのが、8月に入って
 からの好天でいい感じに成長したのですが。やはり暑過ぎたのか、
 葉の色が悪くなってきたので、あわてて収穫しました。
 今年の収穫はこれだけになりそうです。はあ~、ガッカリ!
   
   
     2019年8月19日(月)曇り 日中の益子の気温30度


 北海道では着たことがありませんでしたが、益子に来て以来、夏に欠かせ
 なくなった服があります。ノースリーブの長いワンピース、と言えば聞こえが
 いいのですが、早い話、昔、アッパッパと言われていた、あの服です。
 
 風呂上りに、すぐパジャマを着たのでは、汗でズクズクになってしまうので、
 まずこの服を着て、汗が引いてからパジャマを着るわけです。
 外仕事で汗をかいた時も、シャワーを浴びたら、まずこの服を着ます。
 バスローブ代わりですね。

 近くのスーパーで、このロングワンピースが格安になっていました。
 割引に次ぐ割引で、なんと270円!生地も私のニーズにぴったりですが、
 残念なことにサイズが小さいのです。幅もえりぐりも狭いし、とあきらめかけ
 たのですが・・・270円という魅力に抗えず、購入。

 長さは充分あるので、要するに身幅とえりぐりを広くすればいいわけで。
 店番をしながらえりぐりをほどき、前と後ろの中央を切り開きました。

 着なくなった黒いTシャツを切って細長く縫い合わせ、それを切り開いた
 部分に縫い付けて。切って広げたえりぐりは、Tシャツの生地でくるんで
 パイピング仕上げ。もともとの生地がいいので、着心地のいい服になり
 ました。何といっても、270円という値段が一番気に入っているA子です。
 (切り離す前に写真を撮らなかったので、完成してから折りたたんで
 写したのが1枚目の画像)


 先月は私事が忙しく、台所と廊下のカーペットをはがすことができません
 でした。8月に入ってからはあまりの暑さに何もする気になれず、やはり
 敷いたまま。このままでは夏が終わってしまうので、昨夜、思い切って
 夫とふたりではがしました。きれいに水ぶきをしたら、板の間の感触が
 素足に気持ちのいいこと。

 やっぱり暑い夏はこれでなくちゃ!と張り切っていたら、今日は途端に
 涼しくなって・・・もっと早くはがすんだったと、後悔しきりです。
  
   
   
     2019年8月8日(木)晴れ 日中の益子の気温35度

 私が北海道に行っていた7月後半はぐずついていたそうですが、8月に入ってからは、
 晴天が続いた益子。
 
 塩漬けしておいた梅も、いい具合に干すことができました。
 これは赤シソを入れたものですが、こんなに鮮やかな色に!
 赤シソを使わないものも、きれいに発色しましたよ。

 そして、庭に生えた青ジソがたくさん収穫できたので、シソ巻きを作りました。
 クルミとゴマを入れた甘味噌を巻いて油で焼いて、味と香りのいいシソ巻きが完成。
 冷凍保存がきくので、しばらく楽しめます。

 あまりの暑さに味噌の熟成が進みすぎるのではないかと心配なので、エアコンのある
 台所に移動して、暑さをやり過ごすことにしました。大樽をふたつ積み重ねると
 迫力があります。ゆっくり熟成しておいしくな~れ!

 それにしても暑すぎますよね。今日の定休日も、窯場前の温度計は、午前中から
 39度を指していました。こんな暑い日に庭仕事はとても無理。そこで久々に水戸の
 おいしいケーキ屋さん、ルブランに行って参りました。いつもながらのおいしいケーキに
 おなかも心も満たされて、充実した休日を過ごしました。
 
   
   
     2019年8月2日晴れ 日中の益子の気温35度
 
 先月後半から、ウトロの本店の方に行ってまいりました。

 庭はラベンダーが真っ盛りで、手前にはアルケミラ・モリスの黄色い花がこんもりと茂り、
 通る人の目を引きます。店の壁沿いのカンパニュラ・ラクティフローラは、背丈が180
 センチ以上に伸びて、しだれ加減で満開です。物置小屋の前ではルリタマアザミが、
 これまた人の背丈より大きく伸びています。つぼみが薄紫に色づくときれいなの
 ですが、葉のとげが半端じゃなく痛いので、お嫁ちゃんには不評ですが。

 息子のところの小2の孫は、私の指導が行き届いているので(?)花好きです。
 根気の続く子で、ラベンダーの花ガラ切りを任せたら、飽きもせず、きれいに切って
 くれました。下の子は保育所の年長さん。水鉄砲で花に水やり(?) 私が外にいると、
 ふたりともまとわり付いて、ずっと外にいます。
 北見の娘のところの孫は、上が小6で下が小4。背も大きくなりましたが、まだまだ甘えた
 がりで、かわいいままです。

 友人たちと会い、心ゆくまでおしゃべりをし、孫たちと遊び、そしてもちろん庭の手入れに
 汗を流し、今年も、A子の夏休みは、忙しくも充実したものになりました。7月30日に
 益子に帰って来て、いつもどおり店番をしています。 
 元気で働けることに感謝し、また益子で頑張ります! (でも、暑い。暑すぎ・・・)
   
  2019年7月11日(木)曇り 日中の益子の気温23度

 知床窯恒例の梅漬け、梅ジャムの季節ですが、今年は直売所も品薄で、手に入れるのが
 大変でした。昨年も不作で、買えないでいるうちに「もう、ありません」 結局、梅を漬けることが
 できませんでした。今年も漬けられなかったら一大事!毎日直売所に電話をかけて、やっと
 必要量を確保しました。赤シソを入れたものと入れないものの二種類。土用に日に干して
 本漬けします。
 ジャム用にと買った梅はあまり状態が良くなかったので、急きょ梅ジュースに。
 水で薄めて飲むと、さっぱりします。
 地元産のラッキョウが売られていたので、塩漬けにしてから甘酢漬けにしました。
 そして新ショウガを赤梅酢で漬けた紅ショウガも。赤梅酢とは赤シソを梅酢で赤く発色させた
 もので、これで漬けたものが本当の紅ショウガです。売られているのは食紅で色付けしただけ
 ですが、本物は、味も香りも全く別物。絶品ですよ。
     2019年6月20日(木)晴れ 日中の益子の気温27度


 半世紀近く使ってきた電動ミシン。最近調子が悪くて、だましだまし使っていた
 のですが、下糸がからまって、ついに動かせなくなってしまいました。
 うちの便利屋さん、仙人なら何とかしてくれるかも・・・

 不具合の様子を聴取した仙人は、不調の原因が油切れではないかと推測。
 そう言えば、機械の上の部分は時々油をさしていましたが、下糸部分は手入れを
 したことがありません。さっそくネットで取り扱い説明書を検索し、下糸部分に油を
 さすと、あら不思議!音も静かで動きもスムーズになって、まるで新品のよう。
 (新品時代のことは、もう忘れましたが)  さすが仙人!これでまた、気持ちよく
 使うことができます。

 思い起こせばOL時代、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した高額ミシン
 でした。しかし、故障知らずの働き者で、今までどれだけ役に立ってくれたか
 しれません。数年で使い物にならなくなる近頃の家電品とは、全然違います。
 企業の志が高く、技術者が、ひたむきに良い物を作ることに打ち込めた時代の、
 貴重なすばらしい遺産です。

 今日の定休日も、よく晴れました。少々疲れ気味だったので少し朝寝坊をして、
 ゆっくり一日をスタート。花の病葉をむしったり枯れ枝を切ったりしながら、
 やる気のスイッチが入るのを待ちます。

 切ったバラの枝を挿し木しました。品種別に鉢を分ければいいのですが、面倒
 なので大鉢にまとめ挿し。「いずれ花が咲いたら品種はわかるし」と、ずぼらさ
 丸出しのA子です。
  
 エンジンがかかってからの作業はフル回転。まずは水仙の球根を全て掘り上げ、
 日陰で少し表面を乾かします。その後、ひげ根を一個ずつ切って、ざるに並べて
 屋根の下に吊るし、植えつけの秋まで保管します。数が多いので、かなり時間の
 かかる大仕事です。掘り上げて空いたスペースには石灰と堆肥をすきこんで、
 次の植栽の準備。

 気温が上がって、草との戦いも熾烈さを増してきました。スコップで土を掘り起こ
 して根をしっかり排除しないと、たちまち草だらけになってしまいます。なかなか
 はかどりませんが、何も考えずにひたすら手を動かす草取りは、嫌いではありま
 せん。仕事の成果がはっきりと目に見えるので、達成感がありますよね。
 
 抜いた草を集めて、門や玄関周りなど、敷地内を掃除して、片づけがすっかり
 終わったら、もう6時半。これで今日の休日(?)は終了です。  
 
 5月8日に新芽を発見して喜んだマダム・アルディの全貌は、現在こんな感じ。
 60センチほどに剪定した旧枝から伸びた新枝は、もう屋根の軒まで届いています。
 深い鉢に植えてあることを差し引いても、立派な成長振りです。
 来春にはツルバラとして誘引できるのではないかと、今から楽しみにしています。
 フェンス沿いでは、クレマチスの「プリンセス・ダイアナ」が、可愛らしいピンクの
 花を咲かせています。
  
   
   
     2019年6月13日(木)晴れ 日中の益子の気温26度

 梅酒の好きな母のために、今年も梅酒を漬けました。
 うちでは梅酒を飲み始めるのは漬けてから三年後なので、現在93歳の母が
 元気でこの梅酒を飲めたらいいなあと願いつつ。
 三年前の梅酒から取り出した梅を、シロップ煮にしました。皮が破れないように
 煮るのが難しいのですが、今回はうまくできました。これを梅酒寒やゼリーに
 してもおいしい。

 1月に仕込んだ味噌の天地返し。上下を入れ替えるのは醗酵を均一にする
 ために欠かせない手入れです。幸いカビも出ておらず、醗酵は順調に進んで
 いるようでひと安心。

 好天に恵まれた今日の定休日は、仕事がてんこ盛りでした。洗濯機をフル回転
 して寝具などを大洗濯。ついでに部屋も隅々までしっかり掃除します。普段の
 掃除をサボっているので、こういう時は一切の妥協は許されません。

 庭仕事も、季節的に今しなければならないことが、めじろ押しです。
 まずは咲き終わったツルバラ、ローブリッターの花ガラ切り。高いところまで
 伸びているので、はしごを踏み外さないよう、慎重に作業。
 次はムスカリの球根の堀上げです。庭のあちこちに植えてあるのを掘り出して、
 大きいものだけを選別。時期が遅れると、親球根の周りにできた子球がぽろぽろ
 外れて収拾がつかなくなるので、6月に入ったら早めに掘りあげるのがポイント
 ですが、既に遅かったようで、あきれるほどたくさんの子球が。今まではこれらも
 養生させて大きくしてきましたが、もはや植えるスペースがないのでいさぎよく
 捨てました。
 空いた鉢やプランターの土を日に干して乾かし、ふるいにかけて、細かい土や
 ゴミをより分け、リサイクルの準備。これはかなり腰にこたえる重労働です。
 頑張った甲斐あって、夕方にはなんとか今日の予定は消化できました。
 
 大変と言えば大変ですが、庭仕事は喜びの宝庫です。ウトロから移植して、
 根付かないのではないかと心配した、オールドローズのマダム・アルディが
 こんなに美しく咲いてくれたり、だめ元で挿し木をして、その後すっかり忘れて
 いた花が、いつの間にか立派に育っていたり、こぼれ種が思いがけない所に
 芽を出していたり・・・

 植物も生きもの。その命をはぐくむことは、自分の心をはぐくむことなんだと、
 日々楽しく実感しています。
   
   
     2019年5月31日(金)曇り 日中の益子の気温24度

 今年のバラは、とても綺麗に咲きました。どれもずいぶん長く咲いていて、
 株が疲れるのではないかと心配。そろそろ切ってやろうと思っています。

 枝を整理したツルバラ、ファンタンラトゥールも見事に咲きましたよ。
 新しい立派なシュートには、根元から枝先まで整然と、びっしり立派な花が
 咲いて、まるで本に紹介されているお手本のようでした。
 今回の剪定で、ツルバラの剪定というものが少しわかったような気がします。
 花仕事も一生勉強ですね。

 そして、暗赤色系のバラは花を直射日光に当てない方がいいと知り、開花
 したマリコーンの鉢は明るい日陰に移動しました。すると、花色が深くて形も
 崩れず、今までに見たことがない美しさ!「たいして綺麗じゃないバラだなあ」
 なんて思っていたのですが、とんでもない!私の育て方が悪かっただけで、
 実際は綺麗で丈夫で花もちもいい、すばらしいバラだったのでした。ちなみに
 ちらりと写り込んでいるピンクのバラは、一昨年、切花を挿し木したものですが、
 一枝に一輪しか咲かなかったせいか、直径が17cmもの巨大輪に!

 大好きな真宙(まそら)も、たくさんの重たげな花をびっしり咲かせました。
 毎日がバラのおかげで幸せです!

 もうひとつの幸せの源、孫ちんズのための服もしっかり作りました。息子宅に
 送ってやったら、さっそく 「ばーちゃん、ありがとう!」と、かわいい電話が。
 息子のところの孫たちは小さいので、まだこういうフリフリを喜びますが、
 娘のところの孫たちは大きくなって、この手の服は着なくなりました。そうなると
 もうTシャツアレンジでは対処できず、どうしようか、頭の痛いところです。
 
 
 
     2019年5月13日(月)晴れ 日中の益子の気温19度
  
 地植えのバラが2本、生育不良で枯れてしまいました。この土のままでバラを
 植えるのは無理なようです。とりあえず今シーズンのバラは鉢植えのまま、
 プランターガーデンとして楽しむことにしました。

 ローズマリー、クレマチス、シャクヤクや菊、小さな草花などは、地植えで問題
 なく育っています。ツルバラの足元では、昨年植えた赤 ピンクのダイアン
 サスやタイム、北海道の友人からたくさんの苗をもらって来て植えた、青紫の
 キャットミントが旺盛に咲いています。ヘメロカリスも咲き出しました。
 
 クレマチスはウトロで咲いていたのを挿し木したものですが、肥料をしっかり
 与えたら、今年はきれいに咲いてくれました。

 パンジーの勢いが衰えてきたので、塀際の一列を抜いて、株分けした菊を
 植えつけました。花を切らさないためには、思い切った植え替えが大事です。

 バラの中では最も早く開花する 「ブライダルピンク」 これもウトロのを挿し木
 して持ってきたもので、私がバラを育てるきっかけになった、思い出の花です。

 鉢植えのバラたちのつぼみがほころんで来て、毎日目が離せません。
 朝に夕に、時間を惜しんで眺めては、枝や葉の手入れにいそしんでいます。
 
 
 
     2019年5月8日(水)晴れ 日中の益子の気温22度

 一昨日までの陶器市も終わり、昨日今日の益子は極めて静かです。  

 今回の陶器市にも、たくさんのお客さまが来て下さいました。「知床窯を
 はしごする」は、陶器市ファンの間にかなり浸透して来ているようで、
 「息子さんのテントに寄って来たよ」 「お父さんのお店に行ってみるね」と
 声をかけてくださる方がずいぶん増えました。「あれ?このやきもの、
 さっき見たなあ」と、やきもので知床窯を判別するお客さまも多いようです。

 落ち着いた、ちょっとおしゃれな器が欲しい方は、ぜひ知床窯へ!
 

 今朝は、出勤前にゆっくりと花を眺めました。バラのつぼみも順調にふく
 らんでいます。しかし、よく見ると、茶色に変色した葉があちこちに。
 ハモグリバエに産卵されたようで、薄皮一枚下で幼虫がぬくぬくと
 育っていました。昨年もツルバラのファンタンラトゥールに産卵されて
 かなりの葉が痛んでしまったので、どう対処しようか思案中です。

 この1月に思い切り枝数を減らしたファンタンラトゥールは、全ての枝に
 びっしりとつぼみを付けています。昨年、しっかりした新しいシュートが
 4本も出ましたが、今年も2本出ていて、コンディションは絶好調!

 そして、A子を狂喜させたのが、3枚目の写真、オールドローズのマダム・
 アルディです。昨秋、ウトロから移植した白バラですが、株元から芽が
 出てきました。
 古い大株を掘り出したために太い根が全てちぎれて、ほとんど挿し木
 状態で、春になっても、株元どころか枝にも全く芽吹く気配がなくて
 あきらめかけていただけに、喜びはひとしおです。

 嬉しくて、夫と息子を呼んで見せてあげたのに、ふたりは「ふ~ん」と、
 全然つれない反応。こんなすばらしいことに、なんで感動しないで
 いられるかなあ。特に息子の圭一君! 君が痛めたバラが復活したん
 だから、これはもっと喜ぶべきでしょう!
 
   
   
      2019年4月17日(水)曇り 日中の益子の気温18度


 花壇が狭いので、咲き終わった球根をそのまま植えておくスペースは
 ありません。葉が枯れたら掘り上げて保存するのですが、いざ植える
 時には種類がわからなくなってしまいます。同じ花の球根だけをまと
 めて植えたつもりが、いつもこんなふうに、混じって咲いてしまうんです
 よねえ。
 そこで今年は考えました。花が咲いているうちに、名札を付けておけば
 いいのでは?ラミネートした名札に紐を通して区分けをしました。
 くねくねと紐が張り巡らされて、まるで分譲地のような状態です。
 
 あとは、掘り上げた球根が交じり合わないように気をつけて保存すると
 いう、最も苦手な作業をどうクリアするか、それが問題です。


 種からあまりにもたくさん育ってしまったパンジーですが、とにかく庭に
 植え込んで、それなりに手をかけてやった甲斐はありました。
 やっと暖かくなったので株も急に大きくなり、次々に咲いてくれます。
 ただ、冬の間、寒風にさらされていた他のおうちのパンジーたちは、
 私の同情をよそに、たくましく大きく咲いています。やはり11月には
 定植してしまった方が、根の張り方が早いようです。地上部は痛んでも
 根がしっかり張っていれば、問題ないのでしょう。
 今年は「おかあさ~ん、さむいよ~」と言うパンジーの声は聞かない事に
 して、年内に定植できるように種まきをしようと思っています。
 (おいおい、あんなに大変だったのに、また蒔くの?という心の声が・・・)
   
   
   2019年4月5日(金)晴れ

 今日はとても嬉しいことがありました。店に入ってきたお客さまが、うちのやきものを見て、やおらスマホを取り出し
 「この写真に写っているやきものは、この店の商品じゃありませんか?」  まさしくうちの三島手の器でした。
 「10年ほど前に益子で買ってから、ずっと大事に使ってきました。忙しくてしばらく来ないでいるうちに、どこの店で買ったか
 忘れてしまいましたが、どうしても欲しくて、片っ端からお店をのぞいて来たんです。やっと見つけられてよかった!」
 
 作り手、売り手ともども、冥利に尽きる瞬間です。野木町のUさま、ありがとうございました。
 
     2019年4月4日(木)晴れ 日中の益子の気温17度
 
 今日は気温が上がり、咲き渋っていた桜が一気に開花しました。花を見に出か
 けたいところですが、今日の私には「物置を片付ける」という壮大な計画が!

 園芸用品を入れて置くのに便利な場所にある物置には、得体の知れない物体が
 色々詰め込まれていました。何が入っているかは、入れた夫も忘れているに違い
 ありません。交渉の結果、殆どのものは処分、あるいは他の物置に移動させて
 いいことになりました。空いたスペースをきれいに掃除してから、土や肥料などを
 収めて、こんなにすっきりしました。また張り切ってガーデニングに励みます。

 アジサイの鉢植え。真冬は凍らないように屋内で保管し、春先からは、日中は
 外で日に当て、夜は取り込むという献身ぶり。過保護だとは思いますが、益子
 ではこうしないと花が咲かないアジサイが多いのです。(種類によっては大丈夫
 なものもあります) ウトロでは、積もった雪が冬の寒さや乾燥から守ってくれた
 のですが、益子では厳しい寒さと風にさらされて花芽が痛んでしまい、全く咲き
 ませんでした。好きな花なので何とか咲かせたくて、鉢植えにして凍らないように
 越冬させたところ、昨年は無事に咲いてくれました。そこで今年も手間ひま
 かけて、鉢で育てていたわけです。

 さすがにもう凍ることはないだろうと、数日前から、薄日の当たる所に出しっ放し
 にしておいたのですが・・なんと!山アジサイにつぼみが!いくらなんでも
 早すぎるっしょ!(思わず北海道弁が) このまま咲いて、花が今の気温に耐え
 られるかどうか・・咲いても咲かなくても、花好きの悩みは尽きることがありません。
   
     2019年4月1日曇り 日中の益子の気温12度

 新元号が発表され、巷はにぎわっているようですね。益子は静かな
 一日でした。

 連日肌寒くて、桜もゆっくりゆっくり咲き進んでいます。バラも他の花たちも
 目に付く変化はなくて、寂しいA子。
 最近の楽しみは、冬に剪定したバラの枝の挿し木です。休眠枝挿しはしたことが
 なかったのですが、この冬、大胆に切り落としたファンタンラトゥールの枝が
 あまりに立派だったので、つい・・どうせ失敗すると思ったので、小さな鉢に
 10本も挿してしまいました。
 案に相違して、今のところ順調に葉が成長しているので、超過密状態です。
 しっかり根が伸びて鉢穴から飛び出してきたら植え替えられるのですが、
 一向に根が見えてきません。調べてみたら、休眠枝が十分に発根するのには
 4ヶ月はかかるそう!葉が伸びているので適度に日にも当てなければならず、
 水分調整も冬よりずっと難しくなりました。1月中旬に挿したのであと1ヶ月半。
 その間には陶器市もあり、そうそう気をつけて見てはやれないなあ、と、半分
 あきらめモードでしたが・・ 

 昨日、庭の草取りをしていて、サザンカの根元にこんな枝を発見!全然覚えが
 ありませんが、私はここにもバラの枝を挿しておいたようで、冬の寒さに枯れも
 せず、葉を伸ばしています。
 ウトロに帰ったときに、さやかちゃんに「お母さんが挿し木して帰ったアジサイ、
 また増えていますよ」と、よく言われて驚きますが、こういうことかと納得!
 なんとか根付いてくれますように! 後日談:この枝は結局枯れました。
   
     2019年3月22日(金)晴れ 日中の益子の気温21度

 昨日の店の定休日を振り替えて、今日はお休み。日中は初夏のような陽気
 でしたが、夕方から北風が吹いて、急に気温が下がりました。
 
 玄関にある小ぶりの障子。昨年の張替えの際、丈夫だといううたい文句に
 つられて、プラスチックの障子紙を両面テープで貼りました。ところが、すぐに
 あちこち剥がれてしまったのです。プラスチックが悪いのかテープが悪いのか
 わかりませんが、陽射しには極端に弱いようで、他の部屋のも剥がれています。
 
 見ない振りをしていても気になるので、正しい障子紙に張り替えました。
 サッシ窓も外して洗い、ついでに下駄箱も動かして、裏側もきれいに。
 見えるところも見えない所もきれいになると、気分がすっきりしますね。
 

 庭仕事にはきりがありませんが、今日はまとまったことをする気にならなかった
 ので、花を眺めながら、思いついたことを気ままにして過ごしました。
 花ガラを摘んだり、バラの芽を整理したり、外の作業スペースを掃除したり。

 玄関前の花壇では、ウトロから持ってきた水仙やムスカリが満開です。
 花壇の縁からあふれるように咲いているオーブリエチアも、ウトロから移植した
 もの。夏越しが難しいといわれる花ですが、益子の猛暑を乗り越えて、
 きれいに咲いています。

 庭の土が良くないので、バーク堆肥と牛糞醗酵堆肥を撒きました。本当は土を
 入れ替えないと根本的な解決にはならないのでしょうが、微生物が土を改良して
 くれることを期待して。

 明日からまた気温が下がるようで、益子では明け方の気温が零下になる日も
 あるという予報です。いつもながら、春はすんなりとは来てくれませんね。

 
 
 
   
   
   
 2019年3月14日(木)晴れ 日中の益子の気温 11度

 今日の定休日は好天に恵まれたので、生垣のサザンカを剪定しました。

 今までは毎年11月に北海道の友人S浦夫妻が遊びに来て、きれいに
 剪定してくれたのですが、昨年は来れなかったので、かなり伸びています。
 枝が道路側に伸びるのも危ないし、内側の庭の日当たりが悪くなるのも
 気になります。

 夫が道路側の枝を刈り、私は庭側に伸びた枝や枯れ枝を整理します。
 (夫は植えてあるものに頓着しないので、庭側は任せられないのです)
 落ちた枝を拾い集めつつ雑草も抜いて・・ホウキでサザンカの花ガラも叩き
 落として掃き集め、道路掃除が完了。気がかりだった大仕事がひとつ片付いて
 ほっとしました。

 大量の剪定枝を大きな土のう袋に詰め込み、先週刈ったススキや、1月に
 抜いてあったサザンカの根っこなどを軽トラに積み込んで、隣町のゴミ処分
 場まで運びます。「なんでわざわざついて来るの?」と言われつつ、行った事が
 なくて興味津々の私も一緒に、往復で30分ほどのドライブを楽しみました。
 と言っても、軽トラの座席は狭いしお尻は痛いしで、全然快適ではありません
 でしたが。

 真夏の直射日光が当たる場所に植えていたせいか、クリスマスローズが
 すっかり弱ってしまいました。そこで植え替え適期の昨秋、半日陰の庭に
 移植したところ、元気を取り戻しました。

 移植の際に四つに株分けしたのですが、三株は立派に開花しました。咲かな
 かった一株も順調に育っていますから、来年は咲くでしょう。大きなナンテンの
 根元近くなので、いくらかは霜も防げたかもしれませんし、植える場所には
 腐葉土と堆肥もすき込みました。うちの庭は全て、栄養分のない堅い地面
 なので、冬を迎える頃に、また有機質をしっかり入れてやろうと思っています。
 植物は、人が手をかけた分、ストレートに応えてくれるのが嬉しいですね。

 玄関前の日当たりがいい花壇では、背の低い水仙が満開で、大きな水仙の
 つぼみもふくらんでいます。益子のあちこちでハクモクレンが咲き始めました。
 開花時期は例年並みです。

 今冬の寒さは、それほど厳しくはなかったのですが、こに来て夜が冷え込んで
 いる益子。バラの芽吹きも例年並みになりそうです。
   
   
     2019年3月7日(木) 小雨
  
 せっかくの定休日だというのに、益子は朝から雨模様。庭仕事ができない
 なんて、何のためのお休みかわかりません。大きなホームセンターまで
 出かけて花の苗でも眺めようかと思いましたが、これ以上花を植えることは
 ほぼ不可能だし、出費は控えたいし・・

 そんな時に、こんな嬉しい贈り物が届きました!友人(のご主人?)から、
 バラの苗が送られて来たのです。さっそく箱を開けると、この上なく大事に
 包まれた苗が入っていました。しかも植え替えまで済んでいるとのこと。
 慎重に包みをほどいて、同梱してくれた稲藁でマルチもしました。我が家の
 バラたちと仲良く育って欲しいものです。Sえちゃんご夫妻、本当にありがとう!


 家の北側で旺盛に育っているタカノハススキ。条件がいいのか、背丈も茎の
 太さも尋常ではないほど、ごつく茂っています。

 例年なら秋に刈ってしまうのですが、窓への風当たりが弱くなるかもと思い、
 また、隣が空き地なのをいいことに、冬中刈らずに置きました。この大量の
 枯れ草をマルチに利用できないかと調べたら、分解は遅いけれど、利用は
 できるようです。私は鎌で刈るつもりでしたが、夫に相談したら、茎が太くて
 とても手でなんか太刀打ちできないと言われました。
 
 そして、夫のアイデアでこんな秘密兵器が登場。生垣を刈る道具です。
 根本からどんどん切り倒して縛り、それをこのカッターで短く刻んでくれました。
 私はただ押さえているだけで、簡単にマルチ資材が出来上がり。
 うどん粉病の予防に効果があるとも聞く稲藁と混ぜて、鉢や庭土をマルチして
 みようと思っています。いつもながら、夫のアイデアと実行力には脱帽です。

 (近々、夫に頼んで、庭に格安のバラ用アーチもどきを作ってもらおうと
 画策中なので、せいぜい持ち上げておかないと。あんたは偉い!ヨイショ!
 
   
   
      2019年3月2日(土)晴れ 日中の益子の気温12度

 2月9日からの「益子雛めぐり」も明日まで。今日は仮装大会が開催され、
 思い思いの扮装を凝らした人たちが、通りに出没しました。
 こんな楽しい三人組も!全員男性ですが、官女に扮したメイクが怖いくらい
 お似合いです。紅の豚(?)も動作が面白く、また、カメラをすっぽり頭に
 かぶった、文字通りの「カメラマン」は、そのアイデアと凝ったカメラの作りが
 秀逸でした。子どもたちと記念撮影をしたり、手を振ったり、通りは和気あい
 あいとした雰囲気に包まれていました。
 
 あるものを食べきる食生活を心がけているA子。 ジャガイモをおいしく食べる
 ために、いつものコロッケを作りました。ゆでた大量の芋を見た仙人は、
 「こんなに?」とひいていましたが、冷凍しておけば活躍します。残ったコロッケ
 種はフライパンにびしびし押し付けて、上にチーズを乗せて焼くと美味。

 ゆでてつぶしたジャガイモにでんぷんを混ぜてこねた、北海道の郷土料理、
 いもだんご。未だに義母のように上手くは作れませんが、フライパンで焼いて
 ちょっぴり(高価なので)バターを垂らすと、懐かしい知床の味がしました。

 仙人の好きなココナツクッキー。口に広がるココナツの香りが最高!

 そして冷凍ホッケのさつま揚げ。同じように種を形作って、いったん蒸してから
 油で揚げたものと、いつものように、即、油で揚げたもの。さほどの違いはなく
 直接揚げた方が簡単でいいと思いました。

 わずかな時間しか取れませんが、手作りはストレス解消にもってこいです。
   
 
 
     2019年2月21日(木)晴れ 日中の益子の気温13度

  もりもりに育って、ビニールポットから花があふれてしまっているパンジー。
 ポット内で根がびっしり回っていて、このままでは枯れてしまうので、
 なんとか植えてしまわなければなりません。しかし、その数100株以上!
 まず、店前を飾る鉢植えを三つ作りましたが、パンジーは10株しか使えず、
 焼け石に水。
 
 苦肉の策として、庭のフェンス沿いに植えることにしました。ここは先日
 サザンカの根を抜き取った場所です。今後の植栽プランを考え中でしたが、
 背に腹は代えられません。土壌改良のためにバーク堆肥をすき込み、肥料と
 カキガラ石灰も混ぜ込んで、せっせとパンジーを植えつけました。こんな、
 いわゆる花壇らしい花壇は造ったことがありませんから、違和感がありあり
 ですが。
 このフェンスの外側の道路沿いには、発芽したけれどポットに鉢上げしな
 かった小さなパンジー苗を植えてありました。寒さにさらされて大きくなって
 いないので全部抜いて、きれいに咲いている株を植えたら、景色が一気に
 明るく、春らしくなりました。

 さらに、いずれ寄せ植えに使う予定の株を、とりあえずポットから外して
 プランターに植えて、残りは40ポットほど。これも庭の一部になんとか
 植えてしまうつもりです。

 これで全て目途が立ったはずでしたが、玄関内には、また新たな苗が!
 抜き取った小さなパンジーたちを、ポットに植えちゃったんですよねえ。
 外の寒さに耐えてここまで頑張ったものを、捨てるわけにはいきませんもの。
 この株の行き先は?ま、何とかなるでしょう。

 自家採取したパンジー種を育てることは、とても楽しかったです。どんな花が
 咲くかわからないというワクワク感は、買った種では味わえません。
 ただ、出現する形質に偏りがあり、親と全く同じ花は咲きませんでした。
 欲しい花が決まっているのなら、市販されている種を蒔くか、株を購入した方が
 間違いありませんね。
 何より、自家採取だとあれもこれもと蒔いてしまい、植える場所もないのに
 膨大な数の苗を抱えてしまうことになりかねません。というか、絶対なると
 思いますよ。そう、この私のように。
 それでも来年もまた、種から育ててみたいと思っているA子であります。
 
   
   
     2019年1月30日(水)晴れ 日中の益子の気温9度

 寒さは一番厳しい時期ですが、確実に日が長くなり、陽射しが
 強くなっています。春まで、もう少しの辛抱ですね。

 我が家の節約術。自家製ベッタラ漬けを食べきったので、
 残った「とこ」で薄切り大根の一夜漬け。麹の甘みがしっかり
 残っていて、美味しいです。
 食べ終えた豆苗(とうみょう)とセリの根を水耕栽培。二回目まで
 はよく育ちますが三回目はダメだったので、今回はしっかり
 肥料をやって、三回目に挑戦中です。
  後日談: やはり成長が芳しくありません。うちでは2回が限度。
   
 2019年1月25日(金)晴れ 日中の益子の気温7度

 昨日のお休みは、朝から夕方までかかって味噌を仕込みました。
 出来上がり量は50キロあまり。大きな寸胴鍋と、この電動のミンサーが
 なければ、とても作れる量ではありません。
 
 樽に詰めたら布でしっかり覆い、塩を振ってから押し蓋と軽い重石を
 置きますが、最後に練りからしをラップに包んで乗せておきます。
 こうするようにしてからカビが出なくなったので、効果はあると思います。

 北海道清里産の大豆を使った贅沢な味噌。腰や背中が悲鳴を上げて
 いますが、大仕事を終えてほっとしました。


 味噌作りの後、片付けもそこそこに庭へ。家事は暗くなってからでもでき
 ますが、外仕事はそうはいきませんからね。
 誘引したツルバラの気になる所を結び直してみたり、パンジーの苗を
 触ったりと、つかの間の癒しのひと時。

 種から育てたパンジーは一株ずつが違った顔をしています。これは黄色の
 グループですが、ブロッチ(中心の模様)や花びらの形、色の混ざり具合が、
 全部違うんですよ。紫系、茶系、クリーム系なども、形や色合いがさまざまで、
 本格的に咲き揃ったら楽しいだろうなと思います。(植える場所の確保は
 できていませんが、それはさておき)
 
 いつも通る大きな道路沿いに、壁にツルバラを這わせている事務所(?)が
 あります。毎年きれいに剪定、誘引されていて、A子も勝手に参考にさせて
 もらったりしていたのですが、ここ二年ほど全く手入れされていませんでした。
 もしやご病気か、あるいは、はかなくなられたのか、などと寂しく思っていたら、
 数日前、きれいに誘引されていました。育てている方を知っているわけでは
 ありませんが、また花を楽しめる状況になられたのかなと、他人事ながら
 喜んでいます。
 
 うちの店前の花も、通る方が愛でてくださるので、育てる張り合いがあります。
 自分が楽しめて人にも喜んでもらえる。こんなにすばらしい趣味は、そうそう
 ないのではないでしょうか?
 
   
   
      2019年1月20日(日)晴れ 日中の益子の気温9度

 仙人が、またまたやってくれました!

 昨冬、日当たりを確保するために、庭をぐるりと囲っていたサザンカを
 伐採したのですが、切り株は残ったままでした。(門をはさんで反対側の
 庭のサザンカは健在です)  花を植えるのにも邪魔ですし、木が朽ちて
 くるとシロアリが発生する懸念もあります。三株ほどは夫が手作業で抜き
 ましたが、重労働に懲りたらしく、その後は放置されたまま。

 再三のA子の催促に重い腰を上げた夫は、こんな機械を用意していました。
 チェーンブロックと呼ばれるもので、滑車で重いものを持ち上げたり、引き
 抜いたりするもの。単管パイプを利用して作った三脚に滑車をぶら下げ、
 根の下に通したロープを滑車にかけて、あとはわずかな力でレバーを
 動かすだけ。切り株が、ゆっくりと地面から引き抜かれていきます。

 こんなに根が張っていたんですね。そりゃあ人力で抜くのは大変だった
 でしょう。やっと夫の苦労を理解した愚妻であります。


 息子が昨秋の陶器市に来るときに、ウトロの庭から掘り上げて持ってきて
 くれたオールドローズ「マダムアルディ」  仮植え状態だったものを
 大鉢に植えました。枝は不織布で囲い、鉢の周りにはダンボールを巻き
 つけて、更にいくらかでも断熱効果があるだろうと、不要になった緩衝材の
 ミラーマットを、鉢の上部に突っ込んであります。
 
 購入したときにはバラには全く無知で、シュラブローズだというので
 植えて置けばいいやと思っていましたが、このバラはツルバラとして仕立てる
 ものだそうです。そうなると植えられる場所は限られますし、耐寒性は
 強いのですが、耐暑性はわかりません。

 そういうわけで今年は地植えにはせず、鉢で育てることにしたわけですが・・
 
 掘り上げたときに根はズタズタに短く切られていますから、うまく復活して
 くれるかどうか・・香りが優雅で姿も美しい、私の大好きな白バラです。
 なんとか育ってくれますように。
 
   
   
     2019年1月13日(日)晴れ 日中の益子の気温10度


 三日前の定休日には、家のフェンスの外、道路沿いに植えてあるツルバラ
 ファンタンラトゥールの誘引と剪定をしました。このバラは花付きがよく、
 毎年フェンス一面に豪華に咲いてくれます。

 しかし、A子は最近、ツルバラの本来の美しさは、花だけではなく
 むしろ、その樹形にあるのではないかと思うようになりました。
 枝の伸びやかな曲線、風に揺れる枝先といった、ツルバラらしい風情を
 楽しみたくなったのです。そこで今年は、思い切って枝数を減らすことに。

 幸いなことに、昨年の夏は立派なシュートが4本も出ました。(一枚目の画像・
 で囲んだ部分から出ています)  特に株元から出た2本のベーサル
 シュートは、今後、主枝として頑張ってくれそうです。
 たくさんの芽を付けている古枝を切るのは辛いものですが、すっきりと
 した姿にするため、と、心を鬼にして、ばっさり!道路側からだけでなく、
 家からもきれいに見えるように、枝を家側にも曲げて誘引してあります。

 今年の春はいつもほどたくさんの花は望めませんが、心に描いた風景を
 作り出してくれるかもと、楽しみにしています。

 
 種から育てているパンジー。10月末に発芽してから3回目の植え替えで、
 現在は10cmポットに定住しています。しっかりと根が張って、素人が種から
 育てたとは思えない立派な発育ぶり。色々な色のつぼみが上がってきて
 いますが、青紫と黄色の二色咲きのものは、早くから開花しています。
 優勢な色、ということなのかもしれませんね。
 
 上に渡してある物干し竿は、夜、防寒用の不織布を掛けるためのもの。
 毎晩零下5度から7度ぐらいまで下がることが多くて、防寒してやっても
 苗の土は凍りますが、それでもけなげに育っています。
  
   
   
      2019年1月2日(水)晴れ 日中の益子の気温10度

 皆さま、明けましておめでとうございます。昨年もたくさんの
 お客さまにお買い上げ頂き、ありがとうございました。
 おかげさまで私たちは元気です!今年もどうぞよろしくお願いします。
 
 今年の正月も益子は快晴に恵まれました。夜は零下まで下がるけれど
 日中は陽射しが降り注いで気持ちのいい我が家の縁側は、花たちに
 占領されています。孫が小学校に上がって以来、息子一家は益子に
 来れないので、孫に会えないうっぷんを花で晴らしている感じ。

 今年特筆すべきは、マーガレットの開花です。この見事な花をご覧あれ!

 外では益子の厳しい冬を越せないマーガレット。なんとか越冬させて春に
 なったら挿し木で新しい株を育てようと思いました。地植えの三株を
 ひとつの鉢にギュウギュウ詰めで鉢上げ。春になったら植え替えるからと
 土も使い古しでした。
 
 寒くなるまで外で日に当てて置き、霜が降りる頃、縁側に取り込みました。
 すると、間もなくつぼみらしきものが。マーガレッの苗は春に出回ります
 から、冬に咲くはずがないと思っていた私。
 このまま咲かせたら株が消耗すると思い、何度も摘蕾しようとしたの
 ですが・・・
 頑張っているつぼみのけなげさに打たれて、夜は暖かい台所に運びこみ
 朝には縁側に出して日に当ててと、涙ぐましい献身の甲斐あって、
 こんなにきれいに咲きました。
 今日、店に飾ると皆さんにほめられて、ご満悦のA子です。

 後日談: 暖かい地方では、マーガレットは冬から咲くそうですね。
        心配する必要はなかったようです。やれやれ・・
 
 まだ葉がたくさん残っているバラ。今まで日の当たる屋根の下に置いて
 いたせいでしょうか。いくらなんでも、もう休眠させたいので、強制的に
 寒さに当てることに。それでも根が凍るのが心配で、つい囲いをして
 しまい、ついでに夜は霜よけのシートまで掛けてしまうという、
 支離滅裂な過保護状態です。
 
   
   
      2018年12月14日(金)薄曇り 日中の益子の気温7度


 最低気温が零下になる日が珍しくなくなりました。昨日は、家の板の間に
 カーペットを敷き詰めるという、この時期恒例の作業をすることに。 

 まず私が床をきれいに水拭きして、夫が並べて行きます。床の形に合わせて
 並べなければならないので、裏には全て通し番号が振ってあります。
 ダイニングキッチンと廊下の床全面にカーペットを敷き詰め、窓には断熱
 板を貼り付けて、益子の寒い冬を迎える準備は、ほぼ完了。

 私は板張りの床を水拭きするのが好きです。拭き上げた床を裸足で歩く
 気持ちよさは、他にちょっとない感覚ではないでしょうか。その楽しみも
 しばらくお預けです。春よ来い、早く来い!

 
 今年はサザンカが見事に咲いた年でした。町なか全てのサザンカが、
 かつてないほどたくさんの花を付けて、重そうに咲いていましたよ。
 うちの生垣のサザンかもごらんの通りでしたが、現在は霜に当たって
 ずいぶん痛んでしまい、残念です。

 友人が持ってきてくれた大輪のパンジーを鉢植えにしました。夫の話に
 よると、うちで種から育ってしまっている大量のパンジー苗を見た友人は、
 「こんなにたくさんの苗、どうすんの?」とあきれていたそうです。
 それを言わないで、Yちゃん!どうするか一番悩んでいるのは私なのよお!

 植えつけた際に摘み取った花を、知床窯の器に。手前においてあるのは
 葉脈だけになった木の葉。レースのような透かしがとてもきれいです。  
   
 
     2018年11月12日(月)曇り 日中の益子の気温18度

 5日で陶器市が終わり、8日の定休日はゆっくりと庭仕事に励みました。
 
 玄関前の花壇は夏の花がまだ元気でしたが、時期的に水仙やムスカリの 
 球根を植えなければなりません。マリーゴールドは抜き取り、明るい緑が 
 鮮やかなシスタスミッキーは、なんとか冬越しをさせたくて鉢上げしました。
 一日いっぱい日が当たるのはこの花壇だけ。夏には暑すぎますが、
 春の花を咲かせるには貴重なスペースです。 
 東側の庭のクリスマスローズやシャクヤクの植え替え、株分けも終わらせ
 ました。

 バラは夏にほとんどの葉を黒星病で落としてしまいましたが、かなり
 回復して立派な花を咲かせています。秋バラは形も色も独特の風情があり
 一輪が長く咲いてくれるので、咲き進む変化もゆっくり楽しめます。

 菊もいつも間にか種類が増えました。今年の主役はこのピンク。お客さまが
 昨年持って来て下さった1株を植え広げたのが、こんなにきれいに咲いて
 います。スプレー咲きですが、中心の花は直径が10センチ以上もあります。

 道路脇の狭いスペースでも菊が満開ですが、通行のじゃまにならないように
 フェンスに押し付けられてかわいそう。足元には初夏からずっと咲いている
 アゲラタムが。そろそろ元気がなくなってきましたが、菊が終わるまでは
 頑張ってもらおうと思っています。  
 
 
   2018年10月25日(木)晴れ 日中の益子の気温22度

 ユーチューブって、私は今まで見たことがありませんでした。
 どうせ、おふざけ動画ばかりだろうと思っていたからです。

 ところが、それは大きな勘違いでした。植物の育て方を調べていて
 たまたま行き着いたのですが、そこではプロ、あるいは限りなくプロに近い
 人たちが、惜しげもなく、自分たちの技術や知識を伝えてくれているでは
 ありませんか。

 フキンを縫うのに、角をきれいな額縁で仕上げたいと思いましたが、
 額縁縫いなんて、その昔、母が掛け布団を縫う時に見たぐらいで
 私の中では、ほぼ絶滅危惧手法。
 しかし、ユーチューブで探すと、簡単にヒット!しかも縫い方だけでなく、
 角をきれいに出すにはピンセットでつまんで裏返すとか、厚紙を入れて
 きれいな直角に仕上げるとか、簡単だけどきれいに縫うコツがてんこ盛り!
 おかげで、こんなにきれいに縫うことができました。
 ありがとう、ユーチューブ!

 昨年、種から咲かせたパンジー。花から種を採って置き、九月末に
 二枚のピートバンに蒔きました。本葉が出揃ったので、ひと株ずつ
 ポットに植え替え。
 ところがほぼ全ての種から発芽したので大変です。1枚のピートバンの
 分だけで150株!もう一枚分ありますから、合わせたら300株!
 そんなに植えることは絶対に無理!
 泣く泣く、成長のいい株だけをポット上げして、残りは手当たり次第に
 庭に植えこみました。

 今回ポット上げした150株は、1ヵ月後にはひと回り大きなポットに植え
 替えなければなりません。こんなにたくさん、どうする?わたし・・・

 自家採取した種は、発芽率が悪いだろうと思ったんですよねえ・・・

 後日談: しかも最近の種はF1種が多く、こんなに手をかけても
       親株と同じ花が咲くとは限らないのだそうです。
       知らなかった・・

  
   
   
     2018年9月13日(木)曇り 日中の益子の気温27度

 

 益子の暑い夏を十回近く経験したA子は、夏の店前を花で飾ることを
 あきらめました。どうせきれいに咲かせられないのだから、いっそ緑だけに
 しようと思ったのです。
 
 一枚目の写真。背の高いグリーンはハーブの「レモンバーベナ」です。
 花も欲しいと思って足元にはマリーゴールドを植えたのですが、この夏は
 晴れた日が少なかったせいか全然咲かず、葉だけが旺盛に茂って
 います。  
 隣の背の低い二鉢はアゲラタム。深い緑色の葉を茂らせ、紫色の
 かわいい花を長期間咲かせる強健種です。

 二枚目は月桂樹。根元には二種類のタイムを植えてあります。いずれも
 ハーブですから病害虫にも強く、こんもり育ったタイムは触れるといい
 香りが楽しめます。

 三枚目は、昨年から育てている「ベロニカ・グレース」 春にも開花しまし
 たが、切り戻しておいたら、また咲き出しました。暑さに弱いというので
 夏越しが心配でしたが、直射があたらない場所に置いたら、いい状態を
 キープできました。
 冬の寒さには強いそうなので、花が終わったら、庭の半日陰の場所に
 たくさん挿し木しようと思っています。
 このベロニカは、寒くなると葉が銅葉になって、すてきなんですよ。
 

 朝晩はめっきり涼しくなってきました。葉を落としていた鉢バラたちも
 少しずつ勢いを取り戻して、葉を展開して来ました。今年は夏剪定をせず、
 花をぽちぽち咲かせて楽しんでいます。

 暑くて庭仕事をする元気も出ませんでしたが、ぼちぼち取り掛かろうと
 思っています。
 
   
   
   2018年9月8日(土)曇り 日中の益子の気温29度

 友人に作り方を教えてもらった果実酢。簡単でおいしいので愛飲しています。
 向かって左は桃、右はパイナップル+キウイフルーツの果実酢。

 作り方は、果物氷砂糖穀物酢を同量ずつ瓶に入れ、一日一回ゆすって
 冷蔵庫に入れておくだけです。今回は250グラムずつ使いました。
 五日経ったら果物を取り出し(果物はもちろん食べちゃいます)冷蔵庫で
 保存。この酢はトマトジュースや、スポーツドリンクを水で割ったものに
 大さじ一杯ずつ入れて飲んでいますが、果物の香りが口の中に広がって、
 とてもおいしくて飲みやすいんですよ。

 酢が身体にいいことはわかっていても、なかなか毎日摂取するのは難しい
 ですが、これなら毎日無理なく酢を飲めるので、お勧めです。

 出来上がった果実酢は、元の酢の瓶に入れておけば使いやすいのですが、
 瓶の口が狭いので、移す時にこぼしがち。
 そんなときに活躍するのが、知床窯の湯さましです。水切れが良くて、
 こんなにスイスイ移すことができますよ。

   注意点: ・ 酢は「穀物酢」を使います。
         ・ 瓶のフタは金属はダメです。
         ・ パイナップル酢を作る時は、パイナップルを250グラムと
          キウイフルーツを一個使います。
 
  2018年9月7日(金)

 今夜、ウトロ店の電気が復旧したと連絡がありました。
 復旧作業に当たっている方々に感謝します。ありがとうございました
 2018年9月6日(木)

 朝、北海道ウトロにいる息子から電話があって、未明の北海道の大地震を知りました。
 被害の大きさに驚いています。被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。

 子どもたちが暮らしている地域は地震の被害はありませんでした。ご心配頂いた方々にお礼を申し上げます。
 ただ、停電が続いており、電話もつながりにくい状態が続いています。一日も早く落ち着いて欲しいと願っています。
     2018年8月23日(木)晴れ 日中の益子の気温33度
 

 庭のあちこちにパンジーが芽を出しています。鉢からのこぼれ種が
 発芽したものですが、なにもこんな過酷な場所に根付かなくても・・

 根を痛めないよう、そっと掘り出して、数本まとめて鉢に定植しました。
 それにしても、どうやってこの夏の暑さを乗り切ったのでしょうね。
 つぼみが開きかけているものもありますが、細くて弱々しいので、
 今は花を咲かせないで、まずは株をしっかり育てようと思います。


 北海道に行く前に種をまいておいたバジルがほぼ全て発芽し、鉢と
 花壇は超過密状態。昨日、間引き収穫して美味しいパスタにしました。
 残ったバジルは洗って密封冷凍。この保存方法の方が、オイル漬けの
 ように黒ずむことがなくて、長く楽しめます。

 
 少しの間、過ごしやすい気温の日が続きましたが、また暑くなりましたね。
 台風続きで、大変な思いをしておられる方が大勢いらっしゃることでしょう。
 なんとか気候が安定して欲しいものです。
   
 
     2018年8月16日(木)うす曇り 日中の益子の気温32度
  
 今日は定休日。先週の月曜日にウトロから帰って来て、その木曜日は
 朝から必死に庭の草取りをしましたが、今日はあまりの蒸し暑さに外に
 出る気がしません。いい風が吹いているので、大物を洗濯して、あとは
 なんとなく家の中でぐだぐだしています。

 一年ぶりの北海道は、「昨日から猛烈に暑くなった」ということで、
 滞在期間中の前半は30度を越す日もありましたが、後半はぐっと涼しく
 というか肌寒いほどになり、極めて快適でした。

 ウトロの店の前は、お嫁ちゃんの手になる鉢植えが並んでいました。
 上手に手をかけているのが、ひと目でわかる咲き方です。
 短い間にここまで進化した彼女に脱帽!
 
 気になる庭も、草取りなどはお嫁ちゃんがしっかりやっていて、
 私はもっぱら剪定や誘引といった、プロっぽい部分を担当。
 
 店の正面だけでなく、横の花壇側も道路に面していて、たくさんの
 人の目に付きますから、手抜きはできません。
 真っ白なアジサイが山のようにたっぷりと咲き、カンパニュラ・ラクティフ
 ローラが満開でした。壁のラティスにからんだクレマチスは、天井に頭が
 つかえて行き場をなくしていたので、枝を全部ほぐして、さっぱりと
 きれいに切り戻しました。

 ハーブを植えている花壇ではイングリッシュラベンダーが満開。
 ラバンディン系の「スーパーセビリアンブルー」は間もなく咲きそうでした。
 手前の黄色、アルケミラモリスは花が終わりかけだったので、切り戻し。

 庭仕事の合間には、孫や友人たちとの付き合いもあり(?)なかなか
 仕事がはかどりません。今回も、若い友人Mりちゃんが手伝ってくれて
 なんとか最低限の手入れはできました。

 知床の美しい風景とおいしい食べ物を堪能し、かわいい孫たちや
 親しい友人と楽しい時間を過ごして、英気を養って帰ってまいりました。
 いや~、ふるさとって本当にいいですね!
   
   
     2018年7月12日(木)うす曇り 日中の益子の気温28度

 西日本の豪雨災害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。
 私も昔、大水害を体験しているので、心が痛みます。一日も早い復旧を
 願っています。

 私の実家のある青森県八戸市。南部地方と呼ばれるこの地域では
 「梅との自然交配種」と言われる(諸説あるようです)独特の杏、
 「八助梅」が 栽培されています。(杏なのに梅!)
 とにかく大きくて、直径が5~6センチになります。
 
 昔、岩手の農家だった叔母が送ってくれる大きな梅を、母は「わた梅」
 と呼び、赤シソで1個ずつ包んで、甘酸っぱい梅漬けにしていました。
 最近とみに昔の味が恋しくなっているA子は、ぜひ、あの味を再現
 したいと思いました。あの大きな梅が八助かと思うのですが、母は、
 わた梅は八助とは違うと思うと言います。わた梅の正式な品種名は
 わかりません。

 わた梅は、普通の梅干しにしたのでは、全然美味しくありませんでした。
 夫が「これは絶対に梅じゃなくて杏だから、ジャムにしたら美味しいに
 違いない!」と言い張るので、作ったことがあります。それが強烈に
 美味しくて、夫は「あのジャムが食べたい」としばしば言っていましたが
 叔母が農家をやめたので、ここ30年ほど、あの、杏だけど梅と呼ばれて
 いるものとは縁が切れていました。
 
 ところがたまたま見つけたブログで、南部地方では今でも、この杏梅が
 作られていて、朝市やスーパーなどで買えるらしいことを知りました。
 そして今朝、八戸の友人に頼んであった「八助」様がご到着!噂に
 たがわぬ堂々としたお姿に感激しつつ、さっそくジャムに。
 
 熟したものは簡単に種が取れるので、扱いは簡単です。砂糖をまぶして
 しばらく置き、火にかけて、ひたすらアクをすくいつつ煮ること1時間程で
 ジャムの完成です。この美しい色をご覧ください!
 あらかじめ消毒しておいた瓶に詰め蒸し器で脱気して、長期保存もOK。
 漬物用は半分に割って、塩漬けにしてあります。
 
 庭で咲いていたユリですが、夫がユリの匂いのせいで具合が悪いと言う
 ので、全部切って、店の外に豪華に飾ってあります。確かにユリの
 香りは強烈ですから、苦手なのもわかりますね。
   
   
     2018年7月5日(木)小雨 日中の益子の気温28度


 昨日までの酷暑が少しだけ和らぎました。
 
 庭で満開のチョコレートコスモスの花が、朝からの雨に濡れて、 
 ガラスのように輝いています。


 昨年、初めてまともに咲いたユリ、マルコポーロ。今年は株数が
 昨年の倍以上に増えました。高さは180センチほどもあるので、
 これだけたくさん咲くと圧巻です。ユリの匂いが苦手な夫は「家の
 中までユリの匂いがする」と閉口していますが。


 今年は、なぜか挿し木がうまくいきません。
 毎年、今時期の挿し木で失敗することはほとんどないのに、
 今年は発根する前に腐ってしまうのです。

 春、たくさんの花を付けたバラの「パシュミナ」。咲き終わった花を
 10本ほど鉢に挿したものも次々に枯れて、現在残っているのは
 たった1本だけ。なんとか根付いて欲しいものです。

 後日談:これも枯れました。全滅です。

 隣の鉢はオステオスペルマム。10本近く挿したのですが、
 成功したのは2本のみ。

 こんなに成功率が低いなんて、どうしたんでしょうね。
 方法はいつもと同じですから、挿し方や水やりの問題ではないと
 思います。とすれば、あと考えられるのは気温かな?
 今年は例年になく早く、異常な暑さに見舞われました。
 梅雨時が暑すぎて、挿し木に適した気温ではなかったことが、
 失敗の原因なのでしょうか。
 
 後日談:失敗の原因として、思い当たることがあります。
       挿し木の土は無菌のものを使うのですが、今年は不精を
       して、二回ほど挿し木をした土を使い回ししました。
       これが悪かったのかもしれません。
  
   
   
     2018年7月1日(日)晴れ 日中の益子の気温33度


 関東は梅雨が明けて、連日暑い日が続いています。

 二番花が咲き出したバラと、まだ咲き残っているアジサイが
 店前を飾っていますが、午後からは直射日光が当たって辛そう。

 日陰を追いかけて少しずつ鉢をずらし、閉店時には全ての鉢を
 店内に取り込んで帰っていますが、こまめな世話の甲斐あって、
 アジサイもバラも花が長持ちしているようです。帰る前のひととき、
 花を眺めては「きれいねえ・・」と幸せに浸っているA子。

 こんなに暑くなってくると、冬に仕込んだ味噌が気がかりです。
 チェックしてみると、カビなどのトラブルもなくいい状態。タルを
 移し変える「天地返し」(味噌の上下をひっくり返して、水分を均一に
 するための作業)をしました。台所には味噌のいい香りが漂って、
 おいしい出来上がりの予感。このまま初冬まで置きます。

 今年はウトロでいつも使っていた北海道十勝の乾燥麹と、益子に
 来てから使い出した生麹の二種類で仕込んでみたので、どちらが
 おいしくできるか、出来上がりが楽しみです。
   
   
   
     2018年6月21日(木)曇り 日中の益子の気温26度
  
 「ばあちゃんの作ってくれた服が着たい!」という孫のかわいい
 おねだりに、今年も普段着を作ってやりました。

 老眼が順調に進み、だんだん裁縫が苦手になって来ましたが、
 微妙な加減が必要な部分は手縫いで仕上げます。
 普段着は洗濯が激しいので、しっかり返し縫い。
 
 送ってやったら、おそろいの服を着て嬉しそうな写メと、お礼の
 電話が来ました。あと何年、ばあちゃんの作った服を喜んでくれる
 かなあ・・

 梅酒から取り出した梅を、シロップ煮にしてからゼリーにしました。
 美味しいのですが、お酒がかなりきついので、酒に弱い私たちは
 ほろ酔い状態になってしまいます。間違っても朝のデザートには
 できません。

 夫はココナツクッキーが好物です。昨夜のうちに生地を作って
 おいて、今朝、焼きました。
 織部(おりべ)葉皿に盛ると、まるで一流店のクッキーのよう。
 やっぱり器って大事ですよね。


 休日の今日は、もちろん花仕事。曇りでしたが幸い雨は降らず、
 仕事がはかどりました。夏の店前を飾る寄せ植えを作りましたが、
 この夏はグリーンをメインにしようと思っています。
 グリーンの多様な色と形は、花とはまた違った魅力があって素敵
 ですよね。
 
 
 
   
   
     2018年6月14日(木)晴れ 日中の益子の気温24度

 チョコレートコスモスが咲き始めました。 この花は茎が細くて長い
 ので、例年ならもっとうつむき加減で倒伏しやすいのですが、
 今年の茎はしっかりしています。

 これは肥料のおかげ。 園芸書で「植物に必要なのは窒素・リン
 酸・ カリの3要素だけではなく、カルシウムや鉄、マグネシウム
 なども不可欠」と知ったので、そういう液肥を買って3回ほど与え
 ました。たったそれだけで、この効き目!農業の世界ではずっと
 前から常識だそうですが、知っていたら、もっと早く教えてよ!と、
 私は言いたい! 普通の液肥より高価なので、うちでは最低限
 しか与えられません。 何とか自分で作れないものでしょうか。

 パンジーのきれいな時期はとっくに終わっていましたが、来年の
 ために種を取りたいと思い、ずっと鉢で育てていました。採取した
 種は、こんなふうに番号を振って、写真を取ってあります。
 種から育てるのは意外と簡単で、思ったより楽しいものです。
 来春はたくさんのパンジーを咲かせたいなあと、気持ちは既に
 未来に飛んでいます。「おいおい、そんなに種を採ってどうする
 の?」という夫の声も聞き流しているA子。

 昨年、隣町の道の駅で熟した南高梅を買い、梅干しと梅ジャムを
 作りましたが、今年は青梅も試してみようと思いました。朝のうちに
 青梅と梅酒の材料を買ってきましたが、今日は天気が良かったので
 日中はまず外仕事。バラに葉面散布肥料を散布し、各種鉢の植え
 替え、咲き終わった花の処分、草取りと、仕事はいくらでもあります。

 夕飯の後は梅酒と梅シロップを作りました。合わせて梅は6キロだけ
 なのですが、日中で体力を使い切っているので、かなり辛いです。
 写真は一昨年仕込んだ梅酒。琥珀色の梅酒が実に美しい!
 
 梅酒から取り出した梅はそのままでも美味しいですが、ていねいに
 甘煮にすると、上品なお茶受けになります。

 やりたいこと、作りたいものが多すぎて、家にいる時間が全然
 足りません。欲望には限りがありませんね。
   
   
      2018年6月7日(木)晴れ 日中の益子の気温28度

 作業場東側の庭。10坪足らずの狭いスペースですが、邪魔だった
 石塔も撤去されて、本格的に庭作りを考えられるようになりました。

 そこで、自分はどういう庭にしたいのかという根本の部分について、
 真剣に考えてみたところ・・私が子どもだった頃の、実家の庭の
 思い出がよみがえってきました。
 
 花好きだった母は、仕事から帰ると、まず庭に出て花の手入れを
 していました。通りかかったご近所の主婦たちとおしゃべりをしな
 がら花を眺めている母は、とても幸せそうでした。そんな母を見る
 のが好きで、私はいつも裏口から眺めていたものでした。
 夕映えに浮かぶ白いツルバラ、母の笑顔・・・子どもの頃の、あの
 至福のひとときを、自分の庭でも味わえたら・・

 ということで、私の庭のコンセプトは「安らぎ」に決定! 

 現在の庭の問題点を考えるに、ぬかるんだ土で靴が汚れるのが
 いやなことと、間口が狭くて出入りが窮屈な点を改善することに。
 不要なポールや金網を撤去し、地面にはレンガ質のタイルを敷く
 ことにしました。植栽面積よりも、居心地優先です。

 もちろん、一連の作業は、例によって仙人の担当です。板を敷く
 ためには厚み分の土を掘らなければならず、それを平らに
 ならしてから、地面を堅くつき固め、防草シートを敷いて板を並べて
 いきます。
 元のコンクリート部分との隙間はセメントで埋めて・・ 
 堀り上げた土は土のう袋に入れてありますが、これだけ掘るのは
 大変だったと思います。

 でも、おかげさまで、こんなにすっきりとしたスペースができました。
 天気のいい日は鉢バラたちの定位置にできますし、作業スペース
 にも活躍しそう。 なにより、庭に出入りするのが楽しくなりました。
 夫も、「ずいぶん眺めが良くなった」と、まんざらでもなさそうです。

 どこに何を植えるか、歩くスペースはどう確保するか、土の改良は?
 などなど、まだ先の長い庭作りですが、少しずつ自分らしい庭にして
 いこうと思っています。
 
 
   
   
   
     2018年6月4日(月)晴れ 日中の益子の気温28度

 現在の庭の主役は、作業場の壁に這わせたツルバラ「ローブリッター」
 1月11日の絵日記で、誘引した状態をお見せしましたが、 5ヶ月で
 こんなに成長するんだなあと、改めて感心しています。

 とにかく花付きのいいバラで、ころころとした小振りのかわいい花を
 たくさん咲かせます。やや、うどん粉病にかかりやすいという弱点が
 あり、今年もちらほら見かけましたが、葉面散布肥料のえひめクリビオ
 を頻繁に散布し、米ぬかでこすったり、うっすらと全体に振りかけたり
 して看病してやったら、それほど広がることもなく、無事に満開を迎え
 ました。一季咲きなので、春だけの贅沢な光景です。

 3枚目の画像は種から育てたフランネルフラワー。昨年5月11日に
 種をまき、6月中旬に発芽して、その後全く成長しないと言っても
 過言ではない、あきれるほどの成長の遅さ。

 いまだに株の背丈は4センチほどしかありませんが、それでも
 けなげに花を咲かせました。花は普通のサイズなので、すごい
 頭でっかちです

  教訓: フランネルフラワーは絶対に鉢植えで買うべきです。
       1年間育てて来てこの状態は悲しすぎ。いや、きっと私の
       育て方が悪いんですけどね。
       オージープランツ(オーストラリア原産の植物)は育てるのが
       難しいですね。昨年まできれいに咲いていたエレモフィラ・
       ニベアも、大株になったらうまく冬越しができなくて、春先に
       枯れました。挿し木した苗は育っていますが。
       ワンシーズンだけのものと割り切って育てればいいので
       しょうが、長く育てたい私には向かないようです。
   
   
     2018年5月24日(木)晴れ一時雨  
 

 北海道の友人たちが、相次いで美味しいものを送ってくれました。

 生ホタテ、コゴミ、クレソン、鮭などなど。うちの食卓は、ここ数日 
 銀座の料亭もかくや、という豪華版です。今年は海も山も調子が
 いいのか、食味がとてもよく、今後に期待が持てます。
 美味しい海の幸、山の幸に癒されて、私たちは元気です!


 今、最も美しく咲いているバラが「パシュミナ」 中輪房咲きで、花姿が
 華麗です。昨年は地植えにしていましたが、切花には向かないので、
 店に飾ることができませんでした。そこで冬に堀り上げて10号(直径
 30センチ)の大鉢に植えたら、今春は見事に咲いてくれました。
 明日は店前にデビューさせようと思います。


 え~と、失礼ですがどちらさまでしたっけ?とお尋ねしたくなるような
 乱れた樹形ですが、これは「ニオイバイカウツギ」です。

 剪定ができず、こんな姿で咲いていますが、純白の花が輝くように
 美しく、なんと言っても香りがすばらしいのです。背が高くて通りからも
 よく見えるので、ご近所の評判も上々。A子は毎朝毎夕、顔を近づけ
 ては、スーハースーハーと香りを楽しんでいます。

 
   
   
    2018年5月22日(火)晴れ 日中の益子の気温27度


 知床窯仙人礼賛 パート1

 うちの庭には、以前の住人が建てた石塔が立っていました。
 人の背丈よりも高くて、しかも震災で最上段の石が落ちたまま。
 ただでさえ狭いのに・・と、A子はずっと邪魔に思っていました。
 そこで「やりたいことは今のうちにやる」精神にのっとり、夫をせっつ
 いて、知り合いの工務店に撤去してもらうことに。

 現場作業には必ず参加する仙人は、今回ももちろん黙って見ては
 いません。汗を流すことをいとわず、いつも職人さんと一緒になって
 働く仙人は、本当にかっこいいなあと思います。

 石塔が撤去された庭は見栄えがよくなり、また風通しも良くなりました。
 今は植物を動かせないので、秋から徐々に手を入れて、居心地の
 いい庭にしたいと思っています。


 知床窯仙人礼賛 パート2

 Yちゃんが持ってきてくれたフキ。美味しいのですが細いので、
 茹でて皮をむくのはとても時間がかかります。こんな時、仙人は
 決して嫌がらず(内心はいかに?)粛々と手伝ってくれるので、助か
 ります。しかし、フキの皮むきも、仙人がしていると、まるでロクロに
 向かっている時のような貫禄がありますね。
 
 
 
 
     2018年5月17日(木)曇り 日中の益子の気温28度


 ウトロから益子の庭に移植したシャクヤクですが、今年はこんなに
 たくさんの大きな花をつけました。あまりに混み合って来たので、
 この秋には株分けしようと思っています。

 フェンスに誘引したファンタンラトゥールも満開で、辺りには、とても
 いい香りが漂っています。

 そして白とピンクの絞りが美しい「ロサ・ムンディ」も開花しました。
 ひとつとして同じ模様の花はなく、見飽きることがありません。
 歴史の古いバラだそうですが、病気にも強くて手間がかからず、
 それでいてこれだけ美しい花を咲かせる、すばらしいバラです。


 他にもオルラヤ、カンパニュラなどが咲いていますが、この暑さでは
 一気に咲き終わってしまうのではないかと、気が気ではありません。
 なんとか例年並みの気候に落ち着いて欲しいものです。

 今日、真岡の井頭公園にバラを見に行ってきましたが、うちのバラと
 同じで、今年の花は例年より大きいのですが、花数と枝葉が少ない
 気がします。やはり春先の気温の乱高下の影響でしょうか。
 
 
   
   
   
      2018年5月15日(火)晴れ 日中の益子の気温28度

 今日は暑い一日でしたね。店では、今シーズン初めて冷房を入れ
 ました。

 この春は全ての花が例年より早く開花していますが、バラも早いです。
 そして、うちにある全ての種類が、育て始めてから最高のコンディ
 ションで咲いています。花も大きく、形も完璧。まだ若い株も、すっかり
 成熟した株のような風格です。あまりの立派さに、切り落とした一番
 花を捨てることができず、ついつい挿し木したくなってしまいます。
 これ以上鉢を増やしてどうする!と自分に突っ込みを入れつつ、
 手はさっさと挿し木をしてしまうんですよねえ。

 今までは平鉢にどんどん挿していましたが、種類が混同したり、
 定植する時に絡んだ根を痛めるので、1本ずつ挿したほうが良さそう
 です。小さなポットに挿し木用土を入れて、準備は万端。
 「どんだけ挿し木するつもり?」と心の声が・・・

 50日ほど前に挿し芽をしていたダイアンサス。放っておいたら、こんな
 に根が回っていたので、適当な場所にぶすぶす植え込みました。
 バラに気持ちが行っちゃうと、こういうことになってしまうんですね。

 まるでガーデニングの本に紹介されているような素敵な庭・・・ 
 これはカメラマジックです。フェンスの柵の隙間から庭を写したら、
 こんなに素敵な雰囲気に撮れました。

 庭作りはまだ進んでおらず殺風景なので、鉢をひっくり返したものに
 バラの鉢を乗せて飾りました。こうすると通りからも花が良く見えて
 ご近所の方にも好評です。
 庭は地域のパブリックスペースでもありますから、徐々にきれいに
 して行きたいと思っています。
  
   
   
     2018年5月13日(日)曇りのち雨 日中の益子の気温23度
 
 
 春の陶器市が終わって、臨時店舗やテントの片付けも終わりました。
 息子の圭一はウトロに帰りましたが、どうやら仙人は燃え尽き
 症候群気味。 「そろそろ仕事を始めないとなあ」と言いつつ、
 今やらなくてもいいことに手を出しています。ま、物作りには気合が
 要りますから、充電時間も必要ですよね。


 今日は夕方から雨になる予報だったので、朝のうちにバラの鉢を
 玄関脇の屋根の下に取り込みました。1週間ほど前から次々に
 咲き出したバラは、今が一番きれいな状態です。出勤時間は迫って
 いるのに、なかなか玄関前を離れられず、うっとりと見とれてしまう
 A子であります。


 鉢植えのうちの4つが「かっぱん病」にかかってしまいました。バラを
 育てるようになってから初めての経験です。下の方の葉が黄変して
 気になっていましたが、水が足りなかったのかと思いました。
 しかしネットで調べてみると、どうも病気っぽい・・いや、そんなはずは
 ・・と信じたくない思いでしたが・・・

 病気ならすぐに治療を開始しないと株が枯れるし、他の花にも
 感染すると書いてあったので、ちゅうちょしている暇はありません。
 葉を調べてみると、これは紛れもなくかっぱん病のようです。
 すぐに薬剤を買って来て、根元に潅水しました。

 1週間ほど経過観察しましたが、幸い、病気の進行は止まったようで、
 新たな感染もなさそうです。開花にも全く影響はなく、病気にかかった
 花は順調に開花してくれて、感激です。
 


 
 
   
   
      2018年4月19日(木)晴れ 日中の益子の気温22度

 ん?天空のバラ? うちの敷地はコの字型で、あまり風が当たり
 ません。強風の心配はありませんが、バラにはもう少し風が通って
 欲しいもの。今日は理想的な風が吹いていたので、何とかしたいと
 思いました。
 最も風が通るのは高い所。高い所と言えば、門の上でしょう!
 ということで、天空に移動していただきました。バラたちが「なんて
 いい眺め!」と喜んでいるようです。



 冬の寒さに当ててしまい、せっかくのつぼみが全て凍ってしまった
 黄色のオステオスペルマム。一時は株の存続も危ぶまれましたが
 何とか持ち直して、枯れたような枝から芽を出したのでした。
 そして今ではこんな立派に咲いて・・・植物の生命力はすごいもの
 ですね。
 
 

 2月後半に開花した白のオステオスペルマムは、驚くほど花付きが
 良くて、今や株を埋め尽くすほど。明るいきれいな白色の花弁に
 レモンイエローの花びらが重なる、ダブル咲きです。

 どちらも昨年購入したもので、勝手がわからないまま、縁側で越冬
 させたもの。手塩にかけた花がきれいに咲いてくれて嬉しいです。
 

 今日も午後は夫の手伝いでした。陶器市に向けた準備は着々と
 進んでいます。皆さま、どうぞおいで下さい。
 
   
   
      2018年4月13日(金)晴れ 日中の益子の気温17度

 出ました!ケチケチ大作戦!
 
 庭に出るときのガーデニングシューズが欲しいと思っていました。長靴を履く
 ほどでもない軽作業用の、ゴム製の深めのサンダルです。 
 ホームセンターには履きやすいのがなかったので、そのうち町に出たときに
 探そうと思っていたのですが・・・
 
 待てよ。長年履いて、すっかりくたびれてしまった長靴。買い換えなければと
 思っていましたが、穴が開いているわけではないし、これを切ってしまえば
 いいのでは?
 思い立ったら、即、実行!マジックで適当に線を描き、カッターでジョキジョキ。 足を入れてみたら、履きやすくて快適です!ゴムだから切り口がほつれる
 こともなく、切りっぱなしでOK! いやあ、なんでも試してみるもんですねえ。 
 
 
昨日の一日は殆ど庭仕事、少しだけ夫の手伝いでした。休日は基本的に
 自分の好きなように過ごすのですが、陶器市を控えて、夫は朝から晩まで
 働きまくり。さすがの私も手伝わなくては悪いかなと、2時間弱だけお手伝い。

 今年はバラのつぼみがつくのが早かったのですが、気温が不安定なせいか
 いわゆるブラインドや出開きと呼ばれる、いじけた芽がたくさん出ました。
 1本1本のバラを注意深く調べて、こういう芽を処理。(全て取り除くわけでは
 ありません)
 
 水仙やチューリップ、ムスカリの花を摘み取り、肥料をやりました。6月頃
 までは葉を大事に育てて、球根を充実させます。 
 
 クリスマスローズもそろそろ終わりなので、全部切って玄関に飾りました。
 大きな花瓶に大盛りです。

 せっかくの休日だからと、つい動きすぎる私。先週の手首痛が収まったと
 思ったら、今日は腰が痛くなり、夫にもんでもらう始末。忙しい人を更に
 忙しくさせて、どうするんだあ!と、反省・・・
 
                
 
   
      2018年4月8日(日)晴れ 日中の益子の気温 15度

 一昨日、手首にいやな違和感が・・どうやら、調子に乗って掃除を
 頑張り過ぎたようです。もう若くないことを思い知らされました。

 やれやれと思っていたら、実家の母から、草取りに励みすぎて翌日起き
 上がれなかったと手紙が。私の限度のわきまえなさは、どうやらDNA
 レベルのようです。
 この話を友人にしたら、友人の母上も、通っているデイケアで運動し過ぎて
 手首が腫れたとのこと。高齢者の頑張り、あなどりがたし!

 庭植えのユリ、カサブランカとマルコポーロの芽が、にょきにょきと。
 今年は数も増えているので、開花が楽しみです。

 昨年一株だけ購入したゲウム。地植えにして越冬させたら大株になって
 いました。5株に分けて2株は庭に植え(夏の暑さが苦手なので日陰に)
 3株は鉢上げしました。次々に咲くので寄せ植えに使おうと思っています。

 シャクヤクにたくさんのつぼみが上がり始めました!例年なら5月下旬頃の
 はずなのに・・
 全ての花が早いのですが、最近また気温が下がってきたので、新芽や
 つぼみが痛むのではないかと気がかりです。
 
   
     2018年4月5日(木)うす曇り 日中の益子の気温14度  

 今回の定休日は、家の台所の窓掃除をしました。

 防犯柵が付いているので戸を外すのが面倒ですが、外した方が圧倒的に
 きれいにできます。 戸を開け立てせずにレールを洗えますし、外した戸は
 豪快に洗うことができるので、結局は簡単なのです。

 縁側の戸は気になるので普段も拭きますが、台所の窓は、冬の間、
 断熱板を立てていることもあって、なかなか掃除ができません。
 もう外していい季節なので、やっと掃除ができます。

 仕事柄、うちには色々な道具が揃っているので、どんな作業にも対応できて
 便利です。ブラシと延長ホース、コンテナが今日は大活躍。
 台所の窓だけを洗う予定でしたが、ひとつの窓がきれいになると、他の窓も
 気になります。大きな窓は網戸だけを外して洗い、ホースで水をかけながら
 レールを掃除します。ガラスは拭くだけですが、ぴかぴかになりました。

 窓の上の小屋根もきれいに拭き、ついでに室外機やボイラー、ガスと電気の
 メーター、ガスボンベまで拭いて回ります。最後に外流しを磨き上げ、
 道具を片付けると、もう夕方になってしまいました。
 移動してあった調理器具を窓辺に戻し、台所を掃除して、夕飯の支度。
 今日の休日はこれで終了です。
 
 一日中肉体労働だったので体は疲れましたが、明るくなった台所は気持
 ちが良くて、気分は爽快です!


 陽気のせいか、バラのつぼみがふくらんで来ました。
 昨日は一種類のバラだけだったのに、今朝見たら、五種類ほどのバラに
 つぼみが。こんなに早くつぼみが付いたことはないので、きれいに咲けるか、
 ちょっと心配です。
 
 
   
   
    2018年4月1日(日)晴れ 日中の益子の気温21度

 好天が続いて桜も絶好調!店番をしながら、窓から見える桜を楽しんで
 います。

 今日から新年度。なんとなく私も気分をリフレッシュしたくて、今朝、古い
 タオルを思い切って入れ替えました。ボロ過ぎて、使うたびにテンションが
 下がっていたタオルです。なんていさぎよい私、と自分をほめてあげたい!
 でも「漂白したら白くなるかも・・」と、こっそりお風呂場で漂白剤につけて
 しまう、どこまでも往生際の悪いA子であります。
     2018年3月29日(木)晴れ 日中の益子の気温24度 

 通勤途中の花がきれいで気になっていましたが、普段は寄り道をする
 暇がありません。そこで休日の今日は、町の中の花巡りをして来ました。

 ハクモクレン、サンシュユ、コブシ、雪柳、レンギョウ、ハナモモ・・
 さらに日当たりでは桜が咲きだして、春は最高潮!
 
 ずっと見て回りたかったのですが、夫は春の陶器市を控えて、毎日、
 仕事に追われています。休日ぐらいは昼食を作ってあげないと悪い気が
 して、昼でお花見は終わりにして、帰宅しました。

 一昨日、花に水やりをしているときに、腰に違和感が。
 
 今日は花いじりは休む予定だったのですが、バラの葉が開いて来たので、
 葉面散布肥料をまいてやることにしました。納豆菌を培養したこの肥料は
 うどん粉病予防に有効で、昨年は全くうどん粉病が出なかった優れもの。
 肥料ですから気軽に散布できますし、今年も大いに使おうと思います。
  

 その後、昨日切り戻したパンジーの茎を挿し木にしたり、庭のクレマチ
 スを誘引、ナンテンの剪定、ちょっと草取りをして、鉢を置いているので
 汚れがちな縁側の拭き掃除、ついでに玄関の戸も拭いてさっぱり。
 

 特別なこともない休日ですが、気分はすっかりリフレッシュ。
 明日からまた頑張ろうと思います!

 
 

 
 
 
 

  
   
   
     2018年3月23日(金)曇り 日中の益子の気温 14度 

 またまたコロッケを作りました。

 スーパーで、北海道産ジャガイモが1個60円という高値で売られていま
 した。1個ですよ、1個!北海道の義弟が農家なので、ジャガイモは毎年
 袋でもらって来ます。もちろんありがたく感謝しつつ食べていますが、1個
 60円!ありがたみが倍増しました。絶対に食べきらなくては!

 今回はウインナーを巻き込んだものと、スキムミルクを練りこんだものの
 二種類。高齢者はたんぱく質をたくさん摂取するように言われるので、
 ウインナーが入っていれば一石二鳥でしょう。
 スキムミルクは、たんぱく質補充のために購入したものの、すぐに飽きて
 残ってしまったものを使い切るための方策。
 こんな贅沢なコロッケを食べる人はいないだろうと、にんまりしています。

 昨日は一日中ぱっとしない天気でしたが、休日といえば花仕事、もとい
 花遊びです。

 挿し木をして元気に冬を越したベロニカやアイビー、エレモフィラなどを、
 イベリスやパンジー、処分品だったけど大きくなったマーガレットなどと
 組み合わせて、寄せ植えを作りました。
 植物によって、適した環境、たとえば土の配合や日照条件が違うので、
 組み合わせるのは慎重にしなければなりません。多種類の花を使える
 プロと違い、手持ちのわずかな植物を組み合わせるのは難しいのですが、
 そこを工夫するのも家庭園芸の醍醐味。手間と時間をかけたものが
 立派に咲いてくれたときの喜びは、ひとしおです。

 鉢植えのバラは順調に葉を展開しています。昨年は極端に根の張りが
 悪かったので、今年は何とか回復して欲しいものです。
   
   
     2018年3月15日(木)晴れ 日中の益子の気温22度
 
 突然ですが、ビフォーアフターです。

 防寒のために作業場の窓に張った断熱板が劣化して、ガシャガシャに
 なっていました。家の玄関の正面に見える窓なので、いつも目に入って
 気にはなっていました。空き家でさえ、ここまでひどくはないよねえ・・・

 定休日の今日は特に急ぐ仕事もないので、断熱板の始末をすることに。
 サッシ窓をはずし、掃除機でガシャガシャを掃除し、障子もはずすと、
 障子紙も破れてるし・・板の始末だけと思ったのですが、今日は一日を 
 この作業に費やすしかないと覚悟を決めました。

 幸い障子紙は買い置きがあったので、ホームセンターで障子用の糊を
 買って、ていねいに張り替え。乾かしている間にサッシの戸を丸洗いし、
 窓枠も徹底的にきれいに磨き上げました。

 すると、どうでしょう!あれだけボロボロだった窓が、すっかり見違える
 ような窓に生まれ変わったではありませんか!

 これで、この窓を見る度に感じていたストレスが、なくなりました。
 いやあ、掃除って、本当に面白いですね!
 
   
     2018年3月12日(月)晴れ 日中の益子の気温13度 


 紅梅は満開、白梅も咲き出した益子です。

 低温処理を施して、冬の間、家の縁側で育ててきたチューリップが
 1週間ほど前からきれいに咲いています。丈も40センチと整った
 姿で、無理やり咲かせられた感は全くなくて、安心しました。
 この方法はあり、ですね。来年も実施することにします。
  
 明日から気温が上がるというので、花がきれいなうちにと、
 急いでご紹介しました。
 
   
     2018年3月8日(木)小雨 日中の益子の気温8度


 ジャガイモが残っているので、コロッケにしました。夏に冷凍保存して
 おいたトウモロコシとバジル、パセリ を刻んで入れてみたら、いい感じ。
 ただのコロッケがワンランク上の料理になりましたよ。



 甘酒が好きでよく作りますが、この麹が甘みが強くてお気に入りです。
 「大平原」という北海道十勝の麹ですが、この辺のスーパーで売っている
 ものより安くて美味しいので、ウトロのお嫁ちゃんに頼んで買ってもらい
 ました。
 益子に来てからは本州産の麹で味噌を作っていましたが、この冬は、
 この麹と本州産の麹を使った味噌、二種類を作ったので、食べ比べる
 のが楽しみです。


 今日は朝から雨模様だったので花仕事はあまりできませんでしたが、
 葉物の植え替えをして、挿し木もしました。グリーンは花を美しく見せる
 重要な相棒ですから、苗を増やしておくと、とても役に立ちます。
   
   
     2018年3月1日(木)晴れ 日中の益子の気温17度  

 風の強い所が多かったようですね。益子では夜中に雨は降りましたが、
 風はほとんど吹きませんでした。
 
 定休日の今日は、例によって朝から庭仕事でした。優先順位としては、
 まず、地植えのバラの剪定、ビニールハウスを解体して、玄関内のバラの
 鉢を外に出す。それから寄せ植えを作るという計画だったのですが、
 今日も計画通りにはいきませんでした。

 昨年から育てている「カンガルーポー」 オーストラリア原産の花で、
 花の形がカンガルーの前足に似ていることから付いた名前だそうです。
 日本の花とは性質が大きく違うので育てにくいと言われますが、水はけの
 良い酸性土に植えて、日に当ててやったら良く育ち、秋からポツポツ
 咲いていました。
 
 ところが2月後半から異常なほどたくさんのつぼみが上がり始め、さすがに
 これはおかしいと思い、鉢から出してみると根がびっしり回って、土がまる
 でスポンジのよう。花が命の危機を感じて、必死で花を咲かせようとして
 いたんですね。
 このタイミングで植え替えをすると花が枯れる可能性大なので、タイミングと しては最悪ですが、花を優先して株がダメになっては本末転倒。最優先で
 株分けをして植え替えました。
 
 酸性土を作ったついでにフランネルフラワーも植え替えようと、鉢から
 出してみて大ショック!順調に生育していると思ったのに、鉢の下半分の
 根が腐っていたのです。もともと温暖な地域の花ですから、室内でも
 零下になる益子で冬越しさせるのは、かなり難しいようです。果たして回復
 できるかどうか・・・


 久々に外に出してもらって気持ちよさそうな鉢たち。花壇もしっかり雨を
 吸いこんで、びっしり植えてある球根がいきなり伸び出しました。

 昨冬、日陰エリアに移植したクリスマスローズは、従来の日向エリアよりも
 先に大きなつぼみを付けています。全株をこっちに移植した方がよさそう。
 
 
   
     2018年2月27日晴れ 日中の益子の気温10度
  
 家の縁側で次々に咲き出した花々。

 一枚目はオステオスペルマム「レモンアイス」です。
 昨年育てていた株を切り詰めて、寒くなってから室内に取り込みました。
 本来は暖かくなってから初夏まで咲く花ですから、上手に手入れをすれば
 長く咲いてくれるのではないでしょうか。

 色違いのもう一鉢のオステオスペルマムは、初冬に取り込むのが遅れて
 寒さに当たってしまい、それまで育っていた葉が全て枯れてしまいました。
 生き残った枝に何とか新芽は出て来ましたが、今年は開花は無理で
 しょう。残念!

 二枚目は半月前に作った寄せ植え。パンジー、ワイヤープランツ、ハナ
 カンザシとアイビーを、知床窯のワラ釉(ゆう)大鉢に植え込んだもの。
 シルバーリーフとグレーの釉薬が、お互いを引き立てあっています。

 そして現在、店前を飾っている花。真っ赤なゼラニウムが目を引きます。
 今年は日中の気温が上がらないので、パンジーがなかなか大きくなれず、  鉢の中で縮こまっています。

 先週の定休日は、縁側で咲き出した花を組み合わせて、また寄せ植えを
 作ろうと楽しみにしていたのですが・・

 洗濯物を干していると、なんだか嫌な感じ。体温を測ってみると37度を
 超えていました。それでも特に痛いところもなく、普通に昼食を済ませた
 のですが、体温がどんどん上がって38度近くになってしまいました。
 とりあえず寝るしかないので、定休日はあえなく終了。

 金曜日も熱は下がらず、店は臨時休業。土曜日はほぼ平熱に下がり
 ましたが、夫に店番を頼みました。

 風邪でふいになってしまった貴重な定休日。明後日こそは有効に使おうと
 張り切っています。
 
   
   
     2018年2月15日(木)晴れ 日中の益子の気温12度

  今日はお店の定休日。先週買っておいた苗と、種から育って花を咲かせ   始めたパンジーで寄せ植えを作る予定でした。
 
 土を買おうと出かけたホームセンターで花苗を眺めていたら、店員さんが  ちょっと衰え始めた花に半額ラベルを貼り始めました。まだまだ咲ける
 ラナンキュラスが半額になったので、すかさず5個ゲット!

 同じ棚に、欲しいけど高くてあきらめたマーガレットが。「あの~、これも
 安くなりませんか?」だめ元で聞いてみると「寒さで痛んでいるからね」と、
 なんと¥298が¥100に!すかさず5個カゴに入れました。 

 ルンルン気分で帰宅して、寄せ植えに取り掛かったのですが・・
 現在24ポットあるパンジー苗。取り出してみると、根が完全に回っていて
 成長点が土から飛び出しています。とりあえず7個は寄せ植えに使い、
 残りを全部、ひとまわり大きなポットに植え替えました。

 マーガレットは思ったより根の状態が良かったので、もっと大株に育てる
 べく、花とつぼみを全部切り捨てて、1本ずつ鉢に植え直し。
 
 ラナンキュラスは将来を考えず、今咲いている花を楽しもうと、太っ腹な
 まとめ植えにしました。紙細工のような花が美しい!

 予定外の仕事が増えて、結局寄せ植えは二鉢しか作れませんでした。

 今日も忙しい休日になりました。掃除と洗濯を済ませて朝食。昨夜用意
 しておいたもち米で餅を作り(もちろん餅つき機で)、その後ホームセン
 ターへ。
 花仕事が夕方4時過ぎまで、それからビニールハウス内と玄関周りの
 掃除をして、夕飯には赤飯をふかしました。昨日あんこを煮たので、
 その煮汁をいつも赤飯に利用します。香りのいい美味しい赤飯ができ
 るんですよ。

 普段、店でじっとしているので、休日の忙しさはとても新鮮です。自分の
 好きなように時間を使えるというのは、本当に楽しいことですね。
 
   
   
     2018年2月9日(金)晴れ 日中の益子の気温8度

 今朝も最低気温は零下8度まで下がりました。
 
 四年もの間、花を咲かせなかったシンビジウムが、ついに開花!
 花茎が80センチもある大きな立派な花です。あきらめずに育てて
 きてよかった!今年は1本だけですが、来年はもっとたくさん咲かせら
 れるよう頑張ります!

 低温処理をして植えたチューリップも順調に育っています。
 右側のバレリーナという品種はもともと遅咲きですが、左側の別品種
 より生育がゆっくりです。

 手前は10月末に種を蒔いたパンジー。蒔く時期が遅すぎたので
 開花は5月ごろかと思っていましたが、縁側で日に当たっているせいか、
 最近どんどん株がしっかりしてきて、早いものは花が咲き始めました。
 パンジーはすでにたくさん咲いているので、この苗は他の花たちとの
 寄せ植えに利用しようと思っています。

 パンジーって種から育てるのもそれほど難しくはないんですね。
 今度の冬は、苗では高価過ぎて買えない「特別パンジー」を育てて
 みようかと、早くも企んでいるA子であります。
 
   
     2018年2月8日(木)晴れ 日中の益子の気温7度
  
 明後日10日から、「益子の雛めぐり」が始まります。益子らしい陶雛で
 他の町のひな祭りとはちょっと違う面白さを楽しんで頂けると思います。
 来月4日まで飾っていますから、どうぞおいで下さい。

 うちの店の窓辺は、昨年までの内裏雛に、店の大家さんが作って
 くれた三人官女が加わり、吊るし飾りも、知人がまたひとつ作って
 くれたので賑やかになりました。そして今年は内裏雛の衣装を作り
 変えたのですが、この生地はA子の旧友らが調達してくれたもの。
 友人知人の温かさがこもった、知床窯のお雛さまたちです。


 定休日の今日も朝からいいお天気。縁側や玄関の鉢を外に出して
 春の陽射しをたっぷり浴びさせてやりました。本当は毎日出してやり
 たいのですが、夕方早めに取り込まなければなっらないので、普段は
 できないんですよね。家にいられる休日限定の特別扱いです。

 その後、広くなった縁側と玄関の大掃除をし、鉢の受け皿を全て洗って
 (ちなみに皿は三十枚もありました。いつの間にこんなに・・)
 鉢を戻しました。植物を育てるのは生活を楽しむためですから、
 きれいな環境で気持ちよく鑑賞したいですよね。

 鉢植えのクレマチス「プリンセス・ダイアナ」 このクレマチスは冬には
 地上部がすっかり枯れます。冬中一滴の水もやらないので、枯れた
 のではないかと恐る恐る掘ってみたら、土の中では新しい芽がしっかり
 スタンバイしています。どんなに寒くても、植物には春の訪れがわかる
 のですね。腐葉土や堆肥を混ぜた新しい土を足してから、表面に
 寒さよけのマルチをしてやりました。


 夕方から出かけて、花や観葉植物の苗を買ってきました。店に飾る
 寄せ植えを作るためですが、このまま使うか、それとも株分けをして
 育てて、株数を増やしてから使うか、ケチなA子の迷いは深まるばかり。
 う~ん、どうしよう・・・
 
 
   
   
      2018年2月3日(土)晴れ 日中の益子の気温8度

 今日は節分でしたね。
 豆まきでは大豆をまく地域も多いようですが、うちは落花生です。
 その中に、こんな面白い形のものがありました。
 夫は「タコみたいだ」と言いますが、私は「クリオネっぽい」と。

 明日は立春。まだまだ寒い日が続きますが、寒いからこそ、
 この言葉の響きに慰められる気がします。
 
     2018年2月2日(金)曇り 日中の益子の気温4度

 夫の器用さに感動!A子が割ってしまった急須の取っ手ですが、
 木を差し込んで修復したものです。金繕いふうの仕上げがおしゃれ。

 ずっと、忙しい定休日ばかりでしたが、昨日はのんびりと過ごしました。
 益子に来て初めてひとりでデパートに出かけ、上質なタオルの手触りや  ホーローの保存容器にうっとりしつつ、気ままな 時間を愉しみました。
 買えるわけではありませんが、物作りの妻として、いい物に触れる
 のは大事な修行であり、大人としてのたしなみですからね。なんちゃって
     2018年1月28日(月)晴れ 日中の益子の気温8度

 低温処理を施したチューリップの球根というものをご存知ですか?
 これは普通のチューリップより開花が早く、気温が低い時期に咲くので
 花が長く楽しめるそうです。 なんでも自分で試してみたいA子は、
 ネットで調べて挑戦してみました。

 原理はつまり、一定期間球根を低温に当てて冬を過ごしたと納得させ、
 それから暖かい場所に植えることで、チューリップは春だと勘違いして
 芽を出す、ということらしいです。
 
 まず、球根を新聞に包んで野菜室で2か月半保存。その後、普通に
 鉢に植えつけて、念のため外に半月ほど置いてから(本格的な冬を
 過ごさせる)室内の寒いところに10日ほど。(徐々に暖かくなってきた
 と思わせるための策略) 1月10日から日の当たる縁側に置いて
 やりました。

 毎日観察していたのですが、そんなに早く変化があるわけもなく、
 そろそろ飽きてきた頃、やっと芽が出てきました。
 今後は水切れに注意しながら開花を待つだけ。いつ頃咲き始めるか
 楽しみがまたひとつ増えました。

 鉢いっぱいに咲いている宿根ネメシア。今からこんなに咲いて体力は
 大丈夫かと心配になります。春の寄せ植えに使いたいので、今はあまり
 咲かせたくないのですが、こんなにきれいに咲いているのを切るのも
 ためらわれます。花が一段落したら切り戻して、肥培することにします。
 
 買ったパンジー苗と水仙の寄せ植えを作ってからパンジーの苗をたく
 さん頂いたので、パンジーだけで植え込んで、店前を飾っていました。
 日当たりの悪い店前ですから、時々家に持ち帰って、陽射し貯金。
 陽射しは無料なので、気前よく浴びさせています。

 夜の寒さでパンジーが凍るのが可哀想なので、夜はこんなふうにして
 防寒しています。物干し竿を低くぶら下げたものに園芸用の不織布を
 掛けてやっただけですが、凍ることもなく、次々に花を咲かせています。
 この厳しい寒さが去ったら、また店前で頑張ってもらいましょう。
   
   
     2018年1月27日(日)うす曇り 日中の益子の気温 4度

 先週は実家に里帰りをして、美食とおしゃべりで、たっぷりと英気を養って
 まいりました。

 でも考えてみると、1月はかなり忙しい月です。つるバラの誘引に始まり、鉢植
 えのバラの植え替えを終わらせなければなりませんし、月末には味噌を仕込む
 という大仕事が控えています。何もわざわざ1月に帰省しなくてもいいかも。
 あげくに今年は大雪に見舞われて、雪かきという余計な仕事まで加わって・・

 21日夜に益子に戻ってきたら次の日は午後から大雪。一晩中降り続いた雪は
 20数センチに達し、23日は朝から店前の雪かきです。これだけで腰が悲鳴を
 上げているのに、定休日の25日に味噌を仕込みたいので、23日の夜に大豆の
 選別をしてきれいに洗い、大樽の水に浸け込みました。(このせいで、この夜の
 商店会の集まりをすっかり忘れてしまいました。スミマセン・・)

 25日は一日中かかって50数キロの味噌を仕込みました。今年は麹による味の
 違いを確かめるべく、生麹と乾燥麹の二種類を使い分けてみたので、いつもより
 手間と時間がかかりました。

 26日は、店から帰ってから、植え替えていなかった残りの鉢14個の植え替えを   しました。昨年は日照が少なかったせいか、全体的に根の張りが悪くて気がか
 りです。昨年とは配合を変えた土を使い、表面にマルチをしてみました。
 そして最近の夜の異常な冷え込みを思うと、とても外に置く気にはなれず、
 植え替えた鉢は玄関のたたきと廊下部分に。出入りの際、枝のトゲに呼び
 止められたりもするので、要注意です。

 それにしてもこの冬の寒さ!どれほど気温が下がるのか、植物の防寒のため
 にも知る必要があるので、四日前に、作業場入り口の大屋根の下に「最高最低
 温度計」を設置しました。これは一日の最高気温と最低気温を記録してくれる
 優れもの。私は最近知ったのですが、夫は小学校の百葉箱に入っているのを
 見たことがあるそうですから、昔からあったのでしょうね。

 一昨日までは零下7、8度だった最低気温ですが、昨日はなんと零下11度!
 息子に教えたら、ウトロより低いそうです。ありえない!ここ、関東ですよね!

 最近は「今朝は何度だった?」と夫に聞いて、ウトロより低いと「勝った!」と
 思ってしまう悲しいA子です。
   
   
     2018年1月11日(木)晴れ 日中の益子の気温8度

 今日は、知床窯を開いて以来、初めての定休日でした。(益子ギャラリーだけで、
 ウトロ店には定休日はありません)
 
 結婚してから四十数年経ちますが、今まで定休日というものを持ったことが
 ありません。 用事がある時や出かけるときには休みましたが、せっかく来て
 下さったお客さまにご迷惑をかけることになりますから申し訳なくて、後ろめたい
 思いがしたものです。でも、今日は定休日!堂々と休んでいいのです!
 ああ、この開放感!世界中の幸福を独り占めした気分です。

 今日はもちろん庭仕事。時期的につるバラの剪定と誘引が最優先で、すっかり
 下準備は整えていました。忙しいからと渋る夫を脅して、まず作業場の東側の
 庭を囲んでいた生垣のサザンカを、全て伐っておいてもらいました。

 この庭は日当たりがいいと思い込んでいましたが、花の育ち方が悪く、調べた
 ところ、午前中しか日が当たらない場所は植物にとっては「半日陰」だそうで、
 まして東側に生垣があったのでは朝日も当たらず、日照不足でした。
 
 サザンカを伐ったことで、フェンスの外側に植えてあるバラ「ファンタン・
 ラトゥール」も、伸び伸びと誘引することができました。

 2、3枚目は作業場の壁沿いに植えてあるつるバラの「ローブリッター」です。  
 園芸用の緑色のポールを組んで這わせていて、見た目が悪かったので、
 壁に沿って縦横に針金を張ってもらい、すっきりと誘引できました。

 誘引するときには、洗濯ばさみがとても役に立ちます。あらかじめ大雑把に
 枝を配置して大小の洗濯ばさみで仮止めすると、バランスがわかりやすくて
 作業がはかどります。誘引と剪定を終えてすっきりした壁。どんなふうに花が
 咲くのか、今からとても楽しみです。

 定休日を持とうと決めたのは、好きなことを楽しめるのも今のうち、という思いが
 最近とみに強くなったからです。うちのつるバラは一季咲きですから、花を見られ
 るのは一年に一度。他の宿根草も同様で、この先、何回見られるかわかりません。
 手をかけられるうちは思う存分手をかけて、花の日々の成長を楽しみに過ごして
 行こうと思っています。だって、かわいい孫たちには滅多に会えないし・・・
 
   
 洗濯ばさみではさみながら剪定誘引後
   
     2018年1月4日(木)晴れ 日中の益子の気温6度 

 日中は縁側で日に当て、夜はやや暖かい台所に取り込んで(夫よりも?)
 大事にしてきたシンビジウムのつぼみは、順調に育っています
 現在は50センチ近くに伸びて、近いうちに開花するのではないかと期待が
 高まります。
 ただ、残念なことに、ふたつ付いたつぼみのうち、ひとつはダメになってしまい
 ました。外側に向かって伸びていたので、少しずつ内側に矯正していたのです
 が、かかった力が強すぎたらしく、表皮の中で折れていました。A子のバカバカ!

 そして、全く成長しなかったフランネルフラワーは、この二本だけが何とか
 生き延びています。背丈は3センチほど、葉っぱも7、8枚展開しました。
 春になれば大きくなってくれるのではないかと、見守っています。

 右奥は挿し木したら付いてしまったベンケイソウ、後ろは初冬に種を蒔いた
 パンジー。パンジーなんかとっくに苗が出回っているのですが、春になったら
 咲くだろうと、今は気長に育てています。
   
      2018年1月1日(月)晴れ 日中の益子の気温10度
  
  新年明けましておめでとうございます。
  昨年で、益子開窯10周年を迎えた知床窯。今年はまた、気持ちを新たにして
  作陶、販売に精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
  なお、本年より、毎週木曜日を定休日とさせて頂きます。

  本日、平成三十年の元旦の益子は快晴に恵まれました。朝からポカポカと
  暖かい陽射しが降り注いで、本当に気持ちのいい一年の始まりです。
  ずっと室内に取り込んでいた鉢たちを全て外縁に出して、新年の記念撮影です。
  かわいい花たちが、今年も私の毎日を楽しませてくれることでしょう。

  この冬、息子一家は益子には来ていないので、現在、益子には私と夫の二人
  だけ。お正月の準備にも全く気合が入りません。お節も全然作る気になれな
  かったのですが・・
  
  頂いたヤツガシラと、夫が作った干ししいたけ。どちらもあまりに立派で
  美味しそうなので、煮しめは作りました。また、頂いたサツマイモの残りと
  持ち越しの栗の甘煮で栗きんとんができ、夫が衝動買いしてきたレンコンで
  酢レンコン、箱に残っていたウトロの昆布で昆布巻きを作り・・
  あげくにカマボコも伊達巻、卵焼き、水羊羹も頂いて、結局いつものお節を
  用意することができました。
  
  そして特筆すべきは、ゴマ! ゴマ餅ラヴのA子のために、八戸の友人が
  地ゴマを送ってくれたのです。昨夜、香ばしく炒って、夫にすり鉢ですってもらい
  ました。丁寧に丁寧に、じっとりと油がにじんでくるまですり、砂糖、お湯、
  仕上げにしょうゆを加えて、すりのばします。ゴマの香りが家中に漂い、味見を
  してみると最高に美味しい!
  今夜、ゴマ餅にして食べましたが、昔々、父がすって食べさせてくれた、あの
  なつかしいゴマ餅でした。
  Sちゃん、ありがとう!おかげで最高のお正月を迎えられました。  
   
   
     2017年12月19日(火)晴れ 日中の益子の気温11度

  益子の冬の明け方の寒さは、想像を絶する厳しさです。

  うちの周りは益子の中でも気温が下がる地域らしく、
  毎日の最低気温は、ネットで発表される数値より、3~5度低く
  なります。(ちなみに今朝8時の時点で、家の外の温度計では零下5度
  でしたから、明け方は零下7~8度まで下がったのでは?)
 
  バラは寒風を防げば何とか大丈夫ですが、アジサイは低温で花芽が
  痛むのか、ウトロでは咲いていたのに、益子では咲けない種類もあります。
  外で寒さを避けたい鉢は年々増え、今では二十鉢を越えました。
  (もっと暖かくないと越冬できない鉢も多く、それら二十数鉢は室内に
  取り込んであります)

  そこで、いつも鉢を置いている玄関横のテラス部分を、ビニルシートで
  囲ったらいいのではと思いつきました。葉を落としている鉢に日照は
  不要なので、多少日当たりが悪くなっても問題ないはず。

  さっそくシートを購入したら、夫は簡易柱を立て、軒の木に木を打ちつけて
  それにシートを縛り付けていきます。
  「え?そんなに大げさに?」 A子は、軒にネジを打って、シートを
  ぶら下げるだけで十分だと思っていたので、びっくりしました。
  「ネジを取って!」「そこ、押さえて!」と偉そうな夫。こんなにしっかり作ったら
  外す時にまた面倒でしょうに、と思いつつ、おとなしく手伝ういい妻の私。

  まあ、立派に作ってくれたんだから、マメな夫に感謝しなくてはと思いつつ、
  今朝、ビニールハウスに入ってみたら、シートにラベルが貼りっぱなし!
  これぐらい、はがせばいいのに、マメで不精な仙人です。
  そして何よりショックなことに、ハウス内でも鉢の土は凍っていました。
  益子の寒さ、恐るべし!果たして、アジサイは来年咲けるのでしょうか?
 数日後談 
  凍ったのは最初の夜だけでした。その後はちゃんとハウスの役割を
  果たしてくれています。コンクリートの床に蓄熱されたのかも知れませんね。
 さらに後日談
  1月後半。やっぱり鉢の土は凍っています。家の縁側でも凍っていますから
  今年の寒さでは仕方のないことでしょう。大鉢のキンシバイとエレモフィラ・
  ニベアをここに置けるだけでも、ずいぶん助かっています。
 
 
        2017年12月15日(金)晴れ 日中の益子の気温9度

  店の前の坂道を登って、陶芸メッセまで散歩に出ました。

  益子陶芸美術館の旧濱田庄司邸の茅葺(かやぶき)の屋根が、現在
  葺き替え工事中です。
  今では滅多に見ることができない光景ですね。
  工事は来年3月までということですから、ぜひ見に来て下さい。

  なお工事期間中は、この建物の内部は見ることができません。
  詳しくは美術館のホームページでご覧ください。




  陶芸メッセの高台からは日光連山がきれいに見えました。
  
 
 
 
     2017年12月11日(月)晴れ 日中の益子の気温 14度



 長く使ってくたびれた座布団。手持ちの布で袋を縫って、すっぽりくるみました。
 厚手で固めのしっかりした生地なので、せんべい座布団もすわり心地が
 良くなりました。
 この袋が汚れたら、さすがに新品に替えようと思います。
 

 たくさん頂いたサツマイモを天ぷらに。
 夫は昼食にうどんを食べることが多いので、冷凍しておけば手軽に
 天ぷらうどんが食べられて便利。
 
   
  2017年11月28日(火)晴れ 日中の益子の気温14度
   
  我が家の晩秋の恒例行事、「ユズのマーマレード作り」   昨日のうちに中身を取り出して皮を刻んで置き、今日は店番を代わってもらって
 作業しましたが、それでも一日がかりです。瓶に詰めて煮沸消毒をして、今は瓶を逆さまにして自然冷却しているところ。この後、瓶をきれいに
 洗って保管するのですが、疲れたので今日はここまでにします。
 お問い合わせの多い「ユズのマーマレードの作り方」は、2016年12月1日の絵日記でご紹介しています。
 日中家にいる機会がないので、時間を有効利用。ヨーグルトはいつも作りますが、今日は甘酒も作りました。疲労回復に、今夜は飲んで寝ます。
  2017年11月26日(日)晴れ 日中の益子の気温14度
  夏に掘り上げて置いたムスカリ、チューリップ
 水仙の球根。とっくに植えていなければならな かったのですが、時間が取れず、時期を逃し
 てしまいました。今から植えてきれいに咲ける か心配ですが、とにかく植えてしまわなければ
 なりません。
 夫に店番を代わってもらって、パンジーと
 球根の寄せ植えを作りました。鉢に植え切れ  ないたくさんの球根は庭植えに。先に植えて   あるものを移動しながらの作業なので、大変な 時間がかかりました。
 日暮れ近くまでかかって、やっと球根を植え終  わりました。最近の益子は、明け方が0度以下 になる日もあるので、アジサイとローズマリーを
 冬囲いしました。このアジサイは今年は全く
 咲かなかったので、来年は何とか咲いて欲しい ものです。  
      2017年11月24日(金)晴れ 日中の益子の気温13度


 この二ヶ月の間、絵日記を更新していませんでした。
 ひとえに私の怠慢のせいです。すみません。

 今回の秋の陶器市にも、たくさんのお客さまがおいで下さいました。
 益子に窯を開いて10年。本田親子は、ますます仕事に油が乗ってきましたよ!


 このシンビジウムは、今の店舗に移転したときに、知人が贈ってくれたもの。
 きれいな花だったのでまた咲かせたいと思い、大事に育てて来たのですが・・
 何が気に入らないのか、葉は立派に茂りますが一度も花を咲かせてくれません。
 ネットで情報を集め、水遣りや置き場に気をつけた甲斐があったのか、今年は
 4年目にして初めて花芽が育っています。
 

 また、発芽はしたものの、さっぱり成長しないフランネルフラワー。春から全く
 大きくならず、いまだに草丈1センチほど、葉っぱは3枚しか展開していません。
 もうあきらめようかと思ったのですが、たまたまパンジーの種からの育て方を
 検索していて、ヒントになりそうな記事を発見!パンジーは双葉の根元に成長点が  あり、ここが土に埋まっている必要があるとのこと。「もしや!」と思い当たり、
 さっそくフランネルフラワーの苗を深く植え直しました。その後、半月ほど経ち
 ますが、目に見えてしっかりしてきました。


 やっと育ち始めたフランネルフラワー、初めて花芽が伸びて来たシンビジウム、
 そして、蒔くのが遅すぎて殆ど開花は絶望的なパンジー。
 益子の寒さからこれらを守るべく、毎晩せっせとぬくもりの残るお風呂場に運んで、  朝は縁側で日に当てるという、超過保護な手入れをしているA子であります。
 
   
   
   
 2017年9月25日(月)晴れ 日中の益子の気温26度

 息子のテレビ出演も無事に終わり、ほっとしています。と言うか、収録は
 とっくに終わっていましたし、もともと私は何もしていないんですけどね。
 あんなに長く映っているとは思わなかったので、ちょっとびっくり。
 知り合いやお客さまから、続々と楽しいコメントを頂いています。

 こうして店で絵日記を作成している間に「昨日、偶然テレビでお兄ちゃんを見て、
 久々に来てみたよ」と、母娘でご来店下さったお客さまが。
 陶器市で何度か息子のテントで買ってくださった方だそうです。
 テント出店している圭一を長年応援して下さる多くのお客さまに、感謝の
 気持ちでいっぱいです。筑西市のHさま、ありがとうございました。


 コスモスは好きな花なのですが、長い茎が暴れるので、狭い花壇では無理と
 あきらめていました。しかしそれほど大きくならない種類もあり、日が短くなって
 から咲くという性質を利用すると、遅い時期に蒔くことで背丈が低いままで
 咲かせられるということを知り、7月末に種を蒔いてみました。

 結果は大成功!小さな苗は背丈15センチほどで開花し、成長が早かった苗を
 鉢上げしたものは30センチほどで咲き出しました。
 来年は蒔く時期を少しずつずらして、楽しみたいと思っています。

 左上に写っているのが、コスモスと同じ日に蒔いたバジル。
 放っておいてもどんどん成長するので食べるのが間に合わず、
 娘に聞いた保存法「洗って拭いて冷凍しておく」で対処しています。


 7月16日に鉢上げして以来、全く地上部が伸びていないフランネルフラワー。
 なんの苗でも、小さいうちは2~3本一緒に植えてあるほうが生育がいいと
 聞いた気がするので、今朝3本を一緒に植えなおしました。
 移植を嫌うというフランネルフラワーですが、このままでは冬を越せそうも
 ないので、なんとか成長して欲しいと苦渋の選択です。
 根はちゃんと伸びているんですけどねえ。何が気に入らないのか・・
 
 ま、これでダメになっても、発芽した苗がまだたくさん残っているし、
 今咲いている親株からも種を採取できるので、いろいろ試してみます。
 
 
   
 2017年9月20日(水)曇り 日中の益子の気温28度
 
 皆様に耳よりなお知らせです。
 今度の日曜日9月24日日曜日の夜、日本テレビ系「ザ・鉄腕ダッシュ」の中で、知床の釣りの企画が
 あります。 知床窯の圭一が出ますので、ぜひ見てみて下さい。
     2017年8月26日(土)晴れ 日中の益子の気温32度

  バラがなくなった玄関脇の花壇では、バジルが元気に育っています。
 苗で購入したものは3本がくっついていたので、そのまま植えたら
 ひとかたまりになって茂っていますし、種をばらまいたものも、たくさんの
 葉を茂らせています。
 大きな葉がある程度出そろったら収穫して、好物のバジルパスタに。
 使いきれない分は刻んで、松の実と一緒にオリーブオイルに漬けて
 ジェノヴェーゼソースにして保存しています。
 
 ウトロでは気温が足りなかったのか、うまく育てることができませんでしたが、
 関東の今年の日照不足も、強光を嫌うバジルにはちょうど良かったようです。

 気がすすまなかったんだけど、仕方なく植えたピーマン。
 肥料も効いていない土に植えたのにつぼみをつけたので、気がすすまなかった
 んだけど堆肥や肥料をやったら、大きくなってたくさんの実をつけています。
 気がすすまないんだけど、せっせと収穫して食べています。
 
 同じように、気がすすまなかったんだけど植えたトマトは、しっかり実がついて
 色づいてもやっぱり全然美味しくなくて、抜いてしまいました。
 土や肥料代が無駄になってがっかりです。

 一年ぶりのウトロでは、お嫁ちゃんが野菜を上手に育てていて、農家の
 義弟が驚くほどの腕前です。人には得手不得手があるんですねえ。
 私はやっぱり花一筋で行こうと思います。


 昨年挿し木をしたバラ「真宙(まそら)」
 暑さが厳しいうちはずっと摘蕾して咲かせないようにしてきましたが、
 やっと開花解禁。撮影の後、切って店に飾りました。

 ちなみに、挿し木したものは、一本のバラを除いて全て無事に発根し、
 鉢や花壇に定植されました。フランネルフラワーの苗も全部育っていますが、
 全然大きくなりません。どこまでもマイペースな成長ぶりです。
   
   
     2017年7月16日(日) 晴れ 日中の益子の気温 34度 


 現在、益子で挿し木中の植物たち。
 菊数種、バラ三種、ローズマリー、シモツケソウ、ニオイバイカウツギ、
 それと種から発芽したフランネルフラワーです。


 フランネルフラワーは発芽率がとても低いと聞いていましたが、
 本当に驚くほど低かったです。60粒ほど採取した種を5月下旬に全部蒔いて、
 昨日現在で発芽したのは20ほど。
 発芽まで1ヶ月以上かかったあげく、その後の成長もやたらのんびりで、
 本葉が出るまでにさらに20日ほどかかったのではないでしょうか。
 
 根が傷みやすいので、発芽したら早めに鉢上げしたほうがいいと書いて
 あったので、今朝、大き目の12本を鉢上げしました。と言っても地上部は
 1センチほどしかない弱々しい芽で、しかもこの猛暑の中、果たしてこのうちの
 何本がうまく根付くのでしょうか。
 「大丈夫!お母さんがついてるから頑張るのよ!」と、叱咤激励しながら
 植えてやりましたが。


 玄関前では、挿し木が成功して鉢上げしたゼラニウムとエレモフィラ・ニベアが
 順調に生育しています。
 
   
   
     2017年7月10日晴れ 日中の益子の気温34度

 九州地方は大変な状況になっていますね。
 被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。

 益子も猛暑が続いていますが、花たちはしっかり咲いています。

 ウトロから持ってきて何年も経つのに、うまく育っていなかったユリが、
 今年は見事に咲いています。
 オリエンタル系のユリは半日陰が適していると知ったので、昨秋、移植してみました。
 私は、これはカサブランカだと思い込んでいたのですが、咲いてみたら「マルコポーロ」。
 この球根は、二十年近く前、本田の義母やウトロの友人のMりちゃん、Tよちゃんたちと
 一緒に、北海道小清水町のリリーパークにユリを見に行った時に買ったものでした。
 ずっとウトロの庭で楽しんでいたのですが、益子に来ることになった時に、カサブランカと
 一緒に球根をひとつ持って来たのです。
 
 でも、カサブランカは益子でも咲きましたが、このマルコポーロは一向に咲かなかったので
 だめになったものと諦めていました。
 楽しい思い出が詰まったユリが復活して、本当に嬉しいです。
 
 
  バラ「ラ・パリジェンヌ」が枯れてしまった場所。同じ場所にすぐにはバラは植えられないと
 いうので今年はミニトマトを植えてあります。
 私には野菜は絶対に上手に育てられないので、本当は植えたくなかったのですが、
 友人が持って来てくれたので、仕方なく・・・
 トマト専用の土や肥料を使いましたが、はたして元を取ることができるでしょうか。 

 挿し木をしてしまった例のゼラニウムは、全て発根してしまいました。幸い、引き取り手が
 見つかりひと安心。今朝、鉢上げをして養生中です。
 
   
   
  2017年6月5日晴れ 日中の益子の気温22度
   
  5月29日の絵日記で自慢したゼラニウム。あんなに見事に咲いていたのに、私の不注意で倒してしまい、
 コタコタになってしまいました。
 どのみち、あまりに生育が良くて鉢を大きくしなければと思っていたところだったので、仕立て直すことにしました。
 花とつぼみを全部切り取り、ひとまわり大きな鉢に植え替え、切り落とした枝は全て挿し木に。
 転んでもただでは起きない、したたかなA子です。(しかし、全部根付いても困るのが現実で・・・)
     2017年6月2日晴れ時々曇り  日中の益子の気温27度

 今年も青梅の季節がやって来ました。
 昨年、大量の梅酒を漬け込む手伝いをさせられた夫は、「今年は漬けないぞ」と
 けん制します。「もちろん漬けないって」と確約したA子でしたが・・
 青梅が、青梅が私を呼んでいる!    そうだ!梅シロップにしよう!
 子どもたちが小さかった頃、我が家ではよく作って飲ませていたものです。
 
 さっそく梅を4キロ購入し、きれいに洗って水気を拭き、ヘタを取ったら、エキスが
 出やすくするために、竹串でひたすらブツブツ。梅が堅いのでたくさんの穴を
 開けるのは大仕事。1キロも終わらないうちに「肩がこる。腱鞘炎になる」と、
 夫は早々と離脱。A子はひたすら串打ちです。

 全てを保存便に収め後片付けを終えたら、日付が変わっていました。
 こんなに苦労したのに「小さい子って、これが好きなんだよねえ」と、
 孫の顔を思い浮かべるA子。
 果たして、我が家にこのシロップは残るのでしょうか。
   
     2017年5月29日(月)晴れ 日中の益子の気温27度


 今年はシャクヤクの花茎が例年にないほどたくさん上がりました。
 ピンクの方は一番花のつぼみの状態が良くなかったので堅いうちに
 切り、二、三番花を咲かせたのですが、これが大正解!
 一番花ほど大きくはありませんが、二番手とは思えないほど大きくて
 しっかりした花が、半月ほども咲き続けてくれました。早い年はほんの 数日でダメになってしまうので、これは嬉しかったです。

 ふた冬を越したフランネルフラワーも、こんなにたくさん咲いて大丈夫 かと心配になるほどの花付きです。株が衰弱するのが心配なので
 撮影の後、三割ほどの花を切り落としました。


 こちらも(たぶん)三年目になる赤いゼラニウム。現在二鉢あります
 が、大株の方は旺盛に茂った葉っぱで覆いつくされ、花茎が次々に
 上がって咲いています。
 見て下さい!このてんこ盛りのつぼみ!花の重さに耐え切れずに、
 茎がしなるほど。
 寒い冬の間、朝は外に出して日に当て、夕方には店内に取り込んで、 と、A子の涙ぐましい努力の賜物です。
 と言うか、次々に花を咲かせる時期には、規定量より薄めた液肥を
 一日おきぐらいに与えると、効果があるようです。ただ、植物によって は多肥を嫌うものもあるので、ネットなどで調べてからの方が安心。
  
   
   
  2017年5月20日(土)晴れ 日中の益子の気温28度
 
  夫が買ってきた練り切り。
 「わー、きれい!和菓子は季節感があるねえ。青々とした田んぼの上を雀が飛んでる」
 と言う私に、夫は「まだ田んぼは青々となんかしていないだろう」と言います。
 そう言われれば苗はまだ小さく、雀も喜ばないだろうと思うのですが、どう見ても田んぼ・・
 「アヤメだろ、これ。カキツバタとかさ」 なるほど、縦置きにしたら、まぎれもなくアヤメのよう。
 「でもほら、横に置いたら田んぼでしょ」と、引くに引けないA子でした。
   2017年5月18日(木) 曇り一時雷雨 日中の益子の気温19度


 陶器市が終わり、片づけを済ませた息子もウトロに帰って、ほっとしたせいか
 どっと疲れが出た感じのA子。
 それでも花さえいじっていれば、疲れも忘れます。
 バラのつぼみがどんどん大きくなって、毎朝見るのが楽しみですが、
 今朝、庭の草取りをしていて、嬉しい大発見が!

 なんと、昨年枯れてしまったバラ「真宙(まそら)」が、アジュガとドクダミに
 守られるようにして、小さな枝を伸ばしているではありませんか!
 すっかりあきらめていたので、これは嬉しかったです。
 今年は花を咲かせず、株を育ててやろうと思います。

 そして、冬中凍らないように大事にしていた宿根ネメシアは、今や旺盛に茂って、
 鉢植えや花壇できれいに咲いています。独特の色と姿で寄せ植えのいい
 アクセントになるので、冬越しで苦労した甲斐がありました。
 店では1株300円だから4500円分には増えたね、と、にんまりしています。

 反対に冬越しの苦労が無駄だった(ように思える)ペチュニア。

 好きな色なので絶やしたくなかったのと、ウトロでの経験では、冬越しした株は
 春早くから成長を始めて大株になり、たくさんの花を付けるのです。
 ところが春になってみたら、この色の苗は安く大量に出回り、暖かい関東では、
 春に植えても今頃には十分に根が張って、よく咲きます。
 冬中凍らないように、また陽射しを求めておろおろした私って一体・・・

 しかも、悲劇はこれだけではありませんでした。きれいに咲きそろったペチュニアを
 店に運ぶ途中、と言うか、家の門の傾斜を下った途端に鉢が倒れて苗はコタコタに
 なり、車は土まみれで掃除に泣き・・・

 悲惨な姿の苗を再度植え替えて、やっとここまで回復しました。

 この冬はもう枯らしてもいいなあと、今は思っている私ですが・・
   
   
      2017年4月24日(日)晴れ 日中の益子の気温18度

 ウトロにいた頃、ツルニチニチソウだと思っていたのが実はヒメツルニチニチソウで
 本物のツルニチニチソウはもっと大型でした。
 ツルニチニチソウはグランドカバーとして育てるのが一般的ですが、
 こんなにきれいな花なので、花を楽しむ仕立て方ができないものかと思い
 冬の間に鉢上げしてランナーを伸ばさず、主株だけを育ててみました。
 すると花枝が少し高くなり、鉢植えにぴったりです。
 こちらではありふれた花ですが、こんなふうに咲かせていると、
 びっくりする方が多いので、仕立て方を伝授しています。

 ペチュニアを植え替えるために、咲いている花を全部切り取ったので、
 家の玄関に飾っていますが、とても花もちがいいのに驚きました。
 丈が低いので、黒の小ぶりのどんぶりに挿してあります。


 昨年の8月25日の絵日記では、なんとか残っていたバラ、「ラ・パリジェンヌ」。
 今まで待っても芽が伸びてきません。根元がぐらついてきたので、あきらめて
 抜いてみると・・・一番恐れていた事態が・・・
 ゴマダラカミキリの幼虫が株の根元に入り込んで、すっかり食い荒らしていました。
 この他に、挿し木苗の「ジャックカルティエ」も同じ被害に。

 ウトロも含めてこんな事態は初めてで、ショックです。
 今年は絶対に被害を出さないゾと、堅く決意しています。

 ラ・パリジェンヌは確か挿し木してあったはず。
 うまく育ってくれたらいいのですが。

 後日談
   挿し木したラ・パリジェンヌは順調に生育して、5月上旬きれいに開花しました。
    

 
   
   
     2017年4月13日(木)晴れ 日中の益子の気温16度

 今年は早春の花の開花が、例年より少し遅れました。

 益子では今、桜、花桃 梅、モクレンなどの木が、びっしりと花をつけています。
 今まで気温が低かったので花もちがよく、車で走っていても、
 あまりの見事さに、つい目を奪われてしまいます。

 家の南向きの花壇も春の花が満開で、寒さにちぢこまっていたパンジーも、
 やっと背丈を伸ばし始めました。
 今年は特に水仙がきれいで、大輪のラッパ咲きや、房咲きの匂い水仙が
 咲き誇っています。
 チューリップも満開。古い球根ですが、昨年、花が咲いたら早めに切って
 肥料を施し、球根をいたわってやった成果だと思います。
 ムスカリも、花壇のあちらこちらに、たくさん咲いて可愛らしい。
 後ろの鉢では植え替えたバラが順調に生育中。
 昨年ウトロから枝を持ってきて挿し木にしたアジサイも無事越冬し、
 一種類を除いて全て芽が伸びています。今年は咲けないでしょうが、
 来年が楽しみです。

 東側の花壇ではタイツリソウ(ケマンソウ)も三日前から開花。
 昨年のホームページを見ると3月末に咲き出していますが、
 昨年が少し早すぎで、タイツリソウは例年並みの開花です。
 フェンスに絡めたクレマチスもつぼみが膨らんで来ましたし、
 新たに植えたバラも順調に葉を広げています。
 心配なのはシャクヤクに日が当たり過ぎることですが、
 10月でないと移植できないので、この春は仕方ありませんね。
 
 試しに日陰花壇に植えたクリスマスローズも立派に咲きましたし、
 こちらに移植したカサブランカの球根の芽も、大きく土を持ち上げています。
 今年は、どの植物がどんな条件の場所を好むのか、注意深く観察しようと
 思います。
 また、庭の植物を利用した寄せ植えで店前も飾りたいし、と、計画はどんどん
 膨らんで・・・ 春は希望に満ちた季節ですね!
   
   
   
     2017年3月12日(日)晴れ 日中の益子の気温11度 

 古くなったタオルケットをウエスにしようと広げてみると・・

 すれているのは体があたる部分、つまりケットの中央部、60センチほどの
 帯状の部分だけで、あとはしっかりしています。ウエスにしてしまうのは
 もったいないと、またまたA子のけちけち精神がうずきだしました。
 
 考えてみると、タオルケットも小さくすればタオルになるわけで・・

 ダブルガーゼ生地で縁取りしたら、手触りのいいタオルになりました。
 台所の手ふきにちょうどいい厚さなので、重宝しそうです。


 いつも携帯を入れていたので、後ろポケットがすり切れてしまったズボン。
 履き心地がいいのでついつい履き続けていましたが、順調に成長するおなか
 周りのせいか、とうとうファスナーまで壊れてしまいました。
 捨てようかと思ったのですが、ダメ元で修理に挑戦してみたら、
 ファスナー付けも思ったほど難しくはありませんでした。
 そして、奇跡的に、よく似た生地が手元にあったので、ポケットも元通りに。
 履きなれたズボンがまたしばらく履けると思うと、嬉しいです。
 
   
 きゃー!虫!
 苦手な方もいらっし
 ゃると思うので、削除
    2017年3月6日(月)曇り 日中の益子の気温14度  
 
 今朝、店に行く前にバラの鉢の植え替えをしました。

 昨年はバラ受難の年で、枯れた株もあれば、何本かの枝が枯れた種類も。

 このバラ、オマル・カイヤムも1本の枝が枯れていると思ったら・・・
 なんと、根が完全にだめになっていました。

 その原因は、こいつら!コガネムシの幼虫、ネキリムシ。
 こんな被害は初めてなので大ショックです。
 卵を産み付けられないよう、今年は何か対策を講じなければ・・・


 家の縁側に置いた鉢では、早くも大輪の水仙が開花しました。
 真っ赤なゼラニウムも咲き出したので、さっそくどちらも店前に。
 
 盛り上がるように旺盛に咲いているパンジーと
 シルバーリーフのエレモフィラ・ニベアに、ゼラニウムと水仙が加わって、
 店前は、ひと足早く、春爛漫の趣になりました。
 
 
 
 
     2017年2月20日(月)曇り 日中の益子の気温15度 

 まだまだ夜は冷え込む益子。
 庭の花たちも厳しくつらい時期を過ごしています。

 昨冬はダンボールを巻きつけたりしていましたが、
 この冬は、園芸の本で知った防寒用の不織布をかぶせています。
 日差しや雨をある程度は通すのですが、少しでも多く日にあててやりたいので、
 過保護な私は毎朝毎晩、せっせとはずしたり、かぶせたりしています。

 クリスマスローズの花茎が少しずつ伸びてきました。
 庭の鉢は、昨年挿し木をしたアジサイ。乾燥しすぎてだめそうですが、
 はっきり枯れたとわかるまで、あきらめ切れません。

 家の縁側はたっぷり日が差し込んで、ぽかぽか。
 走り回る孫怪獣がいなくなったので、今は花たちの一等地になっています。
 寒い玄関や店の奥で越冬させていた鉢を置いてやったら、
 宿根ネメシアやペチュニアはぐんぐん育ち、水仙は5日ほどで開花しました。
 普段は店の前に飾っている赤いゼラニウムも、リハビリ中です。
 店は明るい北向きなので何とか花は咲きますが、この時期は日差しが不足気味。
 ここで元気になるまで養生させて、再びたくさんの花を付けたら、
 また店に飾ろうと思います。

 一番右奥にちょこっと写っている鉢は、枯れたゼラニウム。
 昨年と同じく、夕方、店内に取り込むのを忘れたために、
 一夜にして凍って枯れてしまいました。根が生きていれば芽が出てくるはずと
 だめ元で手当てしています。がんばれ、ゼラちゃん!
  後日談: このゼラニウムは、やはり回復できずに枯れてしまいました。

 2月11日から始まった「益子雛めぐり」
 それぞれのお店が独自の土雛を飾っているので、楽しいですよ。
 どうぞ見に来てください。
 
   
   
     2017年2月9日(木)小雪のち曇り 日中の益子の気温4度

 今朝は雪が積もっていたので、店は臨時休業することにしました。

 前夜、甘酒を造るためにおかゆを仕掛けていたので、
 おかゆに麴(こうじ)を混ぜいれて、しばらくかき混ぜた後、50~60度で6時間ほど
 保温します。うちのジャーの場合、少しふたをすかして置けば、ちょうどいい温度を
 保てるのがわかったので、しばしばかき混ぜて空気を補充。

 途中、店の雪かきに行きましたが、その間も麴はしっかり働いてくれ、
 甘みの強いおいしい甘酒の出来上がり。
 これをミキサーにかけて、滑らかにしました。
 「飲む点滴」と言われる滋養食ですから、少しずつ飲むことにします。
  後日談: 甘酒はミキサーにかけないほうが美味しかったです。
  
 毎日食べるヨーグルトも、家で作っています。
 市販のカスピ海ヨーグルトを種にして、牛乳を加え、保温するのですが、
 この時便利なのが、この、巻き付けて電気で保温する道具です。
 ずいぶん昔に手に入れたものですが、手間要らずでヨーグルトに適した温度が
 保てるので、とても重宝しています。
 できたヨーグルトを種にして、次のヨーグルトを作れますから、安上がり。
 ただ、私は時々新しいヨーグルトを買って、種を更新することにしていますが。 

 平凡な暮らしも、手作りを楽しむことで、退屈することはありません。
 しかもそれを知床窯の器で食べたら、もう最高!
  
   
   2017年2月8日(水)晴れ 日中の益子の気温8度
 
 今日、店から帰ったら、家の玄関先にこんなものが設置されていました。

 昨夜、夫が「毎日玄関の鉢を出し入れするのが面倒だなあ」と、こぼしたので、
 「せいぜいあと一週間ぐらいのことだから」と、私は取り合わなかったのですが・・
 
 「今こんなの作ったって、すぐ要らなくなって邪魔になるだけでしょう」という私に、
 「要らなくなったらすぐに解体するよ」と夫。

 不精なんだか、まめなんだか、よくわからない仙人であります。
 
     2017年2月7日(火)晴れ 日中の益子の気温8度

  息子一家が先月中旬にウトロに帰り、静けさが戻った益子。
 
 1月末に、例年の通り、味噌の仕込みを終わらせました。
 益子には大量に大豆を煮るための鍋がなくて毎年苦労をしていたので、
 今年はウトロから寸胴鍋を持ってきてもらいました。
 いくらなんでも、この大きさは大げさかと思ったら、
 煮る途中で泡が吹き上がりますから、吹きこぼさないように煮るのは
 これでギリギリの大きさ。
 ちなみに今年仕込んだ味噌の重量は55キロになりました。

 昨年仕込んだ味噌もいい具合に熟成したので、この先一年は安泰です。


 2月いっぱいは夜の気温が相当下がる益子。
 昨年育てていた宿根ネメシアをなんとか越冬させたいと、
 毎晩玄関に取り込んでいます。(主に夫が、ですが)
 新しく購入したバラの苗も、もう少し暖かくなったら地植えにしようと
 夜は玄関で待機中です。
 
 
   
     2016年12月10日(土)晴れ 日中の益子の気温10度 

 南側のフェンスの山茶花(さざんか)は全て切ってしまったので、
 (詳しくは「今日の知床窯」 2016・1・28参照)一番見事な白花も消え、
 がっかりしていました。
 ところが今まであまり日が当たらなかった東側にも、白花があったんです!
 日照不足でほとんど咲けずにいたのが、南側を切ったことで俄然元気になり、
 この冬はそこそこの花数を付けて、初めて気が付きました。
 白花はもう見られないものとあきらめていたので、これは嬉しかったです。

 ベランダに並んだ鉢。後列はバラ、前列はパンジーやビオラ、深い鉢には
 水仙の球根も植えこんであります。
 今年の春、店前に飾った水仙とパンジーの寄せ植えが思ったより素敵で
 お客さまにも好評だったので、また植えました。
 
 花壇に棒を立ててあるのは、孫除けです。
 外遊びのついでに、花壇の土をせっせと運び出すので、
 花壇に球根と苗を植えてからは、立ち入り禁止です。
 犬のナナには効き目がありませんでしたが、孫たちはナナよりは賢いらしく、
 今のところ被害はありません。





 日向の庭で立派に育っているクリスマスローズの一株を、
 実験的に、少し日当たりが悪いところに移植してみました。
 この場所で順調に育つようなら全部こっちに植え替えて、
 日の当たる場所にバラを植えようという計画です。
 鉢植えのススキの枯枝が霜よけになるようにしてありますが、
 効果があるかは微妙。

 
   
   

 2016年12月1日(木)雨 日中の益子の気温12度

 長い間更新しなくて、すみません。息子一家がウトロから来ており、
 毎日家に帰ると小さな孫二人にもみくちゃに されて喜んでいるものですから、
 パソコンに触る暇がありませんでした。

 さて、今年もいよいよユズの季節になりました。
 毎年、この時期に必ず作るのが、「知床窯特製ユズのマーマレード」
 「作り方を知りたい!」というお声も多いので、私の作り方をご紹介します。 
 もっと楽においしく作る方法を実践している方がいらしたら、ぜひ教えてください。

 今回は、皮を刻むところは、お嫁ちゃんのさやかちゃんが手伝ってくれたので、かなり楽でした。
 店番も代わってもらったので、ユズ休業もしなくて済みました。女手があるって、いいですね。

 それにしても、毎年大変なんだから、何もこんなに大量に作らなくても、と思うのですが、ついつい・・・
 保存食作りには独特の魅力があって、なかなかやめられない、困ったA子です。

 下記の作り方は2018年11月、新しいものに更新しました。
 ペクチン液を作るのに、ユズの種も使っています。
   
  
 
今回用意したユズは9キロ。
 一個ずつ、たわしできれいに
 洗います。
 グラニュー糖も7~8キロ用意
 します。
 
 ② 
  皮と、種と袋、果汁に分けます。
 
  種に傷があると苦味が強く出ますから
  割れた種は捨てます。
 
  
 皮は黒くなっている部分などを取り除き、
 刻んでたっぷりの水に一晩浸けておきます。
 新しいたっぷりの水で一度茹でこぼし、
 ひたひたより少ない量の水を加えて
 柔らかくなるまで40分ほど煮ます。
 水を多く入れすぎないように。
 砂糖を加えると最終的に量が増えますから。

 砂糖を二回に分けて入れ、溶かします。
 
       
 ④
 
種と袋は酸味を流すように水で
 きれいに洗い
、たっぷりの水で一度
 茹でこぼします。(苦味が苦手なら
 二度茹でこぼしてもOK)
 絞っておいた果汁を加えてから、
 ひたひたになる量の水を加え、沸騰
 したら弱火で30分煮て、ペクチンを
 抽出します。この時ユズ果汁の他に、
 レモン汁を加えるとペクチンが抽出
 しやすいようですが、私は今のところ
 使っていません。

 茹でこぼしたらペクチンが流れちゃうの
 では?と心配になりますが、ペクチンは
 酸がないと溶け出さないのだそうです。
 だから、初めにしっかりと水洗いして
 酸を取り除いて茹でこぼせばペクチンは
 流出せず、苦味だけを除けるわけです。

 
 ⑤
 
④に③をえ、好みの濃度まで
 煮詰めます。
 ペクチンが固まるためには糖分と
 酸が必要です。③や④の段階では
 条件が揃わないので、ペクチン液が
 固まることは
ありません。

詰める瓶とフタは、あらかじめ洗剤で
 きれいに洗い、煮沸消毒してきれいな
 フキンに伏せて水を切っておきます。
 瓶の使いまわしはできますが、
 フタは必ず新しいものを使います

 マーマレードが熱いうちに瓶の8分目
 まで詰め(瓶の口周りにマーマレードが  付いたら、きれいにふき取ります)
 フタを乗せて蒸し器で20分蒸します。
 (脱気と消毒)
 この時フタをきつく閉めると脱気でき
 ませんから、乗せておくだけ

 
 ⑥

  蒸したらすぐにふたを閉めますが、ここで
 きつく閉めると、後々開けるのが大変。軽いと、
 ややきついの中間ぐらいの加減にしておきます

 
瓶をさかさまにして 自然に冷まします。
 (倒立放冷急冷すると瓶が割れるので、厳禁!

 瓶は熱いし、しっかり脱気密閉されていないと、
 さかさまにした時に噴き出すことがあるので、
 ゴム手袋と布巾を使って作業します。噴いた
 瓶は長期保存不可ですから、冷蔵庫に保管
 して早めに食べます。

 
冷めたら瓶をぬるま湯できれいに洗って保存。
 しっかり消毒脱気されたこのマーマレードは、
 常温で一年は持ちます。 
 今回は250cc入りの瓶が65本になりましたから
 実質一瓶200ccとして13リットルできました。 

     2016年10月8日(土)雨 日中の益子の気温 21度


 今年の春から鉢で育てている「フランネルフラワー」は、
 涼しくなってから次々に花を咲かせています。
 葉や花がフランネル生地のようにけば立っているところから
 ついた名前だそうですが、星形の花が個性的で、とても目を引きます。

 オーストラリア原産で、育てるのは少し難しいと言われますが、
 今日、株の根元を見ると、なんと、こぼれ種から発芽した小さな苗を発見!
 しかも3本も!
 まだほんの小さな芽ですから、鉢上げするのは無理。
 でも早く定植してやらないと、益子の厳しい冬を越すのは難しそう。
 発芽したのは嬉しいけど、今後を考えると、悩みは深く・・・

 後日談: 
 寒くなって、この苗は全て枯れました。来春、種を蒔いてみます。



 8月にウトロから持ってきて挿し木したアジサイは、みな無事に根付きました。
 うまく育ったら、数年後には店前を飾りたいと思っています。
 花を育てるのって、夢があって本当に楽しいですね!
   
   
   2016年9月30日(金)晴れのち曇り 日中の益子の気温23度
 

 栗を一袋頂いたので、渋皮煮にしようと思いました。➡
 虫食いのあるものや、渋皮を傷つけてしまった栗は甘露煮にしました➡
 これで栗おこわを作りたくなりました➡
 ちょうどウトロから送られてきた山のマイタケのおこわも食べたくなりました➡ 
 手持ちのもち米を使い切るために、炊飯器で三回、おこわを炊きました➡
 マイタケはもちろん天ぷらが最高なので、作りました➡
 冷蔵庫の残り野菜をマイタケ鍋にしました➡
 昨夜煮てあった金時豆に砂糖を追加して、火を入れて煮詰めました➡
 途中、パソコンの不具合で、小一時間無駄にしました➡
 炊いたおこわを冷凍用にラップで包みました➡
 流し周りを掃除してから、揚げ物で汚れた台所の床を雑巾がけしました➡
 その勢いで家じゅうの廊下を拭いて回りました➡
 全ての作業が終わったら、日付が変わって1時でした。

 日中家事ができないので、帰宅してから何かまとまったことをしようと思うと、
 結局こうなっちゃうんですよねえ。

 考えてみれば、ウトロでは毎日こんな生活でした。時期になると、連日、海の幸山の幸と
 格闘していたものです。若かったのか慣れだったのか、今思うと、我ながら
 よくやったよなあと思います。
 いや、今でも美味しいものを食べるためなら、できる気が・・


 台所の北側の金木犀が満開で、窓を開けると芳香剤そっくりの匂いがします。
 

  2016年9月26日(月)晴れのち曇り 日中の益子の気温26度

 この夏、バラの枝が枯れたのは、虫のせいではなく「枝枯れ病」という病気のせいだと思われます。
 水分が多い環境下で発生する病気で、枝を切った部分からウイルスが侵入して起こるそうです。
 今年ほど雨の多い年はありませんから、なるほどこんな病気にもかかろうというもの。

 「ラ・パリジェンヌ」の他に「オマル・カイアム」「ブライダル・ピンク」「パレス・パロミーナ」も、
 大きな枝が1本ずつ枯れてしまいました。
 幸い、今のところ株がダメになることはなさそうで、残った枝には秋の花が咲き始めました。
 
  2016年9月1日(木)晴れ 日中の益子の気温32度

  この度の台風で大きな被害を受けた方々に、心からのお見舞いを申し上げます。
     2016年8月25日(木)晴れ 日 中の益子の気温31度


 玄関脇に植えてあるフレンチローズ「ラ・パリジェンヌ」の太い枝が
 突然枯れてしまいました。

 株の中では最も太い枝だったので、大ショック!
 最悪なのは、根がカミキリムシにやられてしまう被害ですが、
 根元は傷んでいませんから、原因は虫ではなさそう。
 枯れた枝は切り捨てましたが、新しいシュートが伸びていますから、
 株が枯れることはなさそうです。

  後日談:バラの師匠に伺ったところ、どうやらステムキャンカーという病気で、
        枝の切り口から侵入した菌にやられたらしいです。
        今年は極端に日照が少なくて、切り口がj乾かなかったのが
        原因ではないかとのこと。株が回復するのには時間がかかるかも。

  さらに後日談
      :最終的にこのバラは枯れました。挿し木してあったのが救いでした。

 7月に、こんなふうに株分けして植えたアゲラタム。
 2株から20株ほどに増やしたのが、今、花壇や鉢で咲いています。

 アゲラタムは夏の暑さに強くて重宝する花で、株分けにも強いですね。
 ほかにもマリーゴールドやサルビア、ペチュニア、ネメシアなどは、
 株分けすると、簡単に増やすことができます。

 家庭園芸は、工夫次第で、お金をかけずに楽しむことも可能なので、
 毎年いろいろ試しています。
  
   
   
     2016年8月23日(火)曇りの雨 日中の益子の気温29度

 今日は夕方4時ごろになって急に雷鳴がとどろき、
 その後、豪雨になりました。
 7時過ぎまで激しく降り続きましたが、その後は断続的に
 稲妻が光っています。
 昨日の台風11号は益子、真岡、宇都宮を直撃したそうですが、
 益子はさほど雨も風も強くはありませんでした。
 直撃したとテレビを見て知った義妹からのメールで、初めて知ったぐらいです。

 益子はひどくならなくて何よりでしたが、もう台風は来ないで欲しいものです。

 

 6月に下漬けしておいた梅。
 ウトロから戻ってきて、すぐに三日間干して、いい色になりました。
 この直後から天候が悪くなりましたので、ぎりぎり干すことができて
 よかったです。
 今年は赤紫蘇を入れた赤梅漬けと、紫蘇を入れない梅漬けの
 二種類漬けたので、梅酢も赤と白の二種類できました。
 クエン酸たっぷりの健康食品ですから
 いろいろな料理に利用しようと思っています。

 

 バラの挿し木で反省したのもつかの間、
 ウトロのアジサイがきれいだったため、
 つい、枝を切って持ち帰り、挿し木してしまいました。
 うまく根付いたら鉢植えにして店前を飾ろう、などと言い訳しつつ、
 毎日見守っています。
 
   
   
   2016年8月20日(土)曇り一時雨 日中の益子の気温28度
  
 ホームページの手入れのためにウトロに預けてきたパソコンが戻って来たので、
 帰省したウトロの様子をお知らせしたいと思います。

 孫たちは皆、大変なほど元気でした。
 娘母子もウトロに集合したので、狭い家の中は超過密状態。
 娘は子どもたちを実家に預けて、翌早朝、夫と一緒にさっさと船釣りに出かけました。
 気持ちよく子どもたちの面倒を見てくれるお嫁ちゃん。偉いなあ。

 息子の子は3才になったばかりと4才で、娘の子は小3と小1。
 上の子たちが下の子たちの面倒を見るので、私は見ているだけで
 済むようになりました。昨年よりずいぶん成長したなあと感無量です。

 花壇は、お嫁ちゃんが(息子も土木作業を?)きれいに手入れしていて
 感激しました。
 植物の種類は激減しましたが、こういうすっきりした庭も、私は好きです。
 自分ではなかなか思い切って整理できませんから、よかったです。

 一枚目は、ウトロの庭で一番華やかなバラ、「マリア・テレジア」
 昨年の深い剪定の甲斐あって、今年はきれいに咲いていました。
 私が益子でレンガを積んだのを見て、さやかちゃんも周りを囲っていましたが、
 枝が倒れないし、すっきりした花壇では、いいアクセントになっていますね。

 昨年壁に取り付けたトレリスに、クレマチスがきれいに絡んでいました。
 根元から思い切り短く切ってしまったので、例年ほど花付きはよくありませんが、
 すくすくと育っています。これは「穂高」という丈夫な大輪品種。

 そして(たぶん)息子が上手に剪定したラベンダーも、姿よく、こんもりと再生して
 います。今年は小さな苗も植えたそうで、二、三年後には
 元のようにラベンダーで埋め尽くされると思います。
 イングリッシュ系はそろそろ咲き終わり、ラバンディン系の
 「スーパー・セビリアン・ブルー」が咲きだしていました。
 花壇中央の月桂樹も、かつてないほど立派に育っています。
 葉っぱを収穫してきたので、またたっぷりローリエが使えます。

 ご近所の方たちも息子夫婦の頑張りを褒めてくれました。皆さんに支えられながら、
 立派に地域の一員として暮らしている様子に、安心して帰ってきました。
 
   
   
   2016年7月12日(火)晴れ 日中の益子の気温29度
  

 家の庭に植えているチョコレートコスモス。
 次々と可愛い花を咲かせるので、毎日、店に飾っています。
 「この花は育てるのが難しい」「毎年苗を買ってもダメにしちゃう」と、
 好きだけどあきらめているお客さまが多いようですが、
 私は植えっぱなしです。

 株本から伸びた細い枝が地面に倒れてしまうので、
 今年はレンガを積んで倒伏防止。
 風の通り道を作ってあるのが、みそです。




 バラの一番花を切った枝を、なんとなく挿して置いたら、発根しました。
 植えるスペースはないし、鉢植えもこれ以上増やすのはちょっと・・・
 それなら挿し木しなければいいのに、ついつい挿してしまう困った私です。
 
     2016年7月5日(火)曇り 日中の益子の気温20度

 連日蒸し暑い日が続いていましたが、今日は涼しい一日でした。
 
 さて、店番をしながら私にできることと言えば、読書と服作り。
 今は毎日、孫たちの服を縫っています。
 画像が残っているものの一部をお見せしますね。

 息子のところの4才の薫子と、もうすぐ3才になる美優子姉妹に、
 お揃いのTシャツを作りました。小さい子は頭が大きいので、
 両肩をスナップ止めにして、脱ぎ着しやすくしてあります。

 丈が短くなったから布を足して長くして欲しいと娘が送って
 よこしたTシャツ。小学一年生の葵が着るには地味すぎるので
 ばーちゃんの趣味でかわいらしく変身。

 小学3年生になった乃亜はずいぶん背が伸びてきました。
 走り回るのが大好きな子で、もう、ふりふりスカートははかないので
 バルーンパンツを作ってやりました。捨てる服から外してとっておいた
 タグをポケットに縫い付けて、ちょっとかっこよく。
 
 美優子に帽子を作ってやったら、「気に入って、お昼寝から起きて以来
 ずっとかぶっています」と、ママからの写メが送られてきました。
 下の子は上の子からのお下がりがたくさんあるので、ついつい、
 上の子に作ってやることが多くなりますが、
 たった2才でも、やっぱりなんとなく寂しいのでしょうね。

 かわいい服を着せられるのも、あとわずかな間だけ。
 せっかく姉妹二組の孫に恵まれたのですから、
 喜んでくれる間は、せっせと作ってやろうと思います。

 なにしろ私は布が好きなので、30年以上も前の、自分の子育て中から
 持っている布も、手元にたくさんあります。
 
 作って楽しく、送って喜ばれ、手持ちの生地も片付くと、
 いいことづくめの私の服作り。
 ミシンの調子もいいので、まだまだ頑張れそうです。 
   
   
   2016年7月3日(日)曇り 日中の益子の気温31度 

 益子は昨日から暑くなりました。
 店前の花に水やりをしようとしたら、こんな大きなナナフシが!
 後ろに写っている鉢のバラの葉が、ずいぶん傷んでいると思っていたら
 こいつがカジカジしていたんでしょうか。
 心の広い私も、さすがに見逃すわけにはいきません。
 しっかり罰を与えてやりました。
     2016年6月29日(水)曇り 日中の益子の気温24度

 昨年切り花で買ったバラですが、とてもきれいだったので
 店に飾った後、挿し木にしたらうまく育ってくれました。

 今年一年は花を咲かせずに株を育てた方がいいのですが、
 一輪だけ咲かせてみました。
 買った時はカップ咲きだったと思うのですが、
 記憶と違う花姿。
 ま、これはこれできれいですが、
 株が充実したら本来の咲き方をしてくれるのかな?



 小豆をまとめて煮て、あんこにして冷凍しています。
 そのあんこを使って、今夜はおやつ用のどら焼きを作りました。
 山のように盛り上げて、ご満悦のA子。
 もちろん、すぐに全部食べるわけではなく(でも六個ほどは残して)
 一個ずつ包んで冷凍庫へ。
 
 おやつがないと結局買ってきてしまう、夫のための対応策です。
   
 2016年6月10日(金)晴れ 日中の益子の気温 28度
   
  店前の花にカマキリの赤ちゃんが登場。
 透き通るような体色で糸のように細いのに、
 どっこい生きてるたくましさ!
 こんなところにカエルが!
 干からびてしまいそうで心配なのですが、
 当のカエルは余裕で、動く気配がありません。 
 結局二日間ここにいて、その後、花の鉢に
 移動しました。
 2016年6月8日(火)曇り 日中の益子の気温 20度

 パソコンソフトの不具合で、またまた更新が滞っておりました。
 息子が忙しくて、なかなか処置を教えてもらえず、今夜、意を決して自力で取り組んでみたところ、偶然にも再生に成功しました!
 パソコン音痴の私でも、うまくいくことがあるんだなあ・・・
 
 庭の花が一番きれいな時期を、逐次お見せできなくて残念でした。

 今年特筆すべきことは、バラのうどん粉病防止に葉面散布肥料を使ったことです。
 例年ですと最低限の農薬を使うのですが、今年は試しに「納豆菌」主体の酵素を使った葉面肥料を
 週1回以上散布しました。
 今のところ、うどん粉病はほとんど発症していません。
 もちろんこれからが病気の出やすい時期ですから油断はできませんが
 この方法で済むなら、こんなにいいことはありません。
 今後の経過も、引き続きお伝えしますね。
 
 
  4年ほど前に、ウトロから挿し木で持ってきた
 「ニオイバイカウツギ」 今年は見事に
 咲いてくれました。とてもいい匂いです。
 これもウトロから掘ってきたカンパニュラ。
 益子は気温が高いせいか、どんどん増え
 ましたが、暑さに弱いのが残念。
 去年、小枝を頂いて挿し木した「キンシバイ」
 うまく成長して、毎日きれいな花を見せて
 くれています。
     
 塀の外側に植えてあるつるバラの「ファンタン・
 ラトゥール」無農薬できれいに咲きました。
 ほとんど咲き終わったので、昨日、花がらを
 全て切り落としました。
  これは作業場の壁に這わせているつるバラ
 「ロー・ブリッター」葉面散布肥料のおかげか、
 例年より花が大きかったように思います。
 フレンチローズの「マリコーン」にも、全く
 うどん粉病は出ていません。
 つぼみがたくさん付いたので、4割ほどの
 つぼみを摘み取り、時期を遅らせて一番花を   咲かせたものが、今、満開です。

  2016年4月27日(水) 日中の益子の気温20度
 

 
陶器市に出店するため、昨日、息子がウトロからやって参りました。
 
今日は象嵌てん前にテントを張って棚を組み上げ、明日は商品を並べるそう。

 夫も着々と臨時店舗の準備を進めています。
 陶器市は29日(金)から。皆さま、どうぞおいで下さいね。
 出店場所はホーム-ジのトップからご確認ください。
 
 2016年4月16日(土)晴れ 日中の益子の気温18度

  熊本県で発生した大地震では、大きな被害が出ていますね。。
  これ以上被害が拡大しないよう、
  また、被災した方々が、一日も早く平穏な生活を取り戻せるよう、祈っています。
      2016年4月7日(木)雨 日中の益子の気温12度


 今日はあいにくの雨。
 日中はそれほど強くは降りませんでしたが、今夜は風が吹くと言うので
 店前の鉢植えは、全部取り込んで帰ろうと思います。


 6年前に買って、花壇に植えた数種類のチューリップ。
 園芸書には、関東以西では球根がうまく育たたないので、
 毎冬新しい球根を植えるようにと書いてありますが
 私は花を早めに切り、葉っぱはしっかり残して肥料を与え、肥培しています。
 その甲斐あってか毎年きれいに咲いてくれるので、店に飾って楽しみます。


 大振りの花は大振りの花入れに、
 親球根の周りにできる小さな球根にはそれなりの小さな花が咲くので
 油壷などの一輪挿しに挿して楽しんでいます。

 花屋さんで買う花ももちろんすてきですが
 庭に咲いた花は、季節が感じられて、また格別。

 益子の花壇は、私の好みと環境の事情に合わせて、
 少しずつ変わっています。
 今年は特に、南側の生垣を切ったことで日照条件が大きく変わりましたから、
 植物も植え替えをする必要があります。
 時期的に、今は植え替えられないものもあるので、これから時間をかけて
 庭を作っていくことになります。

 狭いスペースですが、植物の成長を見るのは楽しみなもの。
 朝に夕に眺めては、幸せに浸っています。
 
 
   
   
     2016年3月31日(木)晴れ 日中の益子の気温19度 

 昨日、やっと数輪が開花を始めた益子の桜でしたが
 気温が上がった今朝は、あちこちでどんどん咲き始めていました。

 益子では、まだ咲き残っている梅、満開のハクモクレン、サンシュユ、ツバキ、
 ユキヤナギ、咲き始めたモクレン。
 水仙、パンジー、芝桜、ムスカリなど、美しい民家の庭を眺めながら
 益子の散策はいかがでしょうか?
 

 メッセの丘からの眺めも、まさに春爛漫です。
 
   
      2016年3月28日(月)晴れ 日中の益子の気温15度

 現在の店に移転して2年数か月が過ぎました。
 陳列台の下の目隠しカーテンは、開店当時、適当な布がなくて、
 手持ちの布を染めて、開店前日になんとか縫い上げたものでした。
 そのうちに取り換えようと思っていたのですが・・・

 「仮末代(かりまつだい)」という言葉があるそうですね。
 私は知りませんでしたが、夫が教えてくれました。
 とりあえず、と間に合わせたものは、結局ずっとそのままになるものだと
 いうようなことらしいのですが、まさにその通り!
 
 先日、ようよう作りかえようと決心し、生地を探したのですが、
 イメージに合うものが見つかりません。
 結局、仕立て上がりのカーテンを買って、ほどいて縫って作りました。
 大きなカーテンを店の小さなスペースで扱うのは大変でしたが、
 付け替えてみると春らしくていい感じ。
 
 苦労した甲斐がありました。 
   
     2016年3月14日(月)雨 日中の益子の気温 6度

 冬中、覆いを掛けたり外したりと、手厚く保護してきた
 クリスマスローズが、きれいに咲き出しました。

 紫色と白色、それぞれ1株ずつ植えて3年目、
 こんなに大株に育ってくれて感激です!

 花期が長いので、これからしばらく楽しめることでしょう。
 一輪挿しに入れて、店前にも飾っています。


 先日店に来て下さったお客さまに「知床窯ホームページが再開して嬉しい」と
 言われました。
 店から離れられないので益子の情報も集められず、
 ウトロからの発信でもないので珍しい出来事もないしとお話しすると
 それでも楽しみにしているから続けて下さい言われ
 A子は恐縮しっぱなしでした。

 平々凡々の毎日ですが、細々でも続けていこうと思っています。
 力づけて下さったお客さま、ありがとうございました!
   
     2016年3月3日(木)晴れ 日中の益子の気温 16度


  店に着いて車を降りた瞬間、なんだかいつもと違うという違和感が。

 理由がわからないまま店を開けて、ふと窓から外を見た瞬間に納得!
 なんと、お向かいの観音寺のケヤキが、大きな枝を落としていたのです。
 
 クレーンで吊り上げられた職人さんが、
 足で器用に木を蹴りつつ作業していきます
 木にワイヤーをしばり付け、チェーンソーで伐って、
 それをクレーンが運んでいくという段取り。
 お天気はいいのですが、時々強い風が吹く今日の城内坂。
 あんな高いところで作業をするのは、怖くはないのでしょうか。
 仕事とはいえ、職人さんを尊敬してしまいます。

 切り倒すわけではないようですが、このケヤキは立派な木で、
 特に春の芽吹きの頃は、日に日に濃くなっていく緑が美しく、
 A子の店番の大きな慰めでしたので、相当悲しい気分です。
 以前のように繁るまでには、どれだけの年月がかかることでしょう。
 木のためには必要な手入れなのでしょうが、残念でなりません。

 
 お雛祭りの今日、たから幼稚園の園児たちが、通りを散歩中。
 お雛さまを見ながら、にぎやかに歩いています。
 中には必ず列を離れる子がいるもので、先生に連れ戻されながらも
 いたずらに余念がありません。
 
 うちの孫たちもチョロチョロするのは大得意だったので、
 よその子とは思えないほど親しみを感じちゃいます。

 子どもはいたずらをするのが当たり前。
 おとなの言うことを聞かないお年頃もあるさと、ベテランばあちゃんのA子は
 やんちゃ坊主を、むしろほほえましく思うのでした。

 あ~~、にぎやかな孫たちに、会いたいなあ!
   
   
     2016年2月11日(木)晴れ 日中の益子の気温9度
  

 当初は暖冬と言われた今年の冬ですが、
 1月後半から連日寒い日が続いていますね。

 冬には零下9度程まで下がる益子。
 クリスマスローズは夜の間にパリパリに凍っているので、
 今ではこんなふうに覆いを掛けています。
 クリスマスローズは初冬に古い葉を全部切り取った方が
 花付きがよくなると昨日知ったので、
 撮影の後で、全部きれいに切り取りました。
 隣に繁っているのは二種類のローズマリー。
 寒さのせいか、木立性の方が変色してきたので、
 紐でくくって、シートの下に入るようにしました。
 ほふく性のローズマリーは比較的寒さに強いらしく、全く平気です。
 日中は日を当ててやらなければならないので
 シートを掛けたり外したりと、気ぜわしい今日この頃です。
 (もっとも担当は夫ですが)

 何種類か植えてあるアジサイ。
 そのうちの2種類は、植えてから3年も経つのに一度も花が咲きません。
 これは寒さのせいで花芽が痛んでいるのかもしれないと思い、
 この冬はすっぽりと囲ってみました。
 これでも咲けないとしたら、もうお手上げ。


 鉢植えのバラ。
 例年はテラスの屋根の下で越冬させるのですが、
 1月前半が暖かかったために芽が動き出しそうだったので、
 あえて寒い場所に移動しました。
 陽気に騙されて新芽が出てきたら、夜の冷え込みで、枯れかねませんからね。
 夜だけはブルーシートで覆っています。
 近いうちに鉢の植え替えをしなければなりません。

 今年もきれいに咲いてくれますように!
 
   
   
  2016年2月1日(月)曇り 日中の益子の気温6度

 絵日記を読み返してみると、陶器の話題がほとんど出てきませんね。
 本当にやきものやなのかと、疑われても仕方がないほど。
 そこで今日は久々に、商品のご紹介です。
 知床窯ではホームページに通販コーナーもありますが、直接、電話や写メなどのやり取りで商品が特定できれば、
 ご注文に応じることもできます。
 気に入ったので欲しいんだけど、なかなか益子や知床までは行けない、という方、どうぞお電話をください。
 
 栃木県 益子ギャラリー   090-6627-4568(本田)
 北海道 ウトロ店       0152(24)2876 (本田)      
     
  知床窯の新作のひとつ、モダンな徳利と
 ぐい飲みです。土の質感と、
 洗練されたしのぎが、いい感じ。
 価格は徳利が税込5400円、
 ぐい飲みが税込3240円です。
 長方形型の 織部角皿。サイズは3種類で、
  (小)21cm×14.5cm  税込5400円
 (中)24.5cm×17cm  税込8640円
 (大)36.5cm×21cm  税込19440円
  2月3月は、記念品や贈り物をする機会が
 多くなりますよね。
 そこで今日から、こんなコーナーを
 作ってみました。
 ちょっとお得ですので、ご利用ください。
     2016年1月28日(木)晴れ 日中の益子の気温13度

  皆さま、明けまして・・
  月が変わるどころか、前回の絵日記から、もう年が変わってしまいました。
  再三「更新されていないねえ」と、お叱りは受けていたのですが・・
  スミマセン。
  ここまでサボっていると、もはや言い訳もできませんね。
  変わり映えのしない暮らしぶりですが、またお付き合いくださいませ。

  城内坂通りは東西にのびる通りですので、ほぼ一日いっぱい日が射します。
  お天気のいい日は、今時期でも、ポカポカと気持ちのいいお散歩ができますよ。

  街路樹には、願い事を書いた絵馬がたくさん結ばれています。
  これはお正月に城内坂通り会で企画したもので、お買い上げ下さったお客さまに、
  書いて木に結んで頂いたもの。
  3月になったら、うちのお向かいの観音寺でお焚き上げをします。
  ぶらぶら歩きながら、書かれている願い事を読むのも楽しいものです。
 
  今まで私が見た中での最高傑作は、
  「なっちゃんに人類の彼氏ができますように」 というもの。
  これってどういう意味なんだろう?いろいろ想像しては楽しんでいます。
 
 
   
     2015年3月31日(火)晴れ 日中の益子の気温22度 


 城内坂通りを挟んで店の向かい側にある、観音寺の桜。
 昨日から、みるみるうちに開花を始め、今日、南側に伸びている枝はきれいに
 咲きそろいました。

 町全体で見ると、まだほころんでいない桜も多いのですが、
 木によってはもう満開に近い桜もあります。

 今後1週間ほどは、毎日がお花見という贅沢な季節になります。
 
 
   
      2015年3月18日(水)晴れ 日中の益子の気温16度  


 先週の金曜日、店を開ける前に、店の真ん前の道を登って、陶芸メッセに
 続く高台を散策してみました。

 そしたら、これまで気づかなかった、大きな仏像を発見。
 益子の町を見守るように、静かに鎮座しておられました。
 

 紅梅は、もう満開で、白梅もその時点で2分咲きぐらい。
 あたり一面に梅のいい香りが漂って、本当に気持ちのいい時間でした。



 開店時間が迫っていたので、急ぎ足で坂を下っていると、
 犬を散歩させていた方が、声をかけて下さいました。

 かわいいワンちゃんを見かけると、ナナを思い出して、
 まだ辛いものがありますが、春は花の季節!
 家でも水仙やビオラ、プリムラが満開で、ムスカリが咲き出しました。
 花の成長を楽しみに、頑張れ!私!
 
 
 
 
 
                 2015年3月7日(土
 
 悲しいお知らせがあります。
 知床窯の愛犬ナナが3月1日に永眠いたしました。享年14才でした。

 昨年12月中旬、急に体調を崩し、獣医さんを受診したら、内臓がいたんでいて、明日まで
 もつかどうかとの診断でした。幸いその時はなんとか持ち直し、食事もとれるように
 なりましたが、長くはもたないようでした。
 例年なら冬は益子で越させるのですが、「長くないなら最期を看取ってやりたい」と、
 1月末に息子一家がナナをウトロに連れて帰りました。その後は薬を飲みつつも
 小康状態を保っていたのですが、3月1日夜、静かに旅立って行きました。
 
 性格の良い、可愛い犬でした。
 いつも私たちに寄り添い、たくさんの喜びを与えてくれたナナに、深く感謝しています。
 
 可愛がって下さった皆さま、本当にありがとうございました。
 心からお礼申し上げます。
 
 2015年2月5日(木) 小雨 日中の益子の気温(12時現在)3度

 パソコンの、というか、ソフトの不具合で、ずっと更新できずにいました。
 昨年の9月と同じ不具合です。
 今日は思い切って店を休み、相談窓口に電話して、時間はかなりかかりましたが、
 やっと正常に使えるようになりました。(なったはず・・・)

 さて、先月末には息子一家もウトロに帰り、益子にはまた平和が戻って参りました。
 これからの私の仕事の予定としては、味噌の仕込み、バラの剪定と植え替えという大仕事が控えています。
 先日手配した麹が明日には届くことになっているので、週明けには味噌の仕込みです。
 大豆はいつものように北海道清里町のK子さんから送っていただいてあるので、準備はOK。 
 いつものことをいつものようにできるというのは、幸せなことです。

  2014年11月6日(木)晴れ 日中の益子の気温22度

 益子秋の陶器市は盛況のうちに終わりました。
 おいで下さったたくさんのお客さまに、お礼申し上げます。ありがとうございました。
 
 さて、益子には、陶器市に合わせてウトロからやってきた、息子一家が滞在中です。

 2才10か月と1才3か月になったふたりの孫たちは、怪獣さながら。
 「どこからこんなエネルギーが・・」と、ママがため息をつくほど超元気です。
 もう少ししたら、私の実家の母が来ることになっていますが、
 この孫たちのパワーに耐えられるだろうかと、相当心配なA子です。
 あ~!こらこら、パソコン触ったらだめだって!コードも引っ張っちゃいけないの!
 はあ~~・・・店番をしている方が、はるかに楽・・・

 2014年9月16日(火)晴れ 日中の益子の気温26度
 
 ホームページ作成のソフトの不具合があり、長い間更新することができませんでした。
 お客さまからご心配のメールを頂くので気が気ではなかったのですが、今日、何とか新たに立て直すことができたはずですので、
 祈るような気持ちで、記事を書いています。うまくいきますように・・・

 今日の日中、突然強い揺れがあって、ちょうど店で接客中だったA子はびっくりしました。
 「ガンッ!」と突き上げられるような非常に短い揺れでした。
 店の商品に被害はなく、建物から人が飛び出すようなこともありませんでしたから、益子では全く被害はないと思われます。

 家に帰ってから窯場などを見回ると、棚板の上の茶碗が2~3個落ちて壊れていましたが、被害はそれだけです。
 ご心配のお電話やメールなどたくさんいただきました。ありがとうございます。

 2014年7月20日(日)曇り一時雨 日中の益子の気温 28度

  長い間更新しないで、申し訳ありません。
 このホームページを始めた時、多分8年ほど前(?)に購入したカメラが壊れてしまいました。
 そんなこんなで、ついつい・・・

 さて、明後日22日から8月2日まで、A子は、北海道知床ウトロ店の庭の手入れに行って来ます。
 息子夫婦もたまに草取りはしているようですが、小さい子どもがふたりもいては、
 なかなか思うようには手入れはできないでしょう。
 通り沿いの場所だけに、あまり荒れた状態にして置くわけにはいきませんから、
 夏には私が手入れをしに行くことにしています。

 そんなわけで、益子ギャラリーは、その間の平日はお休みさせて頂きます。

 まもなく関東地方も梅雨が明けるようですね。
 暑くなるでしょうから、皆さま、どうぞお体に気を付けて、お過ごしくださいね。
 2014年5月30日(金)晴れ 日中の益子の気温  30度
 
  いい天気が続いて、花もすくすく成長して
 います。作業場の東側の狭い庭は午前中
 しか日が射しませんが、花の成長には充分
 のよう。ウトロから移植したシャクヤクと
 ほふく性のリシマキアが満開、バラ、ツユ
 クサ、ラークスパー、ツルニチニチソウ
 などが、所狭しと咲いています。
  ナナ逃亡防止用の金網を巻いて作った
 簡単ポールには、クレマチスの「プリンセス・
 ダイアナ」が巻き付いて旺盛に繁っています。
 つんつんと上向きに咲く小花が可愛い。
 冬には地上部が全部枯れるので、誘引の
 手間が全くかからず、お勧めの花です。
  庭に咲いた花で店を飾りたい・・
 そんな願望が、益子でも叶いつつあります。
 フレンチローズ「ラ・パリジェンヌ」は一番花が
 そろそろ終わりかけですが、今年はあまりに
 花付きがよすぎたので、全体の3割ほど蕾を
 摘み取りました。摘んだ枝先にはもう蕾が付い  ていますので、まもなく咲いてくれるでしょう。
 
  一昨年10月にウトロから株分けして来て
 益子に植えたシャクヤクは、大きくて立派な
 花を付けています。「造花ですか?」と、
 お客さまも驚くほど。シャクヤクは10月に
 移植すると殆ど痛まないと本に書いてあり
 ましたが、全くその通りでした。
  店前の赤いテーブルには、ツルバラ
 「ロー・ブリッター」の一枝を。
 コロコロとした花姿がとても可愛いバラで、
 花持ちもいいので、長く楽しめます。
  鉢で1年育て、その後地植えにして3年目の
 バラ「真宙(まそら)」
 日本で作出されたものですが、色といい
 花姿といい、本当に上品でシック。
 なかなか株が大きくならず、花数も少なくて
 気をもみましたが、今年は立派に咲いて
 くれました。
    2014年5月13日(火)晴れ 日中の益子の気温25度

 陶器市が終わって、息子の圭一はウトロに帰りました。
 ナナもウトロで夏を越すべく一緒に戻ったので、益子はまた、老夫婦ふたりきり。

 家族が家に帰ると、喜んでまとわりついてきたナナ。
 散歩やご飯を催促してはキュンキュン言っていた声が聞こえなくなり、
 空っぽの小屋を見ては、ナナの不在を実感しています。
 
 13才とはとても思えないほど元気ですから、秋の陶器市には
 またいつもの通り、圭一が連れて来てくれることでしょう。
 ナナ、元気でいてね。
 
 2014年4月8日(火) 晴れ 日中の益子の気温  

 本州の方には、また桜?と言われるでしょうが、春を待ちわびる北国の方には、「もう少しの辛抱で春が来る!」と、
 希望を持っていただけると思うので、主にウトロの花友だちに宛てて・・・
 
   
 中央公民館のグランドの周りをぐるりと
 取り囲む桜。太くて立派な幹です。
  車で通りかかったお庭の花が、あまりに
 きれいだったので、降りてパチリ!草取りを
 している方に伺ったら「花桃だよ」とのこと。
 今まではずっとスオウと思っていました。
  同じお庭の花。
 右下の枝にはピンクと白の花がくっついて
 咲いていました。
   
  小貝川の土手近くの会社の敷地周囲も
 ぐるりと桜で囲まれています。
 七井駅の前に咲く桜。
 右側に見える古い日本家屋も情緒満点!
 そして花よりもA子を感激させたのは、こちら!
 薫子と同じぐらいの子が保母さんに手を
 引かれてお散歩中。なんにでもちょっかいを
 かけながら歩くところも薫子そっくり!
 薫子も先日から保育園に通っています。
 先輩たちの過激な歓迎を受けつつも
 喜んで通っているとか。あ~、会いたいなあ・
  2014年4月6日(日)曇りのち晴れ 日中の益子の気温11度

  関東は今が桜の見頃ですが、益子も見事です。
  町の中のどこを見てもさくらさくらさくら・・・
  明日からは暖かくなるそうですから、どうぞお早めにおいで下さい。
   
  店の正面、観音寺への入口の桜。
 満開の花が夕日に輝いてきれいです。
 
 民家の裏山の桜も満開。   庭の桜もきれいですが、こんなふうに
 山に咲く桜はまた、別の趣があります。
 ふと北海道の風景を思い出しました。
      2014年3月30日(日)雨 日中の益子の気温16度

 うちでは最近、野菜の「太白(たいはく)ごま油」炒め」を、よく食べています。
 (太白は登録商標だそうです)
 
 これは「暮らしの手帖」で紹介されていたレシピの簡単バージョンなのですが、
 ニンジンの千切りをこの油で炒め、軽く、塩、コショウを振るだけで、ニンジンの甘みが
 際立って、とてもおいしい炒め物になります。
 ニンジン以外にも、小松菜や豆苗などもザクザク切って、同じように作ってもおいしい。
 下ゆでも必要ありません。
 多めに作ってタッパーに入れておいて、毎食食べています。
 手軽でヘルシーでおいしい、お勧めのレシピです。
 
 ごま油と言えば茶褐色で香りの強い油が一般的ですが、あれは焙煎したゴマを
 絞ったもの。
 これに対して、「太白ごま油」は、焙煎していない生のゴマからとったもので
 ゴマの香りはありませんが、旨みが強いです。
 

 このレシピのために太白ごま油を買ったら、たまたまキャンペーンの応募シールが
 付いていたので、応募してみました。
 もともと私は不精なので、懸賞に応募するなんてことは滅多に、というか、まずありません。
 この時は気が向いたというか、魔がさしたというか、本当にたまたま応募したのですが、
 なんと!これが当たったんですねえ。

 応募したのもすっかり忘れていたある日、家に帰ると、心当たりのない会社から
 荷物が届いていて、それはそれは嬉しかったですねえ。
 賞品はごま油の3本セット。それに製造会社である竹本油脂株式会社のPR誌をまとめた
 立派な料理本が2冊も!レシピ以外にも読み応えのある記事が色々載っていて、
 楽しんでいます。

 竹本油脂さん、ありがとうございました。
 せめてものお礼に、実名で紹介させていただきましたよー。
 また機会があったら、ぜひぜひ、当選させてください!って、厚かましすぎ!
 
   
 2014年3月28日(金)晴れ 日中の益子の気温 20度 
   
  暖かく穏やかな日です。益子は今、
 ハクモクレンが真っ盛り。あちこちの庭や
 玄関先に、無造作にモクレンの大木が
 そびえていて、感動ものです。
  ふっくらとした純白のハクモクレン。
 枝という枝に、びっしりと花がついていて、
 本当にきれいです。
 このお庭の生垣の上に、なぜかひょうたんが
 転がっていました。これを見た瞬間に、
 今日が自分たちの38回目の結婚記念日
 だったことに気付いたA子。
 ひょうたんとどういう関係が?
 2014年3月25日(火)晴れ 日中の益子の気温20度
  
 今日は用事があって、夫は朝から車で出かけなければなりませんでした。
 うちには車が一台しかないので、こんな時には、A子は知り合いの方から軽トラックを借りて出勤しています。
 でも今日はぽかぽか陽気になるという予報でしたし、日頃の運動不足を解消するべく、歩いて店まで行くことにしました。
 距離は車のメーターで測ったら5キロちょうど。1時間足らずで歩けるはずです。 
   
  家から10分の田んぼでは、ヒバリが盛んに
 鳴いていました。旋回しながら空へ高く高く
 登って行って一気に下降する姿は、
 しばらくぶりに見た気がします。
 いつも車だから気がつかないんですね。
 歩き出して 45分経過。
 いつもは車で通り過ぎる清浄寺の大きな
 イチョウは、まだ芽吹いていません。
  住宅の庭に咲いていた椿。
 うちのはまだ固い蕾なので、早く咲いて
 ほしいなあと思いつつ、パチリ!
 

 歩道より一段低いところに、三分咲の・・
 桜にしては早すぎるからやっぱり梅?
 でも木肌は桜だし・・・
  55分経過。
 うちの店のすぐ近くの交差点手前の坂を
 上るとたから幼稚園。
 いつも園児のにぎやかな声が
 聞こえています。
 
  幼稚園からの坂を右側に下ると、真正面に
 「知床窯益子ギャラリー」があります。
 今回は家からちょうど1時間かかりましたが、
 写真を撮ったり花に見とれたりしなければ、
 50分ほどで歩けると思います。
 あ~、楽しかった!
   2014年3月19日(水)晴れ 日中の益子の気温13度

 今年の3月は本当に寒いですねえ。
 昨年の3月の気温をネットで見てみたら、その差は歴然!
 平均して5~6度は低いのではないでしょうか。


 それでも益子でもやっと梅が咲きだしました。
 
 広い庭を持っている家が多いので、車で走っていても、
 あちこちに美しい梅の姿が見られます。

 白梅は、店に行くために毎日車で通る道沿いのお宅の庭に咲いているものが、
 今のところ、私の一番のお気に入りの梅です。
 ずいぶん古い木のようで、背丈も5メートル近くあるのではないでしょうか。
 花もきれいですが、その風格のある姿に、いつも魅せられています。

 

 花壇に咲き出した水仙。
 背丈は20センチ足らずですが、うちの花壇では春一番に咲き出す花です。
 5年ほど前に鉢植えで買って、花が咲き終わってから地植えにしたのですが、
 毎年よく咲いてくれます。
 球根が増えたので鉢植えも作り、今ではふたつの鉢にもいっぱいに咲いていて、
 買った恩を5倍にして返してもらったようなものです。

 水仙の左上に映っているのはバラの新芽。
 明後日ごろからは本格的に暖かくなるそうなので、どんどん新葉が展開してくるでしょう。
 さあ、いよいよ春本番!

 金曜日からは三連休ですね。
 皆さん、どうぞ益子にお出かけ下さいね。
 もちろん知床窯益子ギャラリーをお忘れなく!
 
 
     2014年3月11日(火)晴れ 日中の益子の気温9度 

 東日本大震災から、今日で3年。
 
 14時46分、店の真向かいにある観音寺の鐘が、大きく鳴り響きました。
 私も陰ながら、犠牲者のご冥福と、
 被災された方々の平安をお祈りさせていただきました。

 鐘は何度もならされましたので、石段を登って鐘楼を見に行きました。
 そこでは、お坊さんが鐘をひとつ突いては、
 祈りをささげておられました。

 日本中の、世界中の祈りが被災地に届きますように。

 
   
   2014年2月26日 (水)晴れ 日中の益子の気温13度

 まる40年使ってきたミシンが、とうとう動かなくなってしまいました。
 ミシン本体は正常なのですが、フットコントローラーの故障らしく、
 踏んでも動きません。

 夫がコントローラーを分解してみると、電極との接触が悪いというので、
 「接点復活剤」というのを買って来てくれました。
 それでも、「いくらかは延命できるがそれも時間の問題」という言葉通り、
 スプレーしても動いたり動かなかったり。

 メーカーにも、もはやこんな古いミシンの部品はないだろうし、いよいよ買い替えかと
 思いましたが、一体、私がこの先何才まで裁縫ができるだろうかと思うと、
 今さら新しいものを買う気にもなれません。

 結局「接点復活剤」でショックを与え、だましだまし使っていましたが、
 ふと思いついて、ネットで探してみたら、なんと!
 奇跡的に、合うコントローラーを手に入れることができました。
 向かって左側がA子のもので、右が今回購入したもの。
 あまり使われていなかったのが一目瞭然のきれいなものです。
 もちろんミシンも問題なく動きます。

 さあ、これでまた40年は使えるぞ(?)と、張り切っているA子です。
 
  2014年2月19日(水)晴れ 日中の益子の気温7度

 ウトロの友人、Tよちゃんが飯寿司(いずし)と松前漬を送ってくれました。もちろん彼女の手作り。
 益子では飯寿司は絶対に作れないので、本当に嬉しいです。
 さっそくお礼の電話をしたのですが、「今度ウトロに帰ってきたら、ゆっくりお茶飲みをしようねえ」と言う、
 Tよちゃんの言葉にぐっと来てしまったA子です。

 さて、それから数日経った昨日、いつものように店番をしていると、いきなり「こんにちは~!」と、聞き覚えのある声が・・
 なんと、なつかしいウトロのMりちゃんです!千葉の実家に来たので、益子まで来てくれたのでした。
 片道3時間以上かけてわざわざ会いに来てくれて、A子は大感激!
 帰りの時間まで3時間余り、ふたりのおしゃべりに花が咲いたのは言うまでもありません。
 いやあ、友だちって、本当にいいですね!
     2014年2月5日(水)晴れ 日中の益子の気温2度

 昨日積もった雪が、日陰にはまだ残っています。

 昨日はちょうど味噌を仕込む日で、悪天候とも重なったので
 安心して店を休むことができました。
 今年も清里の知り合いから大豆を送ってもらい、例年のごとく一年分の味噌を
 仕込みました。K子さん、毎年ありがとうございます。

 さて、ずっと気にかかっていた、バラの剪定と誘引作業。
 新芽がそろそろ見え始めているので、気が気ではありません。
 今日は天気もよく外仕事日和だったので、思い切って店を休むことにしました。


 フェンス沿いに植えているつるバラ「ファンタンラトゥール」は
 まだツルが柔らかく、楽に誘引できました。
 昨年は本当にきれいに咲いてくれたのですが、さて、今年はどうでしょうか。
 咲いた姿をイメージしつつ、ツルをバランスよく配置。
 この後、作業場の壁沿いのつるバラ、「ローブリッター」も誘引しました。

 玄関前の花壇のバラたちは四季咲きのフロリバンダで、
 うちのは強剪定に耐える種類なので、かなり深く切っても大丈夫。
 バラって、育ててみると、驚くほど丈夫なんですよね。
 相当なダメージを受けても、時間をかけて再生してくるのに驚きます。

 夏に花壇のチューリップの球根を掘り上げたのは記憶にあるのですが、
 その後、冬になってから植えた記憶が全くなかったA子。
 「あ~、チューリップを植えるの忘れちゃったあ。この春は花が見られないなあ。」と
 嘆いていたのですが、今日見てみると、しっかり芽が出ています。
 しかもちゃんときれいに並んでいますから、勝手に生えて来たのでもなさそう。
 「あれ~?いつの間に植えていたんだろう・・・」
 
 近頃こんなことはしょっちゅう。
 息子一家がウトロに帰ってしまい、孫の薫子の激しい刺激がなくなったので、
 どうも脳が休みっぱなしのようです。
 カムバーック、薫子!
   
   
     2014年1月31日(金) 晴れ 日中の益子の気温11度  


 益子では、明日から「益子の雛巡り」が始まります。
 このイベントの目玉は「土(ひじ)雛」
 益子ならではのユニークな陶雛(とうびな)が、各店の店先に展示されます。

 うちでは製作が間に合わなかったので、今回は実行委員会が持っている陶雛をお借りし、
 講習会で衣装の着せ方を教えてもらいました。
 私は全くの初心者で、顔や髪、小物作りに苦労しましたが、
 素敵な帯地の衣装に助けられて、何とか格好をつけることができました。

 ちなみに、この内裏雛の胴体に巻いている紫色のストライプの布は、
 私の母が若いころに着ていた着物をほどいたもの。
 60年も昔のものですが、こんなふうに活用できるとは思いませんでした。



 二枚目の画像はうちのお向かいの「山水の店みなかわ」さんの陶雛。
 こちらでは土瓶や急須を置いていますので、お雛さまの顔も・・・
 なんとも楽しいお雛さまです。




 三枚目はうちのお隣、「こうじんや」さんの店前。
 素朴な可愛い人形が並んでいます。
 店内にも、お店の人が手作りしたお雛さまがたくさんあります。

 「益子の雛巡り」は2月1日(土)から3月3日(月)まで。
 他では見られないユニークで楽しい陶雛が皆さまをお待ちしています。
 どうぞおいで下さいね。
   
   
   2014年1月20日(月)晴れ 日中の益子の気温11度

 連日、厳しい寒さが続きますね。
 関東地方は、一年中で今が一番寒い季節ですが、
 それでも日照時間が確実に長くなっていることに、救われる思いです。
 それに、朝起きて雨戸をあける時に背中に感じる陽射しが
 強くなってきたように思います。
 季節は着々と春に向かっていますね!

 昨日、店に向かう途中で、野焼きをしている光景を目撃。
 急きょ家に戻り、カメラを持ち出してパチリ!
 大勢の人たちが、細心の注意を払って火をつけているようですが、
 それでも昨日は特に風が強かったので、
 大丈夫かなあと心配でもあったA子でした。

 
 
    2014年1月4日(土)晴れ 益子の日中の気温10度

 皆さま、新年明けましておめでとうございます。

 写真では窓が光ってわかりにくいのですが、店内はお正月らしい飾りつけをしましたので、
 華やかです。
 年末から年始にかけてはお天気に恵まれ、益子は穏やかなお正月を過ごしています。
 新しい店舗にもお馴染みのお客さまがおいで下さり、励ましていただいております
 本当にありがとうございます。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
   
       2013年12月27(金)

     
      知床窯益子店は、本日から31日までお休みさせていただきます。
     新年は1月1日から営業いたしますので、よろしくお願いいたします。
 
     2013年12月6日 晴れ 日中の益子の気温 14度 
 
 店番をちょっと替わってもらって、薫子と散歩に出ました。

 今度の店の真ん前に、高台に上る小径があります。先日ちょっと歩いてみたら
 石畳の素敵な小径でした。この時は店を離れていられないのですぐに引き返しましたが、
 今日はゆっくり歩けそうです。

 観音寺に併設されている幼稚園をぐるりと回るように、道が続いています。

 ちょうど園の中から出て来た男の子が薫子に気づき、柵の内側から声をかけてくれました。
 お兄ちゃんやお姉ちゃんが異常に好きな薫子は、盛んに片言で話しかけます。
 およそ意味は通じていないと思うのですが、優しい男の子は、うんうんと相槌を打ちながら
 聞いてくれ、数人の友達も呼び集めて、薫子を紹介してくれました。

 優しいお兄ちゃんたちに別れを告げて、また一生懸命歩く薫子。
 達者ではありますが、まだ二才未満。坂道や階段を歩く足取りは危なっかしいくせに、
 自信過剰に動き回るので、お供は大変です。

 やがて高台の頂上と思しきあたりに到達。
 薫子を遊ばせていると、上ってきた地元のご婦人が声をかけてくれました。
 右に降りていくと城内坂通りに出ると聞いたので、進んでいくと陶芸メッセに出ました。
 歩き疲れたらしい薫子は、落ちていたハナミズキの赤い実をつぶして
 しばらく遊んでいました。

 一時間足らずの散歩でしたが、滅多に外を歩けない私には、貴重な時間でした。
 陶芸メッセの周辺は眺めも良く、ゆっくり散策するのにちょうどよい道です。
 皆さんも少し時間を取って、のんびりなさることをお勧めしますよ。
   
   
     2013年12月1日(日)晴れ 日中の益子の気温15度

 謹んで皆様にお知らせいたします。
 知床窯益子ギャラリーは、本日から、新店舗で営業を始めました。
 
 新しい店は元の店の向かい側、5件ほど信号寄りに下がった所。
 両隣りは「もえぎ」さんと「こうじんや」さん、向かいは「山水の店みなかわ」さんと
 「陶庫」さんです。
 店の前には駐車場がありますので、気軽にお立ち寄り頂けると思います。

 もとはレストランだった店なので、いろいろと手を加える必要があり、
 例によって知床窯工務店の出番となりました。
 12月1日オープンと決めた夫と息子は、店の徹底掃除から始まり、
 棚の設計施工から引っ越し作業まで、20日間という歳月をかけて完遂しました。
 
 前日11月30日は旧店舗で平常通り営業し、閉店してから、すべての商品を新店舗に搬入、   夜中までかかって陳列して、なんとか今日の開店に間に合わせることができました。

 店内の陳列棚は全てふたりの手作りです。
 朝から晩まで働きづめで煮詰まってしまったふたりは、終盤には「人間やめますか?」と
 いうほど疲弊しきっていて、A子は内心予定通り開店できるか危ぶんだのですが、
 ぎりぎり最低限の体裁は整えることができました。
 ふたりのみごとな働きに脱帽!

 それにしても、思い返せば6年前、私たちが益子に窯を持った時に、Tさんご夫妻が
 ご厚意で使わせて下さった旧店舗でした。
 益子の右も左もわからない私たちを、本当に親身になって面倒見て頂き、
 いくら感謝しても、し足りないご恩を受けました。本当にありがとうございました。
 これを無駄にしないためにも、より一層精進しようと、
 家族一同、誓いを新たにしています。

 店には以前と同じく、わたくしA子がおりますので、皆さま、どうぞおいで下さい。
 お待ちしております。

 メールでもお知らせしたかったのですが、あいにく今までメールを受信していた
 パソコンが故障してしまい、配信できませんでした。
 大変お手数ですが、いつもメールを下さっている皆さま、今一度、知床窯あてに
 メールを送信していただければ幸いです。アドレスは以前と同じです。
 よろしくお願いいたします。
   
   
   
 
 2013年11月8日(金)晴れ 日中の益子の気温19度

 5日までの陶器市も、盛況のうちに終了いたしました。
 期間中はお天気にも恵まれて、今回もたくさんの方が益子に来てくださいました。ありがとうございました。

 息子一家が揃ってウトロから益子に来ているので、家はにぎやかです。
 抱っこしていればご機嫌だけど置けばすぐ泣く生後3か月の美優子と、家じゅうを走り回っていたずらをしようとする薫子、
 それを阻止しようとする大人たちの戦いが絶え間なく繰り広げられて、戦場さながらの知床窯。
 
 なにしろ普段は夫とふたりでのんびり暮らしていますから、すっかり平和ボケした私たち老夫婦には過激すぎる刺激。
 それでも日に日に言葉が達者になってきた薫子に「ばーちゃ~ん!」と呼び掛けられると、
 その可愛さに骨抜きになってしまうA子です。
 息子たちは1月下旬まで滞在する予定ですから、しばらくは、忙しくも楽しくて辛い日々が続きます。

 そうそう、間もなく、八戸の母も来る予定です。
 もうすぐ満88才になる母は、「今年は益子に行くのは無理だと思ったけど、やっぱり行きたい」のだそうで、
 ここ数年、毎年このセリフを聞いているなあと思う今日この頃です。
 
 
  2013年10月7日(月)うす曇り 日中の益子の気温27度
 
 
台風の影響でしょうか、今日も蒸し暑い一日でした。

 店番のかたわら、11月1日から始まる、秋の陶器市のご案内状作りに励んでいます。
 
 毎回、数通の案内状が、「あて所に尋ねあたりません」と、赤いスタンプを押されて返送されてきます。
 住所録からその方たちの住所を消去しなければならないわけですが、作業をしながら、つい、いろいろ想像してしまいます。
 「この方はどうなさったのかしら?昨年は確か来て下さったと思うんだけど・・・まさかお亡くなりになったのでは・・・」

 いや、ほとんどの場合、引っ越しされただけだと思うんですけどね。
 郵便局に転居届を出しても、一定期間が過ぎれば転送されなくなるわけで、転送されなかったものが返送されてくるんですよね。
 でも、お客様とのつながりが切れてしまったようで、消去するときの寂しさは、何とも言いようがありません。
 
 引っ越しをされるときには、葉書なりメールなりでご一報くだされば、そちらにご案内をお送りしますので、
 どうぞ皆様、知床窯にも転居届を出してくださいね。
     2013年10月3日(木)晴れ 日中の益子の気温28度 

 ごぶさたしております。
 お彼岸が過ぎたというのに、ここのところ暑い日が続いています。
 朝晩がぐっと冷え込み、日中は汗ばむほど暑くなるという状態なので
 体調を崩しやすいのではないでしょうか。お気を付け下さいね。

 さて、今月5日から、益子のコスモス祭りが開催されるというので、
 肝心のコスモスの開花状況が気になります。
 今日はお天気が良かったので、店に行く時にちょっと寄り道をして
 コスモス畑を見てまいりました。

 花は1~2分咲きといったところでしょうか。
 広い面積がコスモスの緑で埋め尽くされていて、圧巻でした。
 期間中はすばらしい景観が楽しめると思いますよ。
 ぜひ見にいらしてください。
 もちろん知床窯にもお立ち寄りくださいね!

 コスモスを見てから、更に寄り道をすることにしました。
 しばらく行っていなかった、西明寺(さいみょうじ)
 ここには国の重要文化財になっている楼門、三重の塔、厨子などがあります。
 室町時代のものがそのまま残っているというから、驚きです。
 今日は楼門はビニールシートで覆われていました。
 手入れ作業中なのかもしれませんね。
 あたりはひっそりと静かで、いつ行っても気持ちの安らぐ場所です。
 
 発泡スチロールで育てているオクラ。
 植えたのが遅かったので、夏が終わるころから、やっと収穫できるようになりました。
 オクラはおいしくて大好きですが、花がまた美しいんですよね。
 花の咲いている枝の右奥の方に、立派な実がついているのがお分かりでしょうか? 
 次々に開花しているので、当分の間、収穫が楽しめると思います。

 今年の秋の陶器市は11月1日から5日までです。
 皆さま、どうぞ予定に組み込んでおいてくださいね。

 
   
   
 
 2013年9月1日(日)曇りのち雨  日中の益子の気温33度

 A子は昨夜、知床から益子に戻ってまいりました。
 羽田に降り立った瞬間のムッと した暑さに、ああ、戻ってきたんだなあと、実感がわきましたよ。
 何しろ帰ってくる頃の知床は、最高気温が20度にならない涼しさ、というか、肌寒さでしたからね。
 ここ数年の知床は9月中旬ごろまで暑さが続いていたのですが、今年はお盆過ぎにはずいぶん涼しくなりました。

 8月15日、おかげさまで息子の第二子が無事に誕生しました。
 名前は「美優子(みゆこ)」 出生時の体重は3300グラムと、しっかりした体格の丈夫そうな女の子です。
 第一子の薫子はまだ1才半なので、妹が生まれたという認識はなく、赤ん坊をぬいぐるみのようにかわいがったり、叩いたりしています。
 仕事と育児、家事と、若い夫婦はこれからも大変でしょうが、ふたりで力を合わせてがんばっていくことと思いますので、
 益子の私たち共々、今後ともどうぞお引き立て下さいますよう、よろしくお願いします。

 
  2013年7月22日(木)曇り 日中の益子の気温27度   
 

 このたびの豪雨の被害を受けた方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 
 今年は本当に変な天候ですね。 明けたはずの梅雨が戻ったようで、益子もすっきりしない天気が続いています。

 一昨日から今日まで、益子はお祭りなのですが、連日雨に泣かされています。
 初日は「手筒花火」が開催され、私たちも見に出かけましたが、ちょうど花火が始まるころから雨が降り出し、早々に帰ってきました。

 二日目の昨日は山車の運行がありましたが、雨でビニールをかぶった状態。

 最終日の今日は、日中は雨も上がり、山車が店前の城内坂を運行しています。
 緩やかな坂道なので、この通りの一部では、引手たちのダッシュが見られます。
 若者たちのエネルギーの爆発を見るようで、好もしい光景です。
 小学生の子どもたちもリヤカーを引いて奮闘していますが、山車が走り出すと血が騒ぐようで、
 「それ~!」と勇ましい掛け声とともに猛ダッシュ。未来の若衆よ、がんば!
 今夜遅くに、全ての町内の山車が鹿島神社前に集結し、「御上覧(ごしょうらん)」という神事が行われ、それでお祭りは終わります。
 
 それにしても、益子のお祭りのお囃子は、何度聞いてもいいですよ。
 笛と太鼓と鉦が、場面場面で音色を替えて、お祭りを盛り上げています。

 なお、知床窯益子ギャラリーは、8月5日から31日までの間、平日は休業し、
 土曜、日曜のみの営業とさせて頂きます。(お盆期間中の13日から16日までは営業します)
 庭の手入れと赤ん坊が生まれる手伝いのためにA子がウトロに行ってきますので、
 その間の店番は、仙人の担当になります。

 
   
     
     2013年7月7日(日)晴れ 日中の益子の気温32度

 しばらく更新をサボっているうちに、関東、甲信越地方は梅雨が明けたそうです。
 いよいよ夏本番!
 暑さに負けないように、しっかり食べなければなりませんね。

 一週間ほど前、スーパーをのぞいたら、おいしそうに色着いた紀州の南高梅が、
 例年になくお手頃価格で売られていました。
 今年はまだ梅を漬けていなかったので、ひと箱購入。(箱買いだと更に安かった!)

 一晩水につけて、きれいに水けをふき取り、ヘタを竹串で取って準備完了。
 うちでは塩分8%と、かなり低塩で漬けるので、
 かびないように、少しずつ焼酎にまぶしてから漬け込んでいます。
 一段ずつ、きれいに並べては塩を振って・・
 全部漬けこんだら押しブタをして、重しを乗せて、冷暗所に置きます。
 
 二日後に見てみたら、ずいぶんたくさんの水が上がっていました。
 いつもはこんなにたくさんは出ないのに・・
 もともとの水分が多いのかもしれませんね。
 次回は水に浸けないで漬け込んだ方がいいかもと、考えました。

 そして先日スーパーで、またも南高梅を発見!しかも価格は以前の半額!
 これを見逃すわけにはいかないと、またまたひと箱購入しました。
 今回は水洗いしただけで漬けてみましたので、出来上がりの違いを確かめるつもり。
 梅雨も明けたので、天候が安定したら、日に干そうと思っています。

 昨年、青ジソの苗を植えたら、今年はこぼれ種からたくさんの青ジソが育っています。
 毎日たくさん消費しなければならないので、こんな食べ方をしています。
 塩水で付けたきゅうりを輪切りにし、そこに刻んだミョウガ、青ジソをたっぷり入れます。
 そしてゴマ油をほんの少し垂らして、よく和えておきます。
 きゅうりの塩気だけで味は十分です。
 これでいくら青ジソが繁っても大丈夫。
 サラダ代わりに、毎食食べています。
 キュウリもうす味の塩水で漬けた方がパリパリして、この和え物には向いている気がします。
 庭に青ジソがたくさん生えて困っている方、どうぞお試しあれ。
 しょうがを少々刻んで加えても、おいしいです。

 ウトロでは、気温が低いせいか、青ジソは種ができませんでした。
 毎年苗を買って植えていましたから、これにはちょっとびっくりです。
 
 
   
   
      2013年6月11日(火)曇り 日中の益子の気温23度


 北海道中標津の友人、S浦夫妻が、山ウドを送ってくれました。
 茎は皮をむいてゆでてあって、すぐにでも食べられるように処理して送ってくれたので、
 ピクルスに。
 
 ウドの先端部分は茎とは切り離して、生の状態で送ってもらいましたので、
 その夜、さっそく天ぷらにしました。
 天ぷらにするとほっこりして柔らかく、そこはかとない苦みもあり、
 そのおいしさは絶品です! 


 数日前には、タラの芽とコゴミも送ってもらいました。
 タラの芽は天ぷらで、
 こごみはヌタにしたり、卵とじにして、堪能しました。

 S浦さん、ありがとう!
 あなたたちのおかげで、北海道の懐かしい味を堪能できます。
 またよろしく!


 ウトロでは店と家がくっついていたので、店番をしながら食事の支度もできて、
 ほとんど不自由はしませんでしたが、益子ではそういいうわけにはいきません。
 店から帰って来てからご飯の支度をすることになるので、こまめに常備菜を
 作っておくようにしています。
 特に、不足しがちな野菜は、切らさないように気を付けます。
 中性脂肪が気になるお年頃ですからね。

 ナムルは時々作りますが、たっぷり野菜を食べられるすぐれもの。
 味付けはそれぞれの野菜に合わせて、微妙に変えてあります。
 冷蔵庫から出して、さっと食べられるので、毎食の支度が楽になります。
 
 冷蔵庫に残っている野菜と肉で、スープもよく作ります。
 トマト味、カレー味、コンソメ味、みそ味と、その時の気分に合わせて
 味付けを決めます。
 ま、早い話、ごった煮なんですが、スープと言えば聞こえがいいので。

 これからはトマトやナスなどの夏野菜が豊富に出回るので、
 おいしいスープを楽しめます。
   
   
   2013年6月5日(水) 晴れ時々曇り 日中の益子の気温27度

 今年は例年より早く梅雨入りしたそうですが、もはや梅雨の晴れ間とかで、
  好天が続いています。

 今年はバラがきれいに咲く年のようですね。
 バラにとって、天候がよかったのでしょうか。

 店前にバラの鉢を並べているので、ご自分もバラを育てているというお客様と
 よくお話しをしますが、みなさん、今年はよく咲いているとおっしゃいます。

 益子の家の庭のバラも、本当に見事に咲きました。

 一枚目の画像は、鉢で一年育ててから地植えにして二年目の、
 暗赤色のフレンチローズ「マリコーン」
 昨年まではあまりぱっとしないバラだなあと思っていたのですが、
 今年は驚くほどの花数!
 背丈は現在110センチほどで房咲きなのですが、枝がしなるほどびっしり花を付け、
 もっとも数が多いものには、ひと固まりで30輪もの花が付いていました。
 そろそろ咲き終わりなので、二番花を期待して、昨日、すべての花枝を切り戻しました。

 そしてこちらも地植えにして二年目のつるバラ、「ロー・ブリッター」
 ツルものびのび伸びて、コロコロとした可愛い花がたくさん咲いています。
 花持ちがいいバラで、まだまだ楽しめそうです。
 左側にちょっと写っているのは、「真宙(まそら)」という、ロゼット咲きの上品なバラ。

 花入れに入っているのは、一昨年の10月にウトロから掘り上げてきたシャクヤク。
 10月に移植するとほとんど根が痛まないと本に書いてあったので
 サケ釣りに行った夫に頼んで掘って来てもらったのですが、
 確かに移植の悪影響はないようで、去年もいくつか咲きました。
 今年は花数も倍増し、ひとつひとつの花も大きくて立派です。
 益子では気温が高くて長く楽しめないので、思い切って切り花にして玄関に。
 黄粉引の壷に、よく合います。



 にぎやかな孫たちが帰ってなんとなく気抜けしていた私たち老夫婦ですが、
 昨日のサッカーは燃えましたねえ。
 ラッキョウの下ごしらえをしながら見ていたのですが(なんて地味な観戦・・)
 試合から目が離せないので、作業がはかどらなくて困りました。
 ワールドカップ出場も決まり、ひと安心しているA子です。
 
 
 
   2013年5月29日(水)曇り 日中の益子の気温 24度


 娘とふたりの孫がやってきて、、益子の生活はすごいことになっています。

 とにかく一日中走り回っている孫たち。
 作業場にいる夫にまで、その喧噪ぶりが聞こえてくるそうです。
 孫には甘い夫も、さすがに腹に据えかねてゴツン!とおみまいしたこともあるそうで、
 夫の株は下がり気味です。
 まあ、台風並みのにぎやかさです。

 
 昨日は娘に店番を任せて、お隣の井頭(いがしら)公園にバラを見に行きました。
 園内はバラが満開で、たくさんの人たちが花を楽しんでいました。
 孫たちも母親から離れると、まあまあいい子になるので、それほど手はかかりません。


 たまたまベンチに腰掛けたら、足元でシャクトリムシがクネクネしていました。
 母親が極端な虫嫌いなので、孫たちも虫は大の苦手。
 でも、悲鳴を上げる子どもたちに「ほらほら、歩き方が面白いねえ」と
 よく見せてやると、たちまち興味をそそられて、さっそく小枝でつんつん。
 下の子などは、手で掴みかねない勢いです。
 虫は怖いものでも、悪いものでもないんだよと、言い聞かせつつ、
 しばらく遊ばせてやったのでした。
 (でも、花を荒らすやつらは極悪虫だから、即、捕殺するしかないのよ、と、
 内心で言い訳をしているA子)
 

 母は今日、帰りました。
 可愛い(でも、うるさい)ひ孫たちとゆっくり過ごせたことは、
 母にとって本当に楽しかったようで、目じりは下がりっぱなしでした。
 「今度はいつ会えるかなあ・・」としんみり言いますが、いやいや全然大丈夫!
 88歳とはいえまだまだ達者で、今回もひとりで新幹線を乗り継いでやってきたのですから、
 何も心配はないでしょう。きっとまた会えると思います。

 孫たちは明日、帰ります。
 来て嬉しい、帰って嬉しいうるさい孫たちですが、順調に成長しているようで
 安心しているところではあります。
 
 
 
      2013年5月14日(火)晴れ 日中の益子の気温27度

 一昨日、店から帰ったら、破れた障子がすっかりきれいになっていました。
 今日、北見の娘がふたりの孫を連れて益子に来ることになっていますので、
 夫の行動も早かったのでしょう。

 娘たちは半月ほど滞在する予定ですし、それに合わせて、八戸の母も、間もなく
 登場するはず。当分の間は、大にぎやかになりそうな知床窯です。

 上の孫の乃亜は来年は小学生になりますから、そうそう益子にも来れなくなることでしょう。
 じいちゃんばあちゃんとの思い出をたくさん作って帰って欲しいと思っています。 
 
      2013年5月10日(金)晴れ 


 陶器市に出店するため、単身で益子に来ていた息子の圭一が
 今日、ウトロに帰りました。

 益子で冬を越したナナも、圭一と一緒にウトロに戻ります。
 北海道生まれ、北海道育ちのナナにとって、本州の夏は辛すぎるだろうと
 夏は毎年、ウトロで過ごさせているのです。
 ナナ自身は、大切にされているとは、みじんも思ってもいないのでしょうが、
 生き物を連れていると途中で何度も停車しなければならず、
 人も大変なんですよね。


 圭一が車に荷物を積み込んでいても、自分には全く関係がないと思っていたらしいナナ。
 突然、「ほれ、ナナ、乗りなさい」と言われて、何が何だかわからないようでしたが、
 やっと状況を把握して、指定席に収まりました。
 しばらく一緒にいたので、ナナを見送るのはちょっと寂しかったです。
 ナナ、夏には会いに行くから、元気でいてね。

 

 さて、息子が寝起きしていた部屋に風を通そうと、冬の間、防寒対策のために
 窓に立てかけていた断熱材を取り外すと・・・・
 なんだ~!このボロボロの障子は~!

 犯人は、これも孫の薫子!(5月7日の「今日の知床窯」参照)
 居間の障子のみならず、ここもせっせと破いてくれていたのでした。
 ここまでひどいと、部分的な張替えでは済みません、
 近いうちに全面的に張り替えなければ。
 まったくもう、しようがない薫子!

 それでも、あの小さな指で、障子紙をムシリムシリしていたのだと思うと、
 この穴すら愛おしくなってしまう、バババカのA子であります。
   
   
   
   
 2013年5月7日(晴れ) 日中の益子の気温18度
 
 陶器市も終わりました。
 おいで下さった皆さま、ありがとうございました。

 いつもなら田植えはほぼ終わっている益子ですが、今年は気温が低いせいで
 遅れ気味。今日はあちこちで田植え風景が見られます。

 店に来る途中の田んぼで、こんなほほえましい光景に出会いました。
 お孫さんをトラクターの後ろに乗せて、おじいさんが田植えの真っ最中です。
 おじいさんの背中にしがみつく女の子がかわいい!
 イクメン(子育てをするパパ)に続き、ソフリエ(育児をする祖父)という言葉も
 あるそうですね。
 益子の町の中でも、お孫さんを抱っこしたり、連れて歩いたりしている楽しそうな
 おじいさんをよく見かけます。(おじいさんと呼ぶには、皆さん、若いのですが)
 
 自分の子どもが小さかったころは仕事一筋でかまえなかった男性たちが、
 リタイヤして育児の楽しさに目覚めたというところでしょうか。
 若いパパやママも助かりますし、おばあちゃんは家事が忙しいでしょうから
 これはとてもいいことですね。
 
 信号待ちをしていたら、道路沿いの美容院の庭で、キモッコウバラが満開!
 このお店は、広くない(むしろ狭い!)スペースを上手に使って、
 毎年たくさんの花を咲かせて通行人の目を楽しませてくれます。
 
 いよいよ花の季節の到来!一年中で一番いい季節です。
 
   
 
 2013年4月26日(金)晴れのち一時雨 


 いよいよ明日から、「益子春の陶器市」が始まります。
 「行きたいんだけど、交通手段がねえ・・・」と思案中の方に、耳寄りな情報があります。
 茨城交通の「関東やきものライナー」を利用すると、秋葉原から乗り換えなしで益子まで来れるのです。
 予約は不要。陶器市期間中はバスの台数が増えるそうです。
 しかも料金は片道¥2000で、回数券2枚綴りだと¥3400と、割安です。
 詳しくは益子町観光協会のホームページから、ご覧になれます。 → http://mashiko-kankou.org
 

 参考までに、    秋葉原発  8時20分→益子メッセ前着 10時57分  (これ以降は益子着、夜の便しかありません。)
 お帰りは   益子メッセ前発 16時03分→秋葉原着18時50分(益子にお泊りでしたら、朝の便も2本あります)

 益子にいらしたら、真っ先に知床窯をのぞいてくださいね。
 城内坂の「知床窯益子ギャラリー」と象嵌(ぞうがん)てん前テントで、皆さまをお待ちしてま~す!
      2013年4月23日(火)晴れ 日中の益子の気温16


 パソコンの問題やら私の怠慢やらで、なんと一か月以上も更新していませんでした。
 申し訳ありません。
 
 おかげさまで「知床仙人作品展」は、好評のうちに終了いたしました。
 たくさんの得難いご縁を頂くことができましたこと、
 心からお礼申し上げます。ありがとうございました。 
 

 作品展開催中は夫も出かけることが多く、留守中のナナが心配でした。
 びびりやのナナは、雷が鳴ったといってはヒンヒン、近所で花火がなったといっては
 ヒンヒン泣き叫び、ロープも引きちぎって逃走しかねない勢いです。
 
 そこで夫が忙しい仕事の合間に、留守中、ナナを入れておくための小屋を
 作ってくれました。頑丈な骨組みに金網をぐるりと張り巡らしてあります。
 これで留守中も大丈夫と思っていたのですが・・・

 なんと、信じられないことに、ナナはこの金網を食い破ってしまったのです。
 幸い逃走はしていなかったのですが、これには私も夫もびっくり!
 とても老犬のすることとは思えませんよね。

 「あのなあ、俺だって忙しいんだあ~~!」と、夫は激怒しておりましたが、
 このままにしておくわけにもいかず、さっそく今度は頑丈なステンレス製の網を購入。
 「まったくこの忙しいときに・・・」と、文句たらたらで張りなおしました。

 人の気も知らず、ナナは相変わらず陽だまりで幸せそうにしています。
 陶器市にやってくる息子がウトロに帰るときには、ナナを連れて行くことに
 なっていますから、ナナが益子にいるのももう少しの間だけ。
 せいぜいかわいがってやろうと思います。


 益子春の陶器市が4月27日から始まります。
 いつものように、ギャラリーと象嵌てん前のテントで、
 皆さまをお待ちしております。 
 どうぞおいでくださいね
。 
   
   
  2013年3月19日(火)晴れ 日中の益子の気温25度

 今春は風の強い日が多いですねえ。
 昨日も南風がびゅんびゅん吹いて、畑の土を巻きあげていました。

 今日は朝から暖かく、というよりは暑くなり、ずっと厚着をしていた私は、
 あわてて箱から夏物を引っ張り出して来ました。


 益子では今、例年より遅れて咲きだした梅が満開です。
 殆ど雨が降っていないので、梅の受粉はつつがなく行われていることと存じます。
 今年は梅の実が豊作でありますように、と、相変わらず花より団子のA子であります。


 いくらなんでも、もう鉢が凍ることはないだろうと、昨年末に庭に埋め込んでおいた
 バラの鉢を先週掘り出しました。
 穴を掘って埋めてくれたのは夫なのですが、なにもここまで深く埋めなくても・・・
 「遺跡の発掘じゃないっちゅうの!」
 非力なA子は内心で毒づきつつ、10個余りの鉢をやっとの思いで掘り出したのでした。


 その後、植え替えなければと思いつつ、見て見ぬふりをしていたのでしたが、
 日に日に芽が展開してくるので、今日、店に出てくる前に全て植えかえて参りました。
 これで心安らかに鉢を観察することができます。

 根が落ち着くまで、数日間は直射日光は厳禁。
 夫の作業の邪魔にならないよう、片隅にひっそりと並べてあります。
  
 2013年3月5日(火)晴れ 日中の益子の気温13度

 今日は久々に暖かくなりました。
 今年の益子はずっと寒かったので、庭の花たちも芽吹きが遅いように思います。

 バラは1月末に剪定し、ツルバラは誘引してあります。
 鉢植えのバラは、鉢ごと庭に埋め込んでいます。
 本来ならもう掘り出して、植え替えをした方がいいのですが、
 朝晩の厳しい寒さを考えると、まだ掘り出す気にはなれません。
 せめて最低気温が零下にならなくなってからにしようと思っています。


 店から戻った私に、夫が、「おいおい、ナナがバラをかじって、コタコタにしちゃったぞ!」

 あーあーあー!
 玄関前の花壇に植えておいた私のお気に入りのフレンチローズ、
 「ラ・パリジェンヌ」がバキバキに折られているではありませんか!
 「ナーナー!どうしてこんなことしたの!」
 怒り心頭のA子。

 日当たりがいいだろうと、毎朝、ナナを玄関前に移してつないでやっていたのですが、
 こんなことをするとは思いませんでした。
 数日前から花壇に入ろうとするので、この朝、出かける前に
 「ナナ、ここには入っちゃだめよ!」と言い聞かせ、暫定的に紐を張って置いたのですが、
 これがかえってナナの興味を引いたようです。
 もう花壇に届かないように、つなぐ場所を変えておきました。
 全く、もう!

 怒られてしょんぼりしていたのもつかの間、すぐに「なでてなでて」と
 甘えて来るナナ。

 今度の5月で13才になるはずのナナは、今のところ全く衰えを知りません。
 A子と一緒に、毎晩散歩とランニング(これはほんのちょっとですが)もしますし、
 食欲も相変わらず旺盛で、一日二食をぺろりと平らげ、もっと頂戴と催促するほど。

 賢い犬はあれこれ気を遣うのでしょうが、ナナぐらい能天気に暮らしていると、
 なるほど長生きするだろうなあと、納得がいきますね。
 2013年3月1日(金)曇り 日中の益子の気温16度


 今月一ヶ月間の土曜、日曜、祝日のみですが、
 益子焼共販センターの第三売店二階で
 「知床仙人作品展」を開催します。
 


 第三売店はこの大きなタヌキが目印。


 二階の窓には作品展のポスターが貼ってありますから、
 わかりやすいと思います。



 準備に忙しい仙人。
 普段はずっと作業場の中ですから、
 お客さまとお話する機会は彼にとっても貴重なことでしょう。

 皆さま、ぜひおいで下さい。。
 
 2013年2月21日(木)晴れ 日中の益子の気温(予報)8度
 
 とっくに年が変わってしまいました。
 新年のご挨拶も申し上げず、失礼してしまいました。誠に申し訳ありません。
 私たち知床窯一家は、皆、変わりなく元気です。

 息子一家は、先月中旬にウトロに戻りました。
 ウトロは今、冬のイベント「オーロラファンタジー」の真っ最中で、息子たちも頑張っているようです。

 孫に振り回されるにぎやかな日々から一転、老夫婦二人だけの地味な生活にも慣れて、
 私と夫は淡々と益子で日々を暮らしています。

 ずっと更新せずにいたので、「もしかしたら、もう、はかなくなってしまったのでは?」と御心配頂いていたかもしれませんね。
 パソコンの調子が悪かったせいもありますが、私の怠慢な性格のせいです。すみません。

 「今年は特別に寒いねえ」と益子の知り合いたちは言いますが、ネットで過去の気温を見てみると、今年が特別でもなさそう。
 でも花は確かに遅れているようで、ご近所のロウバイは、今、やっと見頃になりました。
 今月いっぱいは気温が低そうですが、来月になれば、日中はポカポカ天気になることでしょう。
 それにしても今日は一段と寒いです。ストーブをつけていても手が冷たくなるほど。
 店に行く前にホームページを更新してしまおうと、パソコンに向かっているA子でありました。
 

 2012年11月28日(水)曇り 日中の益子の気温7度

 今月も間もなく終わろうとしていますね。
 知床窯一家の11月も、目まぐるしく過ぎてしまいました。

 まず、5日までの陶器市、その後の片付けに続き、事務仕事が中旬まで。

 16日には、お馴染み、八戸の母が益子にやって来ました。
 数え年で米寿(88歳)を迎えましたが、相変わらず達者で、
 今回もひとりで新幹線を乗り継いで来ましたよ。
 7か月ぶりにひ孫の薫子と会い、その成長ぶりに目を細めていました。
 
 翌17日は、私、A子の誕生日。
 満60才という節目を、母や孫と一緒に迎えることができて 感無量でした。
 お祝いの食事は、母がお土産に持って来てくれた八戸名物「せんべい汁」。
 還暦にふさわしい、地味な晩餐です 
 これは今年の全国B-1グルメコンテストで見事優勝したもの。
 汁用に焼いたせんべいを具沢山の汁で煮るのですが、煮くずれしないので、
 しっかりした食感が楽しめておいしいです。ぜひ一度、お試しあれ!

 
 人見知りをしない薫子はすぐに母にまとわりつくようになり、
 母もゆっくりと相手をしてやります。
 驚いたのは、薫子が絵本をかじらなくなったこと。
 これまでは、読み聞かせてやっても、絵本はかじるもの、とばかりにかじかじしていましたが、
 母が「絵本はかじるんじゃないよ」と何度も繰り返し言い聞かせた結果、
 ちゃんとめくるようになりました。
 まだ、めくって楽しむ、という段階のようですが、それでもかじらなくなったのは大進歩です。
 しつけは根気よくくり返すしかないのだと、肝に銘じたことでした。
 

 母がせっかく益子に来てくれても、私は毎日店番があるので、いつもならどこにも連れて
 行けないのですが、今回はさやかちゃんがいるので、ちょこちょこ出かけたようです。
 さやかちゃんと一緒にスーパーで買い物をしたり、紅葉を見に行ったり、城内坂を歩いたり。
 「毎日が極楽のようだ」と母は喜んでいましたが、高齢の母の口から極楽という言葉が出ると、
 素直に笑えないA子ではあります。

 そうこうしているうちに母の帰る日になり、昨日27日は宇都宮駅まで送って来ました。
 可愛い孫と、そのお嫁さん、そしてひ孫と共に楽しいひとときを過ごした母は
 「また来るからね」と、元気に帰って行きました。

 左の写真は、南部せんべいの袋にかぶりつく薫子。
 家中を這い回り、伝い歩きをしながら、いたずら三昧の日々です。
 
 2012年10月23日(火)小雨 日中の益子の気温19度

 家からギャラリーへの通勤途中にある田んぼの、数日前の光景。

 田んぼの一部で、減反政策の一環として、家畜用の飼料米を作付けしています。
 食用米の刈り入れからひと月ほど遅れての収穫となり、
 大きなロールにまとめられていました。

 種は食用と同じだそうで、これだけの田んぼから収穫でできるお米は、
 相当な量になることでしょう。
 昔、と言っても数十年前までの農家では、一粒でも多くの米を作ろうと
 血のにじむような苦労を重ねて来たはずです。
 昨今の米余り、そして減反政策というのは、農家の方に取っては、
 さぞやり切れない思いがすることでしょう。
 こんな光景を見ると、食料自給率が極端に低い日本の、将来の食料確保は
 果たして大丈夫なのだろうかと、不安になったりもするのでした。


 昨年はたわわに実をつけた庭の柿でしたが、今年実ったのは、たった4個!
 この写真に写っているのが、全てです。

 果実は、なり年と不作年があるとは聞きますが、こんなにひどいものでしょうか。
 ギャラリーの近くにある日下田(ひげた)藍染工房に植わっている柿も、
 今年は数が少ないようですが、それでもこんなにひどいありさまではありません。
 いったいどうしたんでしょうね。

 そうこうしているうちに、生垣のサザンカのうち、早咲きの品種が咲きだしました。
 今年は暑さが長引いていましたが、季節は確かに移ろっているのですね。

 サザンカの一枝を店の花瓶に挿して置いたら、感動したお客さまが
 「一輪挿しと一緒にお花も欲しい!」とおっしゃるので、喜んで差し上げました。
 花は私とお客さまを結ぶ、大事な絆のひとつです。


 ウトロに鮭釣りに行っていた夫と、ずっとウトロにいた息子が、明日、益子に参ります。
 11月1日からの陶器市には、例年通りふたりとも出店しますので、
 どうぞおいで下さいね。
 2012年10月13日(土)晴れ 日中の益子の気温23度


 「絵日記がしばらく更新されていませんが、お元気ですか?」と
 お客さまからご心配のメールが!
 いくら残暑にあえいでいたとは言っても、サボりすぎでした。

 さっそくネタを探しに出かけて参りましたよ。



 折しも益子は「コスモス祭り」の真っ最中。
 広い田んぼの中に、広いコスモス畑が広がっています。
 現在は四分咲きと言ったところでしょうか。
 めっきり涼しくなってきたので、しばらくは楽しめると思います。




 一部分に背の低いピンクの花が咲いています。
 交通整理をしている方にたずねたら、なんと、これはソバの花なのだそう。
 ソバの花と言えば白!と思い込んでいたので、さらに詳しく聞いてみると
 「高嶺(タカネ)ルビー」という品種らしい、とのこと。
 (あまり自信はなさそうでしたが・・)
 確かに、ジャガイモの花も品種によって、白、紫、ややピンクと、色々ありますから、
 ソバの花にピンクがあっても不思議はあるまいと納得。



 畦に咲いているマンジュシャゲは、もう終わりかけ。
 彼岸花とも呼ばれるこの花は、人によっては、縁起が悪いとか気味が悪いとか言って
 嫌いますが、花の形はとても個性的です。


 しつこかった残暑も、やっと終わろうとしています。
 朝晩の益子はかなり冷え込んで来て、暑がりの私もしっかり布団を掛けて寝るように
 なりました。
 とは言え、日中の陽射しはまだ強く、汗ばむ日もあります。
 暑かったり寒かったりする今頃は体調が狂いやすい季節でもありますね。
 お互いに体調管理はしっかりといたしましょう。
 
 
  2012年8月10日 晴れ 日中の益子の気温30度

 先月下旬にウトロに行って来ましたが、まず驚いたのは、その寒さです。
 この夏は寒いと聞いてはいましたが、三年も関東で暮らしていると、つい北海道の冷夏をあなどってしまいます。
 前日の益子は36度だったのに、女満別空港に着いたら気温は16度しかなく、あわてて上着をはおりました。
 その後も最高気温が15度にならない日が数日続き、本当に驚いてしまいました。
 もっとも同じころの益子は最高気温が20度しかなかったそうで、東日本全体が寒かったんですね。

 女満別空港で、北見の娘や孫たちと落ちあい、ウトロへ向かいました。
 嫁さんに禁じられている薫子の報道ですが、
 これくらいピンボケなら構わないでしょう。
 乃亜と葵がお姉さんぶるのがおかしい。
 ママが薫子を構っても全然やきもちを
 やかないのが意外でした。私がいる間に
 ハイハイらしきものを始めた薫子。
 久々のウトロだからと、さっさと釣りに出か
 けてしまった娘。このふたりがいては庭の
 手入れもできないので、まず、お墓の
 草取りと掃除をすることにしました。
 その間中、片っぱしからお墓に手を合わ
 せて回る乃亜と葵。他家の御先祖さまも
 さぞ驚かれたことでしょう。
 ハーブガーデンが一番荒れています。
 ラベンダーは毎年必ず剪定をしなければ
 なりませんし、セージやタイムも定期的に
 株を更新しないと枯れてしまうのです。
 家を離れたのだから仕方がないと
 わかってはいても、二十年近く手をかけて
 来たので、かなりショックでした。
 
 ハーブ以外の花たちは、思ったより元気でした。
 雑草よりも、植えていた花が増えて一面に
 はびこっていたので、思い切り抜き取って
 整理しました。背丈の低い花たちは勢いのいい
 花の陰になってひょろひょろに、あるいは消え   てしまったものもあります。
 7月下旬の知床は、ジャガイモの花が真っ盛り
 でした。
 どこまでも続く一面の畑は、さすが北海道です。
 北見に帰る娘たちを送って行く途中に、
 「網走原生牧場」でお昼を食べることに。
 ウサギにえさをやったり馬を見たりして、
 ご機嫌の孫たち。久々の原生牧場での
 食事は、大変美味しかったです。
 2012年8月9日(木)晴れ 日中の益子の気温31度


 残暑お見舞い申し上げます。



 益子の郊外にある田んぼの真ん中で、今、ひまわりがこんなにきれいに咲いています。
 大規模ではありませんが、見頃を迎えた花たち。
 益子の町から桜川筑西インター方面に出て、すぐの所にあります。
 案内の立て看板を見ながら行けば、わかりますよ。
 

 また、このひまわり畑からそれほど遠くない所に、ハスの花が咲きそろっていました。
 おそらく食用だと思いますが、ハスの花って、なんだかありがたい気がしませんか?
 写真ではわかりにくいのですが、ハスの背景には小さな墓地があります。
 ハスの花とお墓って、絶妙の取り合わせだなあと思ってしまうのは、
 子どものころから、信心深い母にお釈迦さまのことなどを聞かされてきたせいでしょうか。
 ハス畑は、ひまわり畑からもう少し桜川筑西インター方向に進んだ道沿いです。
 




 益子の田んぼには、シラサギが群れています。
 
 店への行き帰りには、わざと農道を走ることが多いのですが、
 わさわさと稲穂が揺れる田んぼの中を走るのは、気持ちの良いものです。

 車が通ると、すぐ横からシラサギが飛び立って、びっくりすることもしばしば。
 緑と白のコントラストが、神々しいほど美しい光景です。
 

 知床の雄大な自然とは違いますが、益子は里山の穏やかさが随所に感じられる町です。
 町の人たちがゆっくりのんびりしているのは、こういう風土に育まれてきたからなんだなあと
 納得してしまう毎日です。
 
 
 

 2012年7月16日(月)晴れ 日中の益子の気温33度

 暑くなってきましたね。
 しばらくしのぎやすい日が続いていたので、つい油断していましたが、7月後半ともなると暑くなって当然なのでした。
 
 さて、明後日から、A子はウトロに行って来ます。
 ふた夏の間、ウトロの庭を手入れをしていないので、さすがにもう放って置くわけにはいきません。
 ウトロの店は通り沿いにありますから、庭もたくさんの観光客の方や、地元の人たちの目にとまるわけで。
 パブリックスペースでもあるわけですから、やはりできるだけきれいにしておきたいですよね。

 このため、知床窯益子ギャラリーは
 7月18日から26日までの間の平日はお休みさせて頂きます。
 21日(土)と22日(日)は夫が店番で、営業いたします。
 27日からは、平常通り、毎日営業します。
 

 作者である仙人に会う機会はあまりありませんから、この機会にぜひ益子においで下さい。
 
 2012年6月26日(火)晴れ 日中の益子の気温23度

 
 この6月はそれほど雨の日が多くはなく、また気温も高くはありません。
 昨日は18度までしか気温が上がらず、長袖の上にカーディガンを羽織ったほどでした。

 
 ところで、一昨日の夜、「世界の果てまで行ってQ」というテレビ番組で、
 知床特集が放映されましたね。
 ウトロの見慣れた風景や知っている人たちが次々に映し出されて、懐かしかったです。
  
 その中で、「番屋」というお店での食事シーンがありましたが、
 あのお店のすぐ真向かいに、知床窯があるのです。
 国道から曲がって、坂を上った所、ホテルが何軒かある地域にありますから、
 この夏、知床観光を計画中の方は、ぜひお立ち寄りください。




 出先で覗いたスーパーで、新鮮な赤ジソを見つけました。
 さっそく買って帰って、赤ジソ漬けを作ることに。

 うちでは夫が赤ジソなしの梅漬けを好むので梅漬けには使いませんが、
 赤ジソ漬けや赤梅酢は、作って置くと色々使い途があるのです。

 特に、赤梅酢で漬けた紅ショウガは絶品!
 もともと紅ショウガというのは、塩漬けにしたショウガを赤梅酢に漬けて作るもの
 なのですが、市販されているものは食紅で赤くしているだけですから、
 全くシソの風味がありません。
 冷やし中華やお好み焼き、サラダなどに、本物の紅ショウガを使うと
 本当においしいんですよ。
 
 赤ジソをきれいに洗って塩でもむと、茄子紺(なすこん)色の液が出ます。
 ぎゅっと絞った赤ジソに白梅酢をかけると、あ~ら不思議!
 茄子紺色は、たちまち赤く発色するのでした。

 ちなみに白梅酢というのは、梅漬けを漬けた時に上がる、酸っぱくてしょっぱい
 透明な液のことです。梅の土用干しをした後はこの液は不要なので、
 瓶に入れて保存しておき、レンコンなどのあく抜きに使ったり、漬物にちょっと入れたり、
 そして赤ジソ漬けを作るために使います。

 
 2012年6月15日(金)うす曇り 日中の益子の気温23度

 
 蔵の町と呼ばれる栃木市に行って来ました。
 
 ずっと行ってみたいと思っていたのですが、店を休んで出かけるのは
 なかなか簡単ではありません。
 今回は用事を無理に作って、それにかこつけて出かけました。

 想像していたほど、たくさんの蔵が並んでいるわけではありませんが、
 本当に古そうな商家と蔵です。
 観光客を乗せた小舟が巴波川(うずまがわ)をゆっくりと下って来ました。
 船頭さんが自慢の声を披露して、舟は舟着き場に到着。
 時代劇のセットのような景観に、改めて歴史の古さを感じさせられました。

 益子に戻って店を開けたいので、例によって慌ただしく帰りましたが、
 車で走っていても、栃木市内には相当古い建物があちこちに見受けられます。
 今度はじっくり町の中を歩いてみたいと思いつつ、帰途に着きました。
 
 
 ナスの葉の裏に発見した、カマキリの赤ちゃん。
 害虫を退治してくれるそうで、期待がかかるところです。
 (しかし既に葉は虫に食われているし・・・)
 
 2012年5月25日(金)曇り 日中の益子の気温21度
 

 家で育てている鉢植えの花が、次々に咲きだしました。
 さっそく店前に飾って、お客さまと自分の目を楽しませています。


 今、一番の主役は、2枚目の画像、「ロサ・ムンデ」というオールドローズ。
 佐野市でたくさんのバラを鉢で育てていらっしゃるというK様から
 頂いたバラです。
 持って来て下さった時には既にたくさんのつぼみが付いていて、
 あとは咲くのを待つばかりでした。
 五日ほど前から咲きだして、ハマナスに似た芳香を漂わせています。
 白とピンクの絞りが、とても華やか。
 

 さくら市のK様から開店祝に頂いたミニバラも、3本植わっていたのを
 1本ずつに分けて育てたら、とても立派に育ちました。
 入り口の丸テーブルの足元に写っているふたつの鉢です。
 花の形が端正で、これも好きなバラです。

 3枚目の画像は、ウトロに植えているフロリバンダローズの「ブライダル・ピンク」を
 挿し木して益子に持ってきたもの。
 昨年はひょろひょろでしたが、今年はそれなりに育って、花を咲かせました。
 整った形が好きなのですが、暑い益子ではすぐに開ききってしまい、
 この形がもたないのが残念です。


 益子の家の庭もクレマチスが咲いて、シャクヤクのつぼみも膨らんで来ました。
 また、バイカウツギもいくつかつぼみが期待できそう。
 これらはどれもウトロの庭から掘ったり、挿し木したりして持って来たもの。
 ウトロを偲ぶよすがにしようと思っています。
 
 ウトロに戻った息子から「庭のこの花はどうするの?あの花は?」と、私の指示を仰ぐ
 電話がありますが、仕事プラス子育てで忙しい若夫婦ですから、とても花壇までは
 手が回らないだろうと、あきらめているA子です。

 
  2012年5月17日(木)曇り 日中の益子の気温24度

 この度、ご縁があって、料理の本の撮影に知床窯の器を使って頂きました。
 その本が出版されたということで送って頂きましたので、ご紹介します。

      「にんにく」と「鷹の爪」を使わない
                 素材の味を
          楽しむパスタレシピ
    

      
 著◎石川進之介   日東書院発行   定価(税別)1200円
  


 知床窯の器は全部で6点使われていますが、
 撮影協力ということで、巻末にしっかり知床窯の名前が載っています。
 パスタもこんなふうに盛りつけたら、おしゃれでおいしそう。
 これを参考に器の使い方も工夫していこうと思っているA子です。


 圭一一家は12日に益子を出て、今はウトロです。
 薫子は、環境が変わったせいかママから離れないそうで
 「何にも仕事ができないんです」と、さやかちゃんはこぼしています。
 かまってくれる人が極端に少なくなったし、見るものすべてが薫子にとっては
 初めてのものばかりですもの、不安でもあるのでしょう。
 しばらくは仕方ありませんね。

 7か月近くも一緒ににぎやかに暮らしていた息子たちがいなくなって、
 ほっとしたり寂しくなったり。
 やらなければならないのに手を付けられないでいた仕事が山積みですから
 これからしっかり頑張ろうと、思ってはいるのですが・・・
 機嫌のいい時には声をたてて笑うようになった薫子に会えないのは、
 やはり寂しくてつまらないものですね。

 ウトロ店は開店しています。
 ウトロを留守にしている間に「今、店の前にいるんですけど」と、何度かお客様から
 お電話を頂き、申し訳ない思いでした。
 この後はちゃんと開いていますので、どうぞお立ち寄り下さい。
 
 2012年5月7日 晴れ 日中の益子の気温22度

 この度の竜巻の被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。

 幸いなことに、私たちは、家、店共に無事でした。
 たくさんのお客さま方から、安否を気遣う電話やメールを頂き、ありがとうございました。
 家から、直線にしたら、わずか1.5キロメートルしか離れていないあたりも大きな被害が出ています。
 ほんのちょっと竜巻の進路がずれていたら、と思うと、ぞっとします。
 もうこんな災害が起きないで欲しいと、願うしかありません。
 2012年4月13日(金)晴れ 日中の益子の気温22度

 気温が上がらず、開花が遅れていた益子の桜でしたが、昨日からの暖かさで、一気に開花してしまいました。
 昨日は一分咲きの感じだったのに、今日はいきなり満開になり、もうあと何日も持たないのではないかと思います。
 店からの帰り道に写真を写せた分だけでもお見せしましょう。

 また、ギャラリーの前には、冬の間に鉢に植えこんでおいた苗や球根がきれいに咲きました。
 お客さまが作って来て下さった鉢も、葉ボタンが終わった所にクリサンセマムなどを追加したので、
 まだまだ楽しめそうです。
 

 2012年4月12日(木)晴れ 日中の気温23度
 
 丈夫さが取り柄の私が、四月に入ってからひどい風邪をひいてしまいました。
 滅多にないことに熱が出て、他に特に症状は強くないのですが、一週間ほども寝込んでしまいました。
 その間、店番は男たちが交代で当たり、家のことはさやかちゃんが頑張ってくれました。

 小さい薫子がいますから、三度三度のご飯支度と、掃除洗濯をこなすのは大変だったはず。
 でも病床にある私を何かと気遣ってくれて、お粥を炊いてくれたり、食べられそうなものをそっと枕元に置いてくれたり・・・

 弱っている時は、人の優しさが一段と身にしみますね。
 男たちもご飯の心配をしなくてすみましたから大助かりだったでしょうが、特に私はお嫁さんのありがたさを
 ひしひしと感じたことでした。

 春の陶器市が終わればウトロに帰ってしまう息子一家ですが、この半年余りの同居生活は
 お互いを理解しあうためにも、とても有意義な時間だったと思います。

  2012年3月10日(土)曇り時々小雨 日中の益子の気温7度

 震災から1年が経ちました。
 さまざまなことを感じ、考えさせられたこの1年でしたが、私の心に最も深く刻まれたのは、感謝の思いです。
 
 昨年の「益子春の陶器市」は、震災からひと月半しか経っていないにもかかわらず、大勢のお客さまが来てくださいました。
 初めての方にもお馴染みのお客さまにも温かく励まされ、お見舞いだからと色々買って頂きました。
 皆さんも大なり小なり被災していらっしゃるのに、親身になって応援して頂いたことが、
 当時の私たちに取ってどれほどありがたかったことか。 改めて、心からお礼を申し上げます。

 その後、色々なお客さまと接して来ました。
 福島からいらした方の中には、「どちらから?」とお聞きすると、「福島から来たと言うと嫌がられるんじゃないかと思って」と
 おっしゃるお客さまもいらして、思わず涙がこぼれたこともありました。
 
 また、「避難先での暮らしがあまりに寂しくて、せめて気に入った湯呑みでお茶を飲みたいから」と、
 お湯のみを買って下さった方にもお会いしました。

 つらい現実、深い悲しみの中にいらっしゃる方々に対して、私は何もできませんが、
 せめて店に来て下さったお客さまに誠心誠意応対することで、いっときでも心を軽くして頂けたらと思っています。

                                                     合掌

 2012年2月18日(土)晴れ 日中の気温3度

 昨夜の雪には驚きましたね。益子は、夕方になって急に気温が下がったなと思っていたのですが、
 夜、ふと外を見ると、大きなぼたん雪が落ちていました。
 道に残るほどには積もっていませんので、車でおいでになっても大丈夫ですよ。

 さて、内孫の薫子は順調に生育しています。生後一ヶ月の検診でも、全く問題のない優良児でした。
 「写真をアップして!」というお声も多いのですが、薫子のママの「ネットに写真を流すのはちょっと・・・」という親心に配慮して
 写真は載せないことにしていますので、悪しからずご了承ください。
 
 最近では機嫌のいい時にはにっこり笑うようになり、A子はもう可愛くて仕方ありません。
 ウトロに単身赴任している仙人も会いたくて仕方ないようですが、オーロラファンタジーが終わるまでは我慢我慢。

 2012年1月25日(水)晴れ 日中の益子の気温
 

  お知らせが遅くなってしまいましたが、1月14日に女の子が生まれました。
  あまり大きなお腹ではなかったのですが、生まれてみたら3300グラム、53センチという立派なベビーでした。
  おかげさまで母子ともに元気で、20日に退院して来ました。
  あまりぐずることもなく、飲んではよく眠る優等生です。
  名前は「薫子(かおるこ)」と命名されました。
 

 2012年1月2日(月)晴れ 日中の益子の気温10度

 皆さま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 パソコンの調子が芳しくなくて、長い間、更新が滞っておりましたこと、お詫び申し上げます。
 
 11月に益子にやって来た八戸の母は、12月初めに帰りました。
 というわけで、現在の益子は、仙人とA子の老夫婦と息子夫婦の、四人が暮らしています。
 若夫婦は9日の出産予定日を控えているので、何となく落ち着かない毎日。
 間もなくベビー誕生のお知らせができることと思います。

 そうそう、A子はこの元日に還暦を迎えました。
 間もなく生まれる孫(女児の予定)は、私と同じ辰年の女になります。
 「血液型まで私と同じだったら、どうする?」と嫁さんに言ったら、
 なんだか嫌そうな顔をされたように思うのは、私の気のせいでしょうか?
 

 2011年11月24日(木)晴れ時々曇り 日中の益子の気温16度

 夜、こたつに入っていたら、電気が消えて、急に真っ暗になってしまいました。
 ドライヤーやらストーブやらを同時に使っていたので、ブレーカーが落ちてしまったようです。
 息子がブレーカーを上げたので、電気はすぐに回復しました。と、同時に、さやかちゃんがものすごい勢いで浴室へ!
 「おばあちゃん!大丈夫ですか?」 その声で、私は母が入浴中だったことを思い出しました。
 
 入浴中に停電したら、そりゃあ怖いですよね。
 娘の私が気づかないのに、若いさやかちゃんが気づくなんて、感心感心!

 日頃から、私の母に優しく接してくれるさやかちゃん。夕方、私が店から帰ると、相撲好きの母がテレビを見ながら、
 しきりにさやかちゃんに相撲の解説をしています。
 若い子は相撲なんか見ないだろうし、だいいち「八戸弁なんか、聞き取れるの?」と聞くと「う~ん、あんまり・・」
 それでもちゃんと付き合ってくれる、優しい子です。

 ところで、入浴中だった当の母は「え?停電だったの?目をつぶって頭を洗っていたから、全然気づかなかった」そうです。
                                                              ♪ チャンチャン ♫
 2011年11月19日(土)雨 日中の益子の気温12度


 今年の秋の陶器市も無事に終了いたしました。
 おいで下さったお客さまに、心よりお礼申し上げます。
 

 さて、陶器市の片づけが終わった次の日の9日に、S夫妻が益子にやって来ました。
 (S夫妻は中標津のオートキャンプ場のオーナーです)

 働き者のふたりは、例によって、星の宮陶房の庭木を剪定し、草取りをして
 たちまち庭をきれいにしてくれました。

 きれいに刈り込まれたハナミズキやヤマボウシ、ナンテンは
 なんだか寒そうに見えます。

 玄関前のサツキの植え込みも、「こんなひどい状態じゃ、とても花なんか
 咲かないよ」ということで、全て抜き取って、こんなにさっぱり。
 ここは日当たりもいいので、来春には何の花を植えようかなと
 今から楽しみです。


 二晩泊まっていっぱいおしゃべりをして、ばりばり働いたS夫妻は、
 「じゃあ、また来年ね」と、愛車で立ち去ったのでありました。
 
 2011年11月2日(水)晴れ 日中の益子の気温20度

 益子の秋の陶器市は、いよいよ明日から7日まで開催!
 お天気もいいようですから、 みなさま、どうぞおいで下さいね。

 「さやかちゃん、ヒレカツの衣付けをしておいてね」とメールしたら「わかりました!」
 ところが・・なに?この大きさ!普通、ヒレ肉は輪切りにするでしょ!
 「だって私はお肉を食べないから、切り方がわからなかったんですう」
 やれやれ、と、揚げてみたら、これがおいしいんです!
 筋っぽいのではないかと思い、ちゃんとスジ切りをして衣をつけたのだそうで、
 とてもジューシーでおいしいカツになりました。
 ヒレは輪切り、と思い込んでいたので、目からうろこの出来事でした。
 でも、こんなに大きいヒレカツを食べたのは、生まれて初めて。
 家族が増えると、いろんな発見があるものですね。
 2011年10月25日(月)曇り 日中の益子の気温20度


 店番のかたわら、今日は毛糸ほどきをしました。

 途中まで編んで放っておいたニットが何枚かあり、ほどいて別のものに編みあげたいと
 常々思っていましたが、思うだけで時は流れて・・・
 最長は、私のセーターになるはずだったもので、35年間箱の中に詰められっぱなし。
 「あの時はちゃんと編もうと思っていたのよねえ」と、自分自身に言い訳しながら、
 ほどいて毛糸玉にしました。
 ピンクのケープになるはずだったものは、娘が生まれた年の冬に編み始めたのですが、
 これも挫折。

 たいていのものは、できあがった時を想像して、楽しみながら編んだものですが、
 中には、辛い時期に、目的もなくひたすら編んでいたものもあります。
 手を動かしていれば何も考えずに済むので、救われた気がしたものでした。

 そんなふうに過去に思いを馳せつつ、ニットは全て毛糸玉に。
 気持ちをリセットして、今度こそ形にするぞと、決意を新たにしたA子です。
 (決意するのは比較的簡単なのですが・・・)

 さて、今月の末には息子夫婦が益子にやってきます。
 今年の1月に結婚したふたりにベビーができて、来年の1月に出産予定です。
 こちらで出産することになったので、またもあのかわゆい天使の世話ができることになり、
 私と夫は有頂天になっています。
 出産後、春の陶器市が終わるまでは益子にいる予定なので、乃亜や葵が生まれた時の
 あの幸せを再び味わえるんですよ。超ハッピー!!



 お客さまが、たくさんのお花を持って来て下さいました。
 ホトトギスは、驚くほどたくさんの花をびっしりとつけています。
 さっそくワラ釉花入れに入れて、店に飾りました。
 ホトトギスや秋明菊が、秋の風情を醸し出しています。
 Kさん、Sさん、ありがとうございました。
 
 2011年10月21日(金)曇り 日中の益子の気温20度
 



 益子の陶房の庭の生垣に、早咲きのサザンカが咲きだしました。
 今年の春に、込み合った枝や枯れ枝を整理し、クモの巣やゴミを取り除いて、と、
 手入れした甲斐あって、いつもの年よりきれいに咲いています。

 毎朝、店に出かけるときに二、三本切って行って、一輪挿に活けていますが、
 一日でハラハラハラと散ってしまうのが惜しい。


 庭の柿は毎日次々に熟しています。
 食前食後にせっせと食べていますが、ふたりでは追いつかないほど。
 でも、人さまに差し上げられるほどの味ではなし、「つらいねえ」と言いながら、
 「柿が色づきゃ医者が青くなるっていうんだから、栄養はあるんでしょ」と
 お互いに慰めあいつつ、頑張って食べています。

 それでも今年は夫の滅茶苦茶な施肥が効いたらしく、たくさんの実が、落ちずに残っています。
 「来年はもっともっとたくさん肥料をやって、甘くするぞ」と、夫はメラメラ燃えています。
 「いや、ちゃんと手入れの仕方を勉強しようよ」と私は言うのですが、
 今年の結果がいいのが何よりの証拠と、全然聞く耳を持たない夫でした。
 
 2011年10月5日(水)雨 日中の益子の気温15度

 寒いです!
 本当に寒いんですよ!

 今日は午前中から雨になり、午後1時現在、しっかり本降りになりました。
 この二、三日は肌寒い気温でしたが、今日は、大げさではなく寒いです。
 ギャラリーのドアを全開にしておけないくらい寒いので、
 今日は片側だけを開いてあります。
 明日からは、平年並みの暖かさに戻るとのことですが、
 ついこの間まであんなに暑い暑いと言っていたのが、まるで嘘のようです。
 
 涼しくなって、庭の金木犀が咲きだしました。
 益子では金木犀はポピュラーな庭木なので、この時期は、外にいると
 どこからともなく金木犀の香りがしています。
 なんだかトイレか部屋の芳香剤が充満しているようで、私はちょっと苦手ですが・・・

 庭の八目柿も、結構な数の実を付けています。
 色づいたものはもう食べられるかもしれませんね。
 雨が上がったら、落ちた実ではなく、木からもいで食べてみようと思います。
 ウトロの庭には実のなる木はありませんでしたから、ちょっと贅沢な楽しみです。


 6月に剪定した枝を挿し木した、フレンチローズの「マリコーン」
 挿した全てが活着して、今では20~30センチと、順調に生育しています。
 来年は全部の株に花が咲くことでしょう。
 剪定の時期をずらせば開花もずれるでしょうから、花が絶えないように
 いろいろ試しつつ育ててみたいと思っています。
 画面の右側、後方の、ピンクのつぼみが付いているバラは、買った切り花を挿し木したもの。
 これはスプレー咲きなので、来年は切り花として店に飾りたいと、楽しみにしています。

 花も、いきもの。
 自分の手をかけて命をはぐくむというのは、自分自身を慈しむことでもありますね。
 こんな趣味があってよかったと、益子に来てから、特にそう感じています。
 

 2011年9月30日(金)晴れ 日中の益子の気温26度

 昨日ご紹介した桜ですが、知人に聞いたら、「四季桜だろう」とのこと。
 さっそくネットで調べましたら、なるほど、春と秋の二回咲く桜があるんですね。
 ただ、四季桜は花が一重だそうで、昨日の桜は八重咲きですから、どうやらジュウガツザクラという桜のようです。
 桜は春、と思い込んでいましたが、一年に二度も咲く種類もあるんですねえ。

 今日も日中はずいぶん気温が高くなり、重ね着でおしゃれして歩いている女性は、暑そうでした。
 でも、明日からはぐっと気温が下がり、北海道などでは、峠で雪が降る所もあるとか。
 
 関東にいると、今時期はまだ夏の続きですが、ウトロに住んでいた頃は、10月に入ると冬が目前という気分になったものです。
 知床峠の紅葉は、今頃きれいだろうなあ・・・
 2011年9月29日(木)晴れ 日中の益子の気温26度

 ここしばらく、気持ちのいい秋晴れの日が続いています。
 日中は汗ばむほどですが、朝晩はすっかり涼しいので、しっかり布団をかけて
 寝られるようになりました。


 庭の柿の木。
 昨年までは、せっかく付いた実が次々に落ちてしまい、
 収穫までたどり着く事ができませんでしたが、
 今年は、夫が鬼のようにどっさり堆肥を入れ続けました。
 その甲斐あってか、今年はこの時点で、まだ結構な数の実がしがみついています。
 それでも木の根もとには、毎日数個の実が落ち続けて・・・
 色付いているので、見るたびに「もったいないなあ・・」と思っていたのですが、
 昨日、思い切って、落ちたばかりの二個を拾って食べてみました。
 恐る恐る口に入れると、「うん!おいしい!」
 色が透き通っていて、ちゃんと熟した柿の味がします。
 もしかして熟して落ちたのでしょうか?
 これは楽しみ。
 お腹も痛くならないし、これからは毎日、落ちた実をしっかりチェックすることにします。



 鷹の羽薄(たかのはすすき)も次々と穂を伸ばしています。
 根元からは新芽も出て来ているので、来年はたくさんの葉が茂るだろうと
 楽しみです。

 すっかり秋ですねえ。
 柿の実、ススキ、道端にはヒガンバナも咲いて、その上に桜まで・・・
 「ん?さくら?」
 この木を見かけたときには、思わず車を止めて、バックしてしまいました。
 多分、桜ですよねえ。
 返り咲きしたのかなあ・・・
 
  2011年9月22日(木)晴れのち雨 日中の益子の気温26度


 これは台風前の写真ですが、益子では今、さかんに稲刈りが行われています。
 それにしても可愛らしいトラクター。
 北海道では見ることがないサイズです。

 やっと、自前の花で、店の前や店内を飾ることができるようになりました。
 背の高いバラは、ウトロから持って来た「ブライダルピンク」と「パレス・パロミーナ」
 小さい鉢はお客さまから頂いたミニバラです。

 店の中に飾ったのは、鷹の羽薄(たかのはすすき)
 別名を矢羽薄(やばねすすき)とも言います。
 その名前からわかるように、葉っぱに矢羽模様が入っています。
 ウトロでは見たことがありませんでしたが、益子では庭植えにしたり、鉢で大株に育てて
 いるのを目にします。
 私も育ててみたくて、今年の春、小さな苗を買って庭に植えてみました。
 今では人の背丈ほどに成長して、株数も増えています。

 ススキの根元に入れた銅色の葉っぱはアメリカシモツケの枝です。
 これも小さな苗を買って育てたものですが、いいアクセントになる色で、重宝します。
 
 白い花はペンタス。(和名はクササンタンカ)
 地植えにしたら、大きな株に育って、次々に花を咲かせてくれます。
 これもしばらくは楽しめそう。
 
 他のおうちのお庭を見ては「いいなあ・・・」と、うらやんでいましたが、
 少しずつ、うちの庭でも花が楽しめるようになって来ました。


 暑い時期は外に出るのも辛くて、思うように花の手入れができませんでしたが、
 今週に入ってぐっと涼しくなってきたので、来年に備えて、だんだん庭の手入れをしようと
 思っています。


 
 
 2011年9月9日(金)曇り 日中の益子の気温31度

 毎日休むことなく店を開けていると、なかなか自分の楽しみのために
 使える時間がありません。
 そこで、店の一角を衝立で仕切り、小さなテーブルを置きました。
 接客の合間に、ここで読書をしたり、パソコンをいじったり、ミシンを踏んだりしています。
 
 もともと布いじりは大好きで、子どもたちが小さかった頃は、普段着を作って着せていました。
 使わなかった布地がたくさんあるので、娘のところのふたりの孫に、作ってやることに。
 小さな姉妹ですので、お揃いを着せたら可愛いだろうと、夏物のお揃いをいろいろ作りました。
 
 送ってやると「ばーちゃん、ありがとう!」と、可愛い声で電話が来るので、
 それも励みになります。
 
 ところがそのうちに、上の孫から難題が!
 今、女の子に人気のキャラクターはプリキュアとか言うらしいのですが、
 「乃亜もあんなのが着たい!」

 なにしろ現物を見たこともなくて全く見当がつかないので、おもちゃ売り場で見てみると、
 とにかくフリフリピラピラで、大きなリボンが付いて、スカートが短ければいいらしい。
 手持ちの生地をあれやこれや眺めているうちに、だんだん楽しくなって来て、
 普通の生地の上にシフォンを重ねたり、ビーズを刺繍したりと、エスカレートして・・・
 まだ4歳とはいえ、女の子がお尻を出すのは、はしたないので(これって死語?)
 パンツ付きのスカートにしました。

 子どもは何を着せてもかわいいので、手持ちの生地をどんどん使ってしまおうと思っています。


 と、在庫生地一掃のはずだったのですが・・・
 益子の知人から「信じられないほど生地が安いお店があるのよ」と聞いて以来
 ずっと気になって仕方がなかったA子。
 先日、とうとう行ってまいりました。
 行先は埼玉県。倉庫のような店ですが、確かにかなり安いものがいろいろあって、
 幅広で1メートル当たり100円という木綿を見つけて、狂喜乱舞!
 超安い材料を生かすことも、手作りの醍醐味のひとつです。
 この格安生地は、裏地にガーゼを使い(裏地の方が高かった・・)私の夏用の寝巻にしました。
 とても着心地が良くて涼しくて、最高です。
 毎晩、安くできたことに満足しながら眠っています。(なんて貧乏性な私)

 これ以外にもどっさり買い込んだ布は、まず水通しをして、きちんと畳んで箱に収まっています。
 さて、次は何を作ろうかなと、楽しみがまた増えました。
 
 
 2011年9月1日(木)曇り時々雨 日中の益子の気温29度


 まあ、なんと、一か月も更新していませんでしたね。すみません。
 8月のあまりの蒸し暑さに、息も絶え絶えに過ごしていたもので・・・

 8月1日時点の絵日記では「涼しい」と書いてありますが、関東はこの直後から猛烈に
 蒸し暑くなりました。
 梅雨が楽だっただけに、この蒸し暑さは、まるで裏切られたような気がします。
 未だかつて梅干しにカビが生えたことはなく、この梅雨も無事に乗り切ったはずだったのに、
 今年は初めてカビが発生しました。
 幸い、梅本体は痛むことなく、梅酢の表面にカビが浮いた程度だったので、
 晴れた日に干して、問題可解決!
 心配なので、その後は冷蔵庫で保存してあります。
 関東の蒸し暑さ、恐るべし!!

 益子の田んぼは、今、こんな感じ。
 順調に生育した稲が、重そうに穂を垂れています。
 そして、数羽のシラサギが、それほど人を恐れる風もなく飛びまわって・・・

 豊かに実った稲穂の海と、その中で戯れるシラサギたち・・・
 まるでのどかさを絵にかいたような風景です。
 こんな光景を見ていると、心の深い部分が揺さぶられるような気がします。
 私たち日本人にとっての原風景でもあるのでしょうか。
 (でも、子どもの頃田んぼを見たことのない夫は、別に何も感じないそうです。
 やはり、幼児体験が大きく影響するのですね。)



 6月初めに挿し木をして、8月上旬に鉢上げしたバラが、順調に生育しています。
 今朝見たら、小さいながら蕾を付けているものもあったので、摘蕾しました。
 花よりは、まず、株を充実させなければなりませんからね。

 いちばん左の大きな鉢が、5月に購入したマリコーン。
 人の背丈ほどになって、今、三番花が咲きだすところです。
 9月10日までには夏剪定を終わらせるように、と、手引書に書いてあるので、
 それまでに咲くのが間に合うかどうか、微妙な所です。
  2011年8月1日(月)曇り 日中の益子の気温24度

 梅雨が明けて暑い日が何日か続いたと思ったら、またお天気がぐずついて
 梅雨に逆戻りしてしまった関東です。
 昨夏の異常な暑さが嘘のように、涼しくて過ごしやすい日が続いています。
 でも、日本のあちこちで異常な気象現象が起きていて、
 この涼しさも、なんだか不安ではあります。

 孫にもナナにも会えず、庭いじりもできないので、毎日の暮らしに楽しみが見出せないA子。
 せめて、この寂しき心を慰めんと・・
 剪定したフレンチローズ「マリコーン」の枝を挿して、二か月近く経ちました。
 ほとんどの枝から、順調に芽が伸びたので、そろそろ鉢上げしようと考えています。
 花の成長を見ている時が、何より幸せな時間です。

 食事のあとのお茶を、夫がすっているところ。
 テレビの番組で、お茶の葉をそのまま飲むのが、コレステロールの改善に有効と知り、
 それ以来、うちでは、緑茶を岩塩用ミルですりつぶして飲んでいます。

 A子は昨年末、血液検査で脂質異常が見つかったので、甘いものを控え(決してやめては
 いないのがミソ)野菜中心の食事と、毎日の散歩、それに、すり茶健康法を続けています。
 このうちのどれが効いたのか、まあ、多分、複合的な効果でしょうが、
 三カ月後の検査結果はほとんどの数値がストライクゾーンにおさまりました。
 医療従事者の友人は、短期間のこの劇的な改善に驚いています。
 私とほとんど同じものを食べ、同じような生活に改めた夫も、
 「これで俺も健康になったに違いない」と思い込んでいるようですが、
 決して自分は検査を受けようとはしないのでした。

 2011年7月11日(月) 晴れ 日中の益子の気温35度

 一昨日、関東の梅雨明けが宣言されました。
 
 昨年7月に益子に来た時には、ちょうど梅雨が明けた時でしたので、私たちが梅雨を経験するのは
 今年が初めてです。

 毎日雨が降り続いて蒸し暑く、全ての物にカビが生えるという、恐怖の梅雨。
 果たして乗り切ることができるかしらと、毎日がどきどきでした。
 が、案に相違して、連日曇ってはいますが、別にずっと雨が降り続くわけではなく、
 普段よりはちょっと雨の日が多いかな、という程度で、湿度も想像していたほど高くは感じませんでした。

 益子の人たちに、今年の梅雨は特別楽なのか聞いたところ、近年はこの程度だとのこと。
 結局、うちでカビが出たのは、新しく買った菜箸の尻尾だけでした。他の箸は何ともないので、多分これは材質の問題でしょう。
 かくて、拍子抜けするほど楽に梅雨は明けて・・・
 
 暑いけれどいいお天気が続き、いよいよ夏本番です。
 
 
 2011年7月8日(金) 曇り 日中の益子の気温30度

 地震で痛んだ星の宮陶房の屋根も、今日でやっと修理が終わりました。

 左の写真は星の宮陶房の、昨日の状況です。
 夫がのっかっているのは、作業場(ろくろをひく場所)の屋根。
 修理が一番あとになったのですが、昨日にはまだ三分の一残っていた
 屋根の「ぐし」の積み直しも、今日、無事に終わりました。
 


 夫が自力での修復をあきらめた二階の瓦屋根は、業者の手によって
 このようなトタン屋根に。
 今までの重い瓦を降ろして、家がホッとしているように見えます。







 作業場の屋根で修理作業中の夫。
 作業場の右側に見えている、煙突のある屋根は窯場です。
 こちらは、作業場よりひと足先に修理が終わっています。


 あの大震災から4カ月。

 長い間、仕事と家の修理に明け暮れてきた夫は、本当に大変だったと思います。
 でも、どんな時でもくじけず弱音をはかず、粛々とやるべきことをやり遂げる姿勢には
 いつも感心させられます。
 「どんな状況になっても、この人といれば大丈夫!」と、
 戦友であるA子は、絶対の信頼を寄せているのでした。
 2011年7月5日 曇り一時夕立 日中の益子の気温30度



 例年通り、茨城のYさんが梅を送って下さいました。
 香りのいいい梅で、箱を開けたとたんに家中にいい香りが漂います。

 さっそく一晩水につけてあくを抜き、水分を乾かしてから、竹グシで一個一個ヘタを取り、
 丁寧に漬けこみます。



 普段は、梅の重量の11%の塩で漬けるのですが、昨年は塩分をぐっと控えて、
 9%の塩で漬けてみました。
 35度の焼酎を振りかけつつ細心の注意を払って漬けた甲斐があり、カビも出ずに
 おいしく漬かりました。
 家族に好評だったので、今年の梅も9%で。

 昨年仕込んだ味噌も、香りが高くなってきたので、開けて食べ始めています。
 米と味噌と梅干しがあれば、これで大丈夫!と、なんだか安心なA子です。
 2011年6月30日(木) 曇り一時夕立 日中の益子の気温32度


 マーガレットとイソトマ・ローレンティア、それにオステオ・スペルマムと
 チェリーセージを挿し木しました。
 
 ひと株かふた株だけ買って、後は挿し木で増やすのが私の常とう手段です。
 気温の低いウトロでは、発根するのに時間がかかったものですが、
 益子ではそれほどかからずに発根しました。
 
  イソトマ・ローレンティアは、苗を植える時に株元に土寄せすると
  土に埋まっている枝の根元から簡単に発根するので、
  それを切り分けると最初から大きな苗ができます。
 
  また、チェリーセージは丈夫なので、店で一輪ざしに挿しておくと、数日で発根しています。
  わざわざ挿し木するよりも、水挿しの方が簡単で確実ですね。

 挿しておいたものが発根したので、今日は鉢上げ。
 鉢で育ててもう少し大きくなったら、塀の外に開墾したスペース
 (5月26日の今日の知床窯参照)に植えるつもりです。

 挿し床には、あと、バラが数本挿してあります。
 一カ月経って葉も茎も青々としているので大丈夫とは思いますが、
 まだ芽が出てこないので、ちょっと心配。
 鉢上げの時期は本によって書いてあることがまちまちですが、八戸の友人が教えて
 くれたところによると、一か月半から二カ月経ったころがいいそうです。
 心配でついつい抜いてみたくなりますが、それで何度も失敗しているので、
 ここは、ぐっと我慢。
 あと一か月後を楽しみに、待つことにします。
 
 この植栽スペースには、ウトロから持って来て益子で越冬した花を
 何種類か植えました。
 今まではあまり日のささない塀の内側に植えておいたので、
 ちょっと貧弱に育っています。
 今度の場所は日当たりがいいので、のびのびと育ってほしいものです。
 
 
 2011年6月21日曇り 日中の益子の気温30度

 地震で痛んだ屋根の修理を、全て自分でやろうと努力してきた夫ですが、
 ついに断念!
 慣れない瓦の扱いは、やはり無理だったようです。
 検討の結果、二階の屋根は瓦をやめてトタンに替えることにして、
 業者さんに来てもらいました。
 昨日は、まず残っている瓦を降ろすことから、作業開始です。



 しかし、さすがに知床仙人。
 転んでもただでは起きません。
 これまでに修得した瓦屋根修理の技を無駄にすることなく、
 一階の屋根の瓦は、自力で見事に修復しました。
 
 一階の屋根の一番高い所、「ぐし」が、きれいになっているのがおわかりでしょうか。
 これ、実は、ぐしの高さが以前より二段低くなっているんです。
 そして今度は接着剤(?)でくっつけてあるので、相当な揺れにも耐えられるはず。
 

 やきもの作りも忙しく、一家の主夫としての雑用もありながら、
 合間にせっせと家の手入れに励む仙人。
 地味だけど、これこそが知床仙人の実態?
 
             
  2011年6月13日(月)うす曇り 益子の日中の気温25度


 益子城内坂通りの街路樹、シャラの木に花が咲きだしました。
 
 「益子の町並みは、本当にきれいですねえ」と多くの方に言われますが、
 それは建物もさることながら、どこのお店の前にも緑が多いからだと思います。
 都会では考えられない、このゆとり。

 うちのギャラリーのお隣、「器の店 詩器」さんでは、お店の前や横に
 数え切れないほどたくさんの鉢を並べています。盆栽や珍しい野草もあって楽しいです。
 また、斜め向かいの大きなお店「民芸うめの」さんでも、店の前に植栽を設けていて、
 A子は店番をしながら眺めることができます。
 そのほか殆どの店の前に木や花が植えてあり、また、植えるスペースのないお店でも
 鉢植えの木や草をきれいに飾ってあります。

 うちのギャラリーの入り口には大きなヤマモミジが、
 また、壁沿いにはハナミズキが植えられていて、
 春には新緑、そして秋には紅葉がきれいです。
 

 この町並みを見て歩くだけでも楽しめますが、
 たくさん並んでいるやきもののお店を覗いて歩くと、益子はもっと楽しいはず。
 気に入った器が見つかったら、即、購入、
 歩き疲れたら喫茶店で一服して、と、贅沢な休日を過ごせますよ。
 
 また、意外と知られていませんが、古いお寺や神社もたくさんある益子。
 皆さん、ぜひおいで下さい!
 2011年6月11日(土)曇り 日中の益子の気温25度

 ウトロからホヤを送って来ました。
 「Kやが持って来てくれたんだ」と、息子。
 ウトロにいたころは、漁が始まると、友人知人たちからしょっちゅう海のものを頂いて
 食べていました。
 そんな暮らしが、実はとんでもなく豊かで贅沢なものだったと、
 つくづく思う今日この頃です。

 何が寂しいと言って、花をいじれないことが何より悲しいA子。
 今年は一念発起して、庭を開墾し、花を植えられるよう土壌改良に励んでいます。
 花を植えるように作っていない庭は、土も悪く、固くしまっています。
 また、木の根がはびこっていて少し掘るのも大変。
 掘り起こして、雑草を抜いて、堆肥と腐葉土を混ぜ込んで・・・
 店から帰ってからのわずかな時間しか費やせないので作業は遅々として進まず、
 猫の額ほどの庭は、まだ花を植えるところまでいきません。
 それでも「ここにはあの花を、ここにはあれを・・・」と、妄想はどんどん膨らんで
 ちょっぴり希望がわいてきます。

 ウトロの庭には色々な花を植えてあります。
 大きなものはバラ、ウツギ、クレマチス、カンパニュラ、ラベンダー、ユリ、シャクヤク、ボタン、
 小さなものは数え切れないほどです。 
 あれを少しずつ移植できたら、苗なんか買わなくても済むのにと思うのですが、
 そのためにウトロまで行って来るのでは交通費が高過ぎます。
 「その分で苗を買えよ」と夫は言いますが、自分が手をかけて育ててきた花を
 ここに植えてやれたらいいのになあと、私は思うわけです。
 でも、確かに現実的ではありませんよね。

 金木犀の枝を落としました。
 この木は円筒形の姿に形成されてズド~ンと立っていましたので、
 花壇になる予定地は風通しが悪くなっていました。
 思い切りよくバッサバッサと下の枝を払ったら、すがすがしい印象になりました。

 今日、息子と、嫁のさやかちゃんが「庭のボタンの花が咲いたから」と
 相次いで写メを送ってくれました。
 私がウトロの花を見られなくて寂しがっていると思ったのでしょう。
 ふたりの気持ちが、ホームシック気味のA子の胸に、とても嬉しかったのであります。
 
 2011年6月8日(水)うす曇り 日中の益子の気温24度



 足場を組んでもらったので、夫はせっせと屋根の修理に励んでいます。


 「今日の作業はひとりでは無理だから、手伝ってくれ」と言われ、店を遅刻して
 手伝うことに。

 足場を組めないベランダ側は、玄関の屋根に梯子を立てての作業です。
 梯子はずり落ちないように、しっかりベランダに結び付けました。
 てこ(助手のこと)であるA子の使命は、ベランダから、夫に物を手渡してやること。
 なるほど、この格好では、夫がいちいち下に降りるわけにはいきませんね。

 「瓦!」「はい!」「土!」「はい!」
 ぴったり息の合ったふたり、というか、息の上がったふたり。
 だって、手渡すのは重いものばかりなんですよ。
 特にこの真っ黒い土。これはかわら同士をくっつける土だそうですが、重いのなんのって。
 ただでさえ重い瓦を、こんな重い土でくっつけるわけですから、そりゃあ瓦屋根は
 重くなるでしょうよ。
 ちなみに、平均的な家屋で、瓦屋根全体の重さは四~五トンほどになるそうです。


 地震の後、屋根の修理中に転落する事故が多いそうで、
 夫も危険な作業の時には、命綱をつけています。

 この青いベルトがそうですが、これも夫が自作したもの。
 手に入るもので安上がりに(できればきれいに)作る。
 これが私たちの生活上のモットーですが、特に夫は経験とアイデアを駆使して、
 たいていの困難を克服してしまいます。
 これも知床でつちかわれた、フロンティア・スピリットのなせる技でしょうか。
 
 仙人、えらい!
 
 2011年6月2日(木)雨 日中の益子の気温16度


 地震で一部の瓦が落ちてしまった、うちの屋根。

 業者に頼むと目玉が飛び出るくらい高いので、(特に地震後は高いよう)
 知り合いの「大丈夫。自分でもできるよ」という言葉を根拠に、
 夫が自分で修理することにしました。
 知り合いの口利きで、業者に足場を安く立ててもらったので
 やきものを作りつつ、夫はぼちぼち修理をするそうです。

 足場を立てるのに邪魔になるからと、夫は壁沿いの木を切り倒してしまいました。
 安く修理するためには仕方がないと、A子もしぶしぶ承諾したのでしたが・・・
 (というか、店から帰ったら切り倒されていました)

 足場を立ててみたら、木があったとしても
 ぜ~んぜん邪魔にならない構造ではありませんか。
 「木の高さが渡す板につかえると思ったら、今は足場も昔とは違うんだな」と、夫。
 一段目の板が低いところにはないので、よほど背の高い木でなかったら
 植えてあっても作業に支障はないのでした。
 ただ無駄に切り倒されてしまった木の、切株の白さが痛々しい・・・
 
 益子の植物の生長の早さには驚きます。
 田や畑も、数日のうちに、変化がはっきりわかるほど成長します。
 ついこの間伸び出したと思った麦なんか、すでに黄色に色づいてきましたし、
 連休に植えた稲の苗も、今では田んぼが緑に見えるほど成長しています。

 鉢植えの植物も例外ではありません。
 半月ほど前に、マーガレットやブルーサルビアと寄せ植えしたヘリクリサム・シルバーが
 こんなに垂れ下って暴れてしまい、バランスがめちゃくちゃです。
 ウトロではこんなにズンズン成長することはないのに・・・
 
 これからの雑草との戦いを思うと、なんか最初から勝ち目がないような・・・
 2011年5月26日(木)曇り 益子の日中の気温21度


 「屋根の修理に必要なものを調べなきゃ」という夫と、「花を見に行きたい!」という
 A子の利害が一致し、群馬県太田市に行って来ました。
 
 ここは大手ホームセンターに併設されているイングリッシュガーデンです。
 以前から本で見て知ってはいたのですが、なかなか出かけられないでいました。
 ホームセンターに用がある夫とは入り口で別れ、私はひとり、あずましく(ゆっくり、
 のんびり、心のどかに、という意味の方言)庭を見て回りました。
 


 そんなに広くはありませんが、ハーブや低木などの緑が多いせいか、
 落ち着いた庭で、私の大好きな雰囲気です。

 北海道とは相当気候が違うので、向こうでは大きく育つ植物がコンパクトだったり、
 北海道では冬越しができない種類が大きく育っています。
 バラの選定の仕方や、色の取り合わせなど、参考になることが多くて、
 A子の「花をいじりたい病」に、ますます拍車がかかってしまいました。
 まずはバラのひと鉢を、と、いろいろ迷った挙句、フレンチローズの「マリコーン」と
 いう、暗赤色のフロリバンダ種を購入して来ました。


 益子の家の庭は木と生垣のせいで日当たりが悪く、また、土も花を植えられるような
 ものではありません。
 折々に植えた花は何とか根付いてはいるものの、すくすく育っているとは言えないので、
 今年は少し土を改良して、もう少し本格的に花を植えようと決意したのでした。

 2011年4月29日(金)晴れ 日中の益子の気温17度

 今日は陶器市初日!

 「地震のお見舞いを兼ねて来てみたよ」と、たくさんのお客さまが来て下さいました、
 ご自分の身内のように心配して頂いて、本当に嬉しく、ありがたく思います。
 皆さんの温かいお気持ちを支えに、明日からも頑張ります!ありがとうございます!

 
 
 2011年4月28日(木)晴れ 日中の益子の気温23度

 いよいよ明日から陶器市が始まります!
 ウトロから息子もやって来て、昨日と今日の二日間でテントの準備も終わりました。
 明日からは、象嵌(ぞうがん)てん前のテントで仙人と圭一が、ギャラリーではA子がお待ちしています。
 皆さま、どうぞおいで下さい!
 
 2011年4月22日(金)うす曇り 日中の益子の気温17度
 
 なんと、こんなに長い間、更新しないでいたなんて!
 ご心配下さっているみなさん、すみません。私たちは元気です。

 特に理由はありませんが、震災後、「できるだけきちんとした暮らしをしよう」と心に誓ったA子。
 今までは、朝、布団も片付けたり片付けなかったり、掃除も「ホコリでは死なない」なんてうそぶいていましたが、
 毎朝きちんと布団をしまい、部屋もできるだけ片付けて出勤するようになりました。
 廊下や縁側など板張りの部分が多い家なので、拭き掃除も欠かせません。
 
 そんなこんなで、家では時間が取れないので、今日は、パソコンを店に持って参りました。
 
 今日は夫は窯焚きで店まで送ってもらえないので、自分で運転して来ました。
 店には駐車場がないので、離れた所にある町営の駐車場に入れ、店まで歩くことに。
 どこのおうちの庭もお花がきれいに咲いています。
 普段はなかなか見て歩けないので、今日は写真を撮りながらゆっくり見て来ました。
 
 今年の益子、桜はたちまちのうちに終わってしまいました。
 昨年は桜が咲いてからずっと寒かったので、半月以上、花を楽しめたのですが、今年は開花時期が暑かったために
 桜がきれいだったのは、ほんの数日間だけ。ぱっと咲いてぱっと散る、まさに桜らしい咲き方でした。
 家から店に来る途中にある家。
 今はしだれ桜と花桃がきれい。
 この家も、屋根は一部かわらが落ちて、
 ブルーシートが掛っています。

 通り沿いの畑の周りを、ぐるりと水仙が
 囲んでいます。盛り土をした所は、
 白とピンクの二色の芝桜が満開です。
 
 
 左の畑を反対側からみたところ。花って
 家の人だけでなく、通行人も楽しめますよね。
 このお花の手入れをしている方も、そう
 思って咲かせてくれているんだと思います。
 カメラを向ける私を怪しんだのか、門の中から
 吠えるワンちゃん。ナナよりふた回りほど
 小さいかな。ナナはもう、私のことなど
 みんな忘れたかしら・・・
 きれいな赤紫のモクレン。これも好きな花の
 ひとつ。
 木々の新緑が目にまぶしい季節になりました。
 

  20011年3月28日(月)晴れ 益子の日中の気温11度

  毎朝、目が覚めた時に、「ああ、やっぱりあれは現実だったんだ」と、悲しくなります。
  あの大震災が夢であってくれたらと、何度思ったことでしょう。
  一瞬にして失われた、あまりにも多くの命と平和な暮らし・・・忙しく動いている時は気が紛れていますが、
  ふと気を抜いた時に、涙が出そうになります。
  被災した方々の方が、よほどしっかりしているじゃないかと、落ち込みそうな自分を叱咤激励している今日この頃です。

 たくさんのお客さまから、温かい励ましを頂いています。
 また、陶房の被害を心配して下さる方も多いので、ご紹介することにしました。
  
 住宅も作業場も、屋根のかわらが
 かなり落ちてしまいました。
 地震の時に作業場にいた夫は、なんでこの
 程度の揺れで、こんなに屋根のかわらが
 落ちるのか、不思議だったそうです。
 益子の揺れはユサユサという感じの横揺れ
 でした。
 北関東地方では、かなりの家のかわらが
 落ちたようです。修理は数年待ちとのうわさも。
 とにかくなんとか雨を防げるようにしなければ
 なりませんので、直ちにブルーシートを購入し、
 次の日から、夫とふたりで修理作業に着手しま
 した。高所恐怖症の夫には過酷な作業です。
 アイデアマンの夫は、私が感心するようないい
 方法を次々に考えだします。家の二方向に
 垂らしたロープを家に縛り付けて、応急処置は
 完璧。満足な資材がなくても、何とか工夫して
 やってしまう夫は、こういう非常事態の時にも
 大活躍です。頼もしい!
 ちなみに今日は私たち夫婦の、確か35回目
 の結婚記念日でした。決して忘れられない、
 重い今年の記念日です。
 窯場や作業場の床に散乱した陶器。最初、
 私は床しか見ていなくて、それでもひどいと
 思ったのですが、実際に片づけを始めて
 みると、 被害はそんな生易しいものではありま せんでした。
 製作途中のものは、手板(ていた)に乗せ、
 棚にさしこんで置くのですが、それらの殆どが
 落ちて壊れていました。「本焼きを5回できる
 くらい作りためていたのに」と、嘆く夫です。
 ここは、益子じゅうの窯や店で壊れた陶器を
 運び込むように指定された場所です。
 みな、車に壊れた陶器を満載して運んで来ま
 す。「ひどかったねえ」「ほとんど壊れちゃった   よ」と、あきらめ顔。益子の登り窯は全滅、
 ガス窯も半数が壊れたと聞きました。
 うちの窯は・・「焼いてみないとわからないけど、
 ま、何とかなるだろう」と、夫は今日から本格
 的に仕事を始めました。

 2011年3月22日(火)小雨 日中の益子の気温7度

 東日本大震災で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 大きな被害を受けた場所は、東北生まれの私には身近な地名ですので、なおさら心が痛みます。
 亡くなった方々のご冥福と、被災地の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。

 3月11日の大地震では、益子の家と作業場の屋根のかわらが部分的に落ちてしまいました。
 ギャラリーの商品にはそれほど被害はありませんでしたが、窯場、作業場にあった陶器は
 かなりのものが破損してしまい、悲惨な状態でした。

 近隣の地域のかわら屋根は軒並み被害を受けているので、簡単には修理してもらえそうもありません。
 夫とふたりで屋根に登り、四苦八苦しながら、大きなビニルシートで破損箇所を覆い、
 雨漏りしないよう、とりあえずの応急処置をほどこしました。
 明日からは落ちたかわらや陶器の片付けに取りかかろうと思っています。
 
 益子は石油製品以外の生活用品にはほとんど不自由しておらず、生活はほぼ平常に戻りつつあります。
 
 


 2011年3月8日(火)晴れ 日中の益子の気温10度

 キジ男君のたび重なる攻撃を受けて、お風呂のボイラーはコテコテに汚れています。
 「汚れるだけならいいんだが、配線をやられたら大変なんだ!」と、
 夫はコンテナや板を巡らして、ガードしました。
 キジ男は日課である見回りを欠かさず、私たちの目を盗んではドスドスッ!と
 体当たり。
 攻撃の瞬間を写そうとA子は涙ぐましい努力を重ねているのですが、
 最近では私が裏口から出て行くと、キジ男はそそくさと退散してしまいます。

 キジ男の見張り中に、雑草の可愛い花を発見!春ですねえ・・・

 ここのところ急ぐ仕事が続いていて、夫は毎日働きづめです。
 毎晩、仕事が終わると腕が痛んで、危機的な状況になってきました。
 数年前、腕を酷使しすぎて、全く動かなくなったことがあるので心配です。

 昨夕、素焼きを終えた夫が、突然「今日しかチャンスがない!温泉に泊まりに行こう!」
 と言いだしました。
 「え~、ひとりで行けば~?」とつれない返事をしたA子でしたが、すぐに反省。
 ずっと働きづめなんだから、ここはひとつ気持ちよく付きあってやろうと
 珍しく優しい気持ちになりました。

 さっそく近くのコンビニに温泉の本を探しに出かけた夫でしたが、
 一日じゅう降ったりやんだりしていたみぞれが、また降り出しそうな感じ。
 「夏タイヤだしなあ・・・」と、結局、出かけるのはあきらめました。

 そこで夫は「うち温泉」に入ることにして、入浴剤をいろいろ買いこんで来ました。
 その中から「今日はこれだ!」とゲルマニウム温泉の元をチョイス。
 イオウの匂いが温泉気分を盛り上げます。
 一時間以上ものんびり入浴して、身体も気分もホッカホカに。
 「これから毎晩温泉に入るぞ!」と、夫はご機嫌です。

 「うん、そうしようね」と言いながら、効能はともかく、
 安上がりなのがなによりも嬉しいA子でした。
 2011年3月5日(土) 晴れ 日中の益子の気温10度


 偕楽園の梅が見ごろだというので、昨日の午後、水戸まで行ってまいりました。
 あいにく昨日は寒かったので、あまりゆっくり散策することはできませんでしたが、
 初めて梅の時期に行ってみて、その梅の木の多さに唖然としてしまいました。
 ほとんど果樹園ですね。圧巻でした。


 花と同じくらい樹が好きなA子は、梅の古木の迫力にすっかり魅せられてしまいました。
 
 また竹林の竹のすがすがしさ!
 この時期は竹も新緑なのでしょうか、浅い緑色が目にしみるように美しいですね。
 緑の多い益子にいながら、いつも店番ばかりでゆっくり木をみる暇もない私は、
 まっすぐな竹を見上げて、心が洗われる思いでした。

 小一時間ほど偕楽園にいて、その後はもちろん、お馴染みの洋菓子店、
 「ルブラン」へ。
 あいにく主人夫妻とは会えませんでしたが、おいしいおいしいケーキとクッキーをゲットして
 夕方、益子に帰ってきました。

 
 夫は朝から晩まで作業場で仕事、仕事、仕事・・・
 とにかく仕事が好きなので、無理に休ませようとすると怒り出す始末。
 そんな調子ですから、昨年末に益子に来て以来、一度も益子から出ていません。
 (私も隣町の真岡に出かけたぐらいですが・・・)
 放っておいたら一年中休まずに仕事をしかねない人なので、
 なんとかなだめたりすかしたりして、外に連れ出すようにしています。
 「俺にとっては仕事ができないのが一番のストトレスなんだ!」と言うのですが、
 たまには外の空気を吸うことも大事ですよね。
 
 出歩くのが大好きなA子は、次はどこに連れ出そうかと思案中です。
 
 2011年2月24日(木)晴れ一時雨 日中の益子の気温13度



 今、益子では「益子雛めぐり」というイベントが開催されています。


 店内にお雛さまを飾って、お客さまに楽しんで頂こうという企画。
 通り沿いにはかわいらしいベンチが置かれ、ひな祭りの雰囲気を
 盛り上げています。

 


 うちのギャラリーには、こんなお雛さまの額と和紙人形が登場!
 人形は借り物ですが、額は今度、うちのギャラリーで扱わせて頂く事になった商品です。
 益子の染織家、木村雅子さんの型染めは、色目が上品で、うちのギャラリーに
 ぴったり。
 お雛さまのほかにもいろいろなデザインの額がありますので、ぜひ見にいらして下さい。
 
 2011年2月15日(火)晴れ 日中の益子の気温8度

 昨夜から関東圏でも雪がもさもさ降ったそうですが、今日の益子はこんな感じです。
 昨夜のニュースでは、東京周辺に雪が降っている事を大きく取り上げていましたが
 益子にはそれほど積もりませんでした。
 今朝の星の宮陶房。朝からお天気が良く、
 ポカポカと陽射しが降り注いで・・・
 作業場の前には屋根から落ちた雪が積もり、
 結構な量の雪が。
 べたべた雪なので、小さな雪の玉を転がしたら
 あっという間に大きな塊に。
 
 今日は、日本中の子どもたちが、大喜びで
 こんな雪だるまを作ったことでしょう。
 「うちなんか子どももいないのに・・・」と、
 嫌味を言う夫は、連日、後方の作業場で
 仕事に励んでいます。
 雪にかこつけて、今日は店を臨時休業。
 ここは、いつも通る道沿いにあるお寺、
 清淨寺(しょうじょうじ)です。好きなお寺の
 ひとつですが、なかなかゆっくり見られない
 ので、今日はゆっくりと。
 雪が積もると、かわら屋根が一段と美しい。
 まだ誰も踏んでいない雪の上を歩くのは
 気持ちのいいものです。
 でも、実はどこかのネコちゃんが、先に踏んで
 いたんですけどね。猫だから許す!
 それにしてもA子の帰りの分の足跡がない
 のは?
 急勾配の屋根を、雪がコロコロと転がるのは
 なんともいい風情です。
 しばらくの間、飽きもせずに見とれてしまい
 ました。
   謹んで、皆さまにご報告申し上げます。
   このたび、息子の圭一が結婚いたしました。
   妻は、さやかと申します。
   これからは圭一と一緒にウトロの方を切り盛りすることになります。
   
   身内になった者を褒めるのは気がひけますが、
   何にでも一所懸命に取り組む子です。
   今後とも若いふたりを引き立ててやって下さるよう、
   心よりお願い申し上げます。

   (写真にはおじゃま虫のA子が割り込んで・・・)   
 2011年2月6日(日)晴れ 日中の益子の気温9度

 家で家事に励みたいA子ですが、店番には店番の楽しみがあります。
 もちろんお客さまとお話するのも楽しいのですが、店番をしながらできることが
 たくさんあるのですよ。

 まず、読書ですね。
 益子の図書室で借りた本を好きなだけ読めるというのは、
 今までは考えられなかった贅沢。

 そして、もうひとつは自己流の手芸です。
 上の写真は孫の乃亜ために編んだチュニックですが、
 使った毛糸は35年前に購入したもの。
 私がまだ初々しかった新婚時代に、夫に編んでやったセーターの
 残り糸で編みました。
 今やすっかりボロボロになってしまったじーちゃんのセーターと同じではかわいそうなので、
 せめてものアップリケを付けたら、意外と可愛くなりました。
 
 また、今春、幼稚園に入る乃亜のために用意してやらなければならないものが
 たくさんあります。
 スモック、上履き入れ、おけいこバッグ、座布団、着替え入れなどなど・・
 娘は作れないので、私にお役目が回って来ました。
 さっそく可愛い生地を買って、楽しんで作っています。

 全くの自己流なので、「え~と、出来上がりがこうなればいいわけだからあ、
 こことここをこう縫い合わせてえ・・・」といった具合ですが、
 細かいことを気にしなければ結構できるものです。
 何とか出来上がったときの嬉しさは、格別。
 ただ、乃亜は幼稚園がいやでたまらないそうで、幼稚園用のグッズを作って
 やることで、「ばーちゃんなんか嫌い!」と言われそうで、
 割り切れない思いではあります。

 それにしても、こんなにのんびり手芸を楽しめる時がくるなんて、
 想像もしていませんでした。
 ウトロにいたころは、家事と店の仕事と庭いじりで毎日ばたばたでしたが、
 益子では日中家を離れるので、家のことはあきらめるしかありません。
 その分自分の好きなことに打ち込めるわけですから、人生、どこにでも
 楽しみは見つけられるものですね。

 日中はずいぶん暖かくなってきた益子ですが、梅のつぼみはまだこんな状態。
 咲くにはもう少しかかりそうです。

 2011年2月2日(水)晴れ 益子の日中の気温8度

 更新しないでいるうちに、月が変わってしまいました。すみません。
 ウトロにいた時と違って、日中は家を出て店にいるので、帰ってからではなかなかパソコンをいじる時間がとれないのです。
 一応、主婦業も最低限は、やっているので・・・

 昨日は味噌を仕込むために、久々に店を休みました。
 日中家にいるのって、やっぱりいいですね。毎日天気がいいのに大好きな布団干しができず、ストレスが溜まっていたA子。
 さっそく朝から布団を干して、部屋掃除をしてと、本来の目的の味噌作りになかなか取りかかれず、
 結局、味噌作り作業は夜11時近くまでかかってしまいました。
 何といっても、今までは毎年Mりちゃんという強力な助っ人がいたのに、今年はひとりですから大変でした。
 カムバック、Mりちゃ~ん!いや、ウトロを出てきたのは私の方なんですが・・・
 今年も清里の知人が手配してくれた大豆。
 きれいな青大豆です。
 12キロの大豆を一度にはゆでられないので
 豆は二等分して洗い、それぞれ一日半、
 水に漬けておきました。。
 マーマレード作りのために購入した、大きな
 ガスコンロが活躍します。
 沸騰してしばらくの間はブクブク泡がたつ
 ので根気よくすくい取ります。目を離すと
 吹きこぼれるので、決して鍋のそばを離れ
 てはいけません。ある程度たつと収まります
 から、それまでは、ひたすら泡すくいです。
 乾燥大豆と、十分に水を吸わせた大豆。
 大きさは3倍以上にふくらんでいます。
 割ってみて、豆の内部に空間がなくなる
 まで吸水させることがポイント。
 ウトロでは部屋が暖かいので、浸水時間は
 一昼夜ですが、益子ではもっと時間が
 かかりました。益子の寒さ、恐るべし!
 いつもは豆をひいてから塩切り麹(塩と麹を
 混ぜわせたもの)と合わせるのですが、
 これが大変な力仕事。楽をしようと、豆を
 ひく前に 麹と混ぜてミンサーにかけたら、
 これが大失敗!
 水分が麹に吸われてしまうからか、ねっとりと
 して作業がはかどりません。
 遅い仕事が嫌いな夫は黙って見ていることが
 できなくなったらしく、「どれ、貸してみろ!」
 案に相違して思うように行かないのに腹を
 立てて「部品を作って来る」と、メジャーを
 持ちだす始末。
 そんなことしている時間があったら、地道に
 作業を続けた方がいいんだって!
 外見だけは老けたのに、中身はちっとも
 進歩のない夫。
 (似たもの夫婦との声も・・・)
 12月にウトロで仕込んでおいて来たホッケの
 飯寿し(いずし)。息子とMりちゃんが水切りを
 して、益子に送ってくれました。ここ数年、
 12月はウトロにいなくて作ることができな
 かったので、本当に久しぶりです。
 昔は北海道の家庭で普通に漬けて食べて
 いた飯寿しですが、今では作っている家は
 珍しくなりました。
 じわ~っと口の中に広がる滋味と豊かな香り・・・
 商品として流通しているものでは、絶対に
 この味は作り出せません。
 昔のように、どこの家でも作るようになって
 ほしいものです
 2011年1月4日(火)晴れ 益子の日中の気温8度

 皆さま、 新年明けましておめでとうございます。

 益子の町の中のギャラリーは元日から営業しています。
 
 本格的なしつらいは無理ですが、お客さまにいくらかでもお正月らしさを楽しんで
 頂けるよう、店内にはさりげなく小物を飾ってあります。

 今年のお花は五葉松が中心。
 花屋さんで見た時にひと目で気に入ってしまったので、
 この松に合うお花を選びました。
 オレンジに黄色が入ったグロリオサと黄色い菊を添えて、
 天目釉壺(てんもくゆう・つぼ)に活け、ちょっと洋風モダンをねらってみました。
 足元には紙風船と、折り紙のモビールを飾って、お正月らしさをプラス。
 

 また、小さな羽子板は、以前、斜里の方が作って下さったものです。
 毎年お正月にはウトロの店に飾っていましたが、今回益子に来る時にも
 大事に持って来て飾っています。

 ついたてには津軽凧絵を下げました。
 
 年末ぎりぎりに益子に戻ってきたので、家の方は全くお正月の準備が
 できませんでした。
 今年のお正月は夫とふたりだけなのをいいことに、おせちも大掃除もなし。
 元日にかろうじてお雑煮を食べたのが、唯一お正月らしいことでしょうか。
 それでも玄関と作業場、窯場には〆飾りを飾り、玄関とお仏壇には
 お正月の花を活けました。

 子どもの頃、元日の朝には、必ず親が枕元に新しい下着を用意しておいてくれました。
 それを身につけ、家族そろってお仏壇に手を合わせ、親に新年の挨拶をして
 おせちを食べたものです。
 お正月は大事な節目なのだということを、理屈ではなく教えられていました。
 
 贅沢はできなかったけれど、お正月が待ち遠しくてならなかったあの頃が
 たまらなく懐かしい今日この頃です。
 

  2010年12月30日(木)小雪 日中の益子の気温2度

 今日の益子は小雪のちらつく寒い一日でした。
 しばらくお休みしていたので、今日は町の中のギャラリーの大掃除をしました。
 窓や床を磨き、棚と陶器もきれいに拭いて、並べ替えてと、一日がかりの大仕事になりました。
 明日、お花を活ければ、準備は完了です。
 元日は朝10時から営業します。皆さま、どうぞおいで下さいね。


 「ウトロの家の台所の改修は終わったのですか?」

 はい、床はきれいにフローリングが張られ、シンクも新しいものが収まりました。
 壁もできるだけはきれいにしたので、まるで別人(?)のよう。
 ぜひともお見せしたかったのですが、肝心な時にカメラが不調で、写真を撮ることができませんでした。残念です。
 2010年12月29日(水)晴れ 日中の益子の気温10度

 昨日ウトロを出て、今日の夕方、益子に戻ってまいりました。

 気になっていたのは、置いて行った鉢植え。
 友人にもらったシクラメンとドラセナです。
 留守になる三週間、水やりができないので、雑誌で見た方法を試してみることに。
 花瓶に水を入れておき、布の毛細管現象を利用して、少しずつ鉢に水がしみて
 行くようにして置きました。
 これは大成功で、鉢はやや渇き気味でしたが、なんとか持ちこたえてくれました。
 半分あきらめていたので、これは嬉しかったです。

 
 益子のこたつの上に置いてあった、孫の着ぐるみ。
 ほんのりと赤ん坊の匂いがします。 
 孫たちには昨日会って来たばかりですが、これを見ていると
 孫の可愛さをしみじみ思いだしてしまいます。


 しかし、そんな感慨にゆっくり浸る暇もなく、明日からは大忙し。
 益子のギャラリーの大掃除をし、お正月の営業に備えなければなりません。
 来年も皆さまに喜ばれる陶器をお求め頂けるよう、
 作り手も売り手も頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

 2010年12月23日(木)みぞれ 日中のウトロの気温0度

 今日の知床はべちゃべちゃのみぞれが降りました。道路はザクザク状態で走りにくくなっています。

 さて、台所の回収作業に忙しい知床窯一家。 仕事の進み具合が気になるところです。
 連日、夜遅くまで仕事をしています。外は
 雪が積もっていて寒いのですが、作業
 効率のためには戸を開け放しておかな
 ければならず、厳しい現場です。
 無駄になったクッションフロアは、
 この板の下に。
 高さを出すために板を組み合わせました。
 その上にフローリングを張っているところ。
 
 明日(20日)には帯広に出かけなければ
 ならず忙しい台所ですが、新鮮なチカは要ら
 ないかと言われ、迷わずもらいました。
 小さいものは冷凍保存、大きいものは三枚に
 下ろして天ぷらにしました。
 とてもおいしかったです。 
 さて、11日に男たちがどっさり釣って来て塩蔵
 しておいたホッケ。何としても飯寿しを食べた
 いと言われ、それでなくても忙しいのに
 作業を進めています。これは塩蔵したホッケを
 一口大に切り、水にさらしているところ。
 帯広での用事も終わり、お馴染みの「はるこま
 ベーカリー」に。今年の10月に新築移転した
 ばかりで、私たちも訪問は初めてです。
 
 店内は広くてゆったりしています。
 パンのいい香りに包まれて、いつもの気ぜわ
 しさもすっかり消えてしまいました。
 おいしいパンをたくさん頂いて来ましたよ。

  2010年12月18日(土) 雪 日中のウトロの気温 零下3度

 ここのところ北海道は気温の低い日が続いています。今日は一時かなり大粒の雪が降りました。
 今頃からこんなに降るなんて、いかに北海道とは言え、まだ心の準備ができていないので驚きです。

 さて、久々にウトロの家に戻った知床窯一家ですが、現在は家のメンテナンスに追われています。
 新築してから今年でちょうど20年。さすがにあちこち痛みが目立って来ました。
 特に台所の床のクッションフロアがはげかけているので、張り替えることに。
 冷蔵庫や食器棚を運び出して広くなった台所。
 人が歩く部分の床の痛みがひどい。
 今までの床はコンクリートの上にじかに張って
 あったので、冬は寒くて辛い思いをしました。
 また、居間の床より40センチほど低くなって
 いるので、段差緩和と防寒のために急きょ
 床を高くすることに。一旦はきれいに床を
 張ってからの変更なので、男たちは大変です。

 2010年12月12日(日)今日のウトロは晴れ 日中の気温零下1度

 知床窯一家は、所用のため、12月8日、大洗からのフェリーで北海道ウトロに戻って参りました。
 このため、益子のギャラリーは、現在お休みさせて頂いております。
 年内には仙人とA子は益子に帰り、元日からギャラリーの営業を再開しますので、どうぞご了承ください。

 
 
娘とふたりの孫も北見に帰りました。
 益子滞在中に、八戸市にある私の実家にも行って来ました。
 娘が八戸に行くのはじつに15年ぶり。最後に会った時には高校2年生だった娘が今や二児の母ですから、
 いとこやおじ、おば達も感無量のようでした。

 帰りには母も一緒に益子に来て、20日間あまり、ひ孫たちとのにぎやかな生活を満喫し、
 私たちが北海道に戻る直前に八戸に帰りました。
 この12月で満85歳になった母は、相変わらず元気で、にぎやかです。
 来年の春には水戸の偕楽園の梅を見るために、また益子に来たいと言っています。

 また、11月末には、岩尾別ユースホステルの元スタッフたちが温泉に集まっての同窓会もあり、
 忙しくも楽しい日々でした。
 
 2010年11月1日(月)小雨のち晴れ 益子の日中の気温17度


 先月末から益子に遊びに来ている娘とふたりの孫たち。
 北海道から益子までの道中も大変でしたが、益子に来てからの毎日も
 天国のような地獄の日々。
 


 何しろずっとおとなだけの静かな生活をしていたので、
 しばらくぶりの孫たちとの生活は、想像を絶する過酷なものです。
 時間があっという間に過ぎて全く仕事がはかどらず、
 陶器市を明後日に控えた私たちは焦っています。

 でも、幼い孫たちは本当に可愛くて・・・・


 忙しいといいながら、上の孫の乃亜、3歳3か月と散歩に出たA子。
 近くの林を見て、「わあ、トトロの森だー!」と驚く姿や
 初めて見る栗のイガに興味津津の様子に、A子の目じりは下がりっぱなしです。


 下の孫の葵は1歳4か月、何でも自分でやりたがるお年頃になりました。
 食事も手づかみで豪快にこぼしまくっています。
 言葉も少しずつ増えて来て、今日はナナの名前を覚えて
 縁側のガラス越しに、「ななー」「ななー」と話しかけていました。

 
 
 

   2010年10月17日(日)曇り 益子の日中の気温23度

 益子・星の宮陶房の庭に植えてある八目(はちめ)柿。 
 夏まではたくさんの実がついていました。
 たぶん50個ほどはあったはずなのに、夏の間、毎日毎日、ポトリポトリと
 落ち続けて、とうとう今ではこれだけしか残っていません。
 数にしたら、10個ぐらいでしょうか。
 何とも悲惨な結果になってしまいましたが、これって、何が悪かったのでしょう?
 酷暑のせい?それとも肥料が足りなかった?
 私は、夫が三年前に庭中に散布した除草剤のせいではないかと、ひそかに思っています。
 この時には、生垣のサザンカが何本か枯死してしまったので、
 除草剤散布に反対する私と、雑草に腹を立てる夫との間で、論争が起こりました。
 結局、植物を植えてあるエリアには撒かないということで、折り合いましたが、
 柿が落ちるのも、あの時の後遺症に違いないと、A子はしつこく根に持っているのでした。

 門柱の脇に茂っているのは金木犀。
 この季節に益子にいたことがなかったので、今まで金木犀の花って
 見たことがありませんでしたが、小さな花がびっしりつくんですね。
 甘い香りが辺りに漂っています。
 でも、これって、なんだかトイレの芳香剤の匂いのよう・・・
 本来は自分の芳香なのに、トイレを連想されてしまう金木犀やあわれ・・・

 明日18日から、A子は10日間ほど北海道の知床に行って来ます。
 というわけで、今月29日(金)まで、城内坂のギャラリーはお休みです。
 この間は、メールもショッピングサイトへのご注文も
 お受けすることができませんのでご了承ください。 
 30日(土)から通常通り営業します。

 陶器市は11月3日から7日まで。皆さま、どうぞおいで下さいね。
 

           2010年9月28日(火)雨 日中の益子の気温21度

          酷暑があまりに長く続いたので、こんなに突然、秋がやってくるとは思いもしませんでした。
          「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、まさにお彼岸から急に涼しく、いえ、肌寒いほどの気候になってしまいました。
          「やっと冷房が切れるかと思ったら、すぐに暖房を入れなきゃならないようで」とは、お客さまの言。
          大げさではなく、朝晩はちょっと暖房が欲しいほどです。
          実際、昨夜は寝る前にすっかり体が冷えてしまったので、一瞬ですが、こたつのスイッチを入れてしまいました。

          店の前の街路樹も少し色づいてきました。
          暑くもなく寒くもなく、益子は散策にちょうどいい季節です。
          夏のあまりの暑さに外に出る気持ちになれなかった皆さま、さあ、どうぞお出かけ下さい!

 2010年9月15日(水)うすぐもり 日中の益子の気温26度
 

 ブルーベリーを頂いたので、ヨーグルト用のソースを作りました。
 面倒でも、きちんと保存用のビン詰めにしておけば長期保存ができるので、
 私のように、食卓に出すのを忘れがちなうっかりやも安心というもの。
 しっかり消毒、脱気をして、ラベルに日付と中身を書いておけば完璧!

 イチジクも食べきれなかった分をジャムに。
 これはあまり甘くしなかったので、パンに塗って食べると、イチジクの味と香りが
 口いっぱいに広がっておいしい!
 こういう保存食品があると、気持ちがすごく豊かになります。
 

 この夏、ウトロを出る前にせっせと採って塩蔵しておいたフキ、ワラビ、
 そして、5月に頂いて、ゆでて塩蔵しておいた益子のタケノコ。
 保存しただけで気が済んでしまい、食べないでそのまま忘れてしまったりすることが
 多かった自分を反省して、こうしてちゃんと食べるように心がけています。

 知床を離れてくると、山菜の貴重さとおいしさを再認識させられます。
 野菜の豊富な益子ではありますが、山のものがおいしいのは、
 なんといっても知床です。
 
     
                2010年9月10日(金)晴れ 日中の益子の気温31度

              この夏から、夫と私が益子で暮らすことに決めた時、心配したことがふたつありました。
     
              ひとつは暑さです。
              30年近く前、真夏の東京で初めて体験した、あの体にまとわりつくような暑さに、しかも長期間ですから、
              果たして耐えられるだろうかという不安。
              でも、これは意外に大丈夫でした。
              日中、私は冷房のきいた店にいますし、夫の作業場にもエアコンがついていますから、
              どうしてもの時には、使ってしのいでいるようです。
              家は、風を通せばかなり温度が下がりますから、エアコンはあまり使っていません。
              これだけ暑さに適応できた原因は、私たちの暑さに対する覚悟が、かなり大げさだったからかも。
 
              北海道外から来た人が「シベリア並み」の寒さを覚悟して冬の北海道にやって来たら、思ったほど寒くなかった、と
              言いますが、これと同じ効能ではないでしょうか。

              そして、ふたつめは、ゴキブリのゴキちゃん。
              これも北海道にはいませんし、私の実家のある八戸でも見たことがありません。
              家中をごそごそ動き回り、叩こうとすると向かって来た、なんていう話を聞いていたので、
              虫が大の苦手の私は、相当ビビりながら引っ越ししてきたのでした。
              
              でも、今のところ、まだ一度もゴキちゃんには遭遇していません。
              食べ物のカスや生ごみに来るというので、そういうものの始末をきっちりしているせいでしょうか。
              それとも、ここ数年、昆虫が少なくなってきているといわれていますが、ゴキちゃんも減っているのか?

              ともあれ、これらの懸念が杞憂に終わりそうで、何よりでありました。

              益子は、朝晩、かなり涼しくなってきました。
              来週からは日中も気温が下がるという予報になっています。
              夏の疲れがどっと疲れがでないよう、皆さん、お互いに体には気をつけましょうね。
 
 2010年9月7日(火)晴れ 日中の気温34度



 厳しい暑さが続いていますが、益子では稲刈りが始まっています。
 農家の人にとって、半年間の苦労が実るこの時期は、嬉しいことでしょうね。

 半月ほど前から倒れたままの稲。
 これも収穫には影響がないのでしょうか?
 知床には田んぼがないので、稲のことは全くわかりません。




 最近のファッションは、体にぴったりするデザインが多いんですね。

 今までと同じサイズだからと、試着もしないで買ったシャツが、細い!
 細すぎてボタンが掛けられないではありませんか!

 仕方がないので、中にタンクトップを着て、その上に羽織って着ていましたが、
 たたむときに見たら、背中と前にダーツがあるのに気が付きました。
 これはウエストのくびれを強調するものであるから、
 私には(くびれがないので?)不要と判断。
 ダーツをほどいてストレートに近い形に直したら、ほぼぴったりになりました。

 それにしても、着られなかったのは、デザインのせい?
 それとも体型の・・・


 そうそう、益子町観光協会の花壇で育っていたスイカですが、様子を見に行ったら、
 ちょうど前日に収穫して食べてしまったとのこと。
 小さいながら甘くておいしかったそうです。
 
 2010年8月26日(木)晴れ 日中の益子の気温34度


 益子で初めてこの葉っぱを見たとき、いったいこれは何なんだろうと
 不思議でたまりませんでした。
 北海道では見たことがないものです。

 しばらくしてこれがサトイモの葉っぱだと教えられ、納得。
 観葉植物のポトスとよく似た形をしていますが、ポトスも確かサトイモ科。
 似ているわけです。
 背丈は1メートルほどもあります。
 この立派な葉っぱが、あのおいしいサトイモを育てるのですね。


 真ん中の写真は、城内坂のギャラリーに行くときに毎日見ている
 日下田(ひげた)藍染工房の建物です。
 江戸時代後期の建物で、栃木県指定文化財にもなっています。
 まるで日本昔話の世界を見ているようで、いつも見とれてしまいます。
 
 ここのお庭ではザクロが日に日に色づいています。
 柿はまだ真っ青ですが、たくさんの実を付けていました。
  


 そう言えば観光協会のスイカはどうなったかしら?
 急に思い出したので、明日、見てこようと思います。
 2010年8月5日 晴れ 日中の益子の気温34度


 今日はギャラリーを休んで、出かけてきました。
 午後、予定より早めに益子に帰って来れたので、
 ほとんど益子の中を歩いたことのない私と夫は、益子観光をすることに。


 観光と言えば、何といっても、まず、観光案内所です。
 常々、益子の観光協会の奮闘ぶりに感心している私たち。
 さっそくお話を伺いに、でかけました。
 

 益子の観光案内所は、駅に隣接しています。
 中には、益子と隣町の人たちの絵手紙が掲示されていました。
 ここではいろいろな企画を立てて、たくさんの人に足を運んでもらえるよう
 工夫しているのだそうです。
 益子町観光協会のホームページは面白いですよ。
 どうぞご覧ください。
 

 「スイカがなってるんですよ!」と、職員の方が嬉しそうに教えてくれました。
 育っているのは、何と、建物の前の花壇の中。
 食べた後の種をまいておいたら、それが発芽して、育ったのだそうです。
 直径は、15センチほどでしょうか。

 私も知床で、同じように、食べた種からスイカを育てた経験がありますが、
 冬の室内だったので、こんなに大きくすることはできませんでした。
 暑い日が続いていますから、まだまだ大きくなることでしょう。
 楽しみですね。
 また見に行きたいと思っています。
 
 2010年7月28日 晴れ 日中の益子の気温33度

 ウトロを離れて来て何がつらいと言って、「ナナ(愛犬)、花、孫」という、私にとっての
 三大セラピストに会えないことほど、淋しいことはありません。(順不同)
 
 せめて本が読みたいと思っても、益子には図書館がなくて不自由・・・と思っていたら、
 図書館はないけど、図書室があると教えてもらいました。
 今日は家での仕事があったので、ギャラリーはお休み。
 仕事のあとで教えられた中央公民館に行ってみました。

 図書室は思ったより広くて、蔵書数もそれなりにあるようです。
 館内は冷房がきいていて、快適です。中学生でしょうか、生徒さんたちが何人か学習して
 いるようでした。
 さっそく本の貸出カードを作ってもらい、ついでに司書の方にいろいろ伺いました。

 それによると、ここにない本でも、リクエストすれば、県内の他の図書館から取り寄せて
 くれるそうです。(これは斜里の図書館でも同じ)
 驚いたのは、平日なら夜8時まで開いていること。
 5時以降はボランティアの方が窓口を担当してくれるのだそうで、
 図書館活動に熱心な方がいらっしゃるものだと感心しました。
 誰もが日中図書館に来れるわけではありませんから、これは嬉しいですね。


 こういういい町なのですから、もう少し図書購入費の予算が増えたらいいのにと思います。
 即効性はありませんが、長い目で見れば、きっと町のすばらしい財産を
 育てることになると思うのですが。

 借りた本は、こんな通い袋に入れてくれます。
 袋の番号がちょうど100番というのが、大当たりーという感じで、なんだか嬉しい。

 公民館前のフジ棚。涼しそうな木陰を作っていました。


 家に帰る途中、干ぴょうを干している畑を発見!
 この場で作って干したもののようです。
 こういう光景に出会うと、私は本当に嬉しくなります。
 自分たちが食べるものを自分たちの手で作るって、素晴らしいことだと思いませんか。

  2010年7月26日晴れ一時曇り 日中の気温31度
  
  厳しい暑さが続いています。関東地方は例年よりも暑いのだそうですね。
  こんな時期に北海道からやって来て、私たちははたして暑さに耐えられるだろうかと不安でしたが、
  今のところ、全然夏バテの気配はありません。
  ご飯もおいしく食べられますし、夜もエアコンなしでぐっすり。
  もっとも一番暑い日中は店にいてエアコンのお世話になっていますから、ばてないのは当然かもしれませんね。
  でも、家では、食事の支度をする時以外は、エアコンを使わないようにしています。
  エアコンが苦手な夫が大きい扇風機を買ってきたので、これを回しっぱなしにして、暑さをしのいでいます。
  
  益子で初めての夏を迎えている夫と私ですが、ここでなければ体験できないことをいっぱい楽しもうと思っています。
 24日夜、隣町、真岡の花火大会を見に
 行って来ました。直前まで雷雨だったので
 出かけないつもりだったのですが、雨が
 やんだので、時間に遅れて、急きょ駆け
 つけました。
 花火の方も豪雨のため開始が遅れていて
 いい具合に最初から見ることができました。
 知床に嫁いでからというもの、花火とは
 縁がなかったので、大変楽しかったです。 
 23日から25日まで、益子祇園祭が行われ
 ました。
 お神輿や、屋台と呼ばれる山車が、猛暑の町   を練り歩きます。
 町内には全部で6台の屋台がありますが、
 これは城内(うちのギャラリーがある地域)
 の屋台がギャラリー前にさしかかった瞬間。
 初めて聞くお囃子(おはやし)が、とてもいい
 感じです。
 昨夜は、お祭りのクライマックス、ご上覧
 (ごしょうらん)がありました。鹿島神社前に
 全ての屋台が終結して行う神事ですが、
 練り歩く時とはお囃子の調子が全然違います。
 
 何台かの屋台は、彫りや塗りが立派で
 由緒のありそうなものです。
 神事の最後にこうして屋台を傾けると、
 観客がどっと沸きます。動と静の入り混じった
 不思議なお祭りでした。
 2010年7月20日(火)晴れ 日中の益子の気温34度 (ウトロ19度)

 北海道知床のウトロから益子までの道程を、ざっと写真でご紹介します。
 出発当日のウトロの家。圭一がお見送りです。  斜里岳のふもとまで、延々と続く畑。
 ジャガイモの花が満開でした。ビートも順調に
 生育しており、小麦が色づいています。
 小清水原生花園で放牧されている馬たち。
 ひづめで適度に土を掘りかえすので、植物の
 生育にいい影響を与えるのだそうです。
 国道39号線、石北峠を越えたあたり。
 大雪(たいせつ)の山にはまだ雪が残って
 います。
 そして苫小牧港からフェリーに乗って・・・  やって来ました、益子、星の宮陶房。
 夫は毎日遅くまで、さまざまな仕事に
 追われています。今夜は破れた網戸の修理。
 
  2010年7月18日(日)晴れ 日中の益子の気温31度


  仙人とA子は14日にウトロを出発し、15日午後に大洗港に上陸しました。(息子の圭一はウトロに残っています)
  例によって水戸の洋菓子店「ルブラン」のケーキとお茶を堪能し、夕方益子に。

  翌日は益子城内坂のギャラリー開店の準備をして、昨日17日から営業を開始しました。
  昨夜、民放で益子が大々的に取り上げられたせいもあり、今日はたくさんの方が益子に来てくださいました。
  この後、私たちは当分益子にいるつもりですので、みなさん、どうぞ町の中の城内坂ギャラリーにおいでくださいね。

  それにしても関東の夏は暑いですね。
  昨日梅雨明けが発表されて、今日は益子も幾分蒸し暑さはやわらいだような気がしますが、夏はこれからが本番。
  幸いギャラリーも陶房もエアコン完備なので、なんとか乗り切っていけると思うのですが・・・・・・・・・・・・・・・・
  
 2010年7月10日(土)曇りのち雨 日中のウトロの気温19度

 来週半ばには、私と夫は益子に向かいます。

 ひとりで店番をしながら作陶もしなければならない息子のために、
 店でろくろ作業ができるよう、ろくろ一台を搬入しました。
 
 でも、焼きものつくりはろくろ以外の仕事も多いので、ひとりで全て担当するというのは
 大変であることに変わりはありません。
 何とか頑張ってほしいと思っています。

 そんな忙しさの合間に、やっぱりナナにいたずらをする息子。
 大工道具でナナをビビらせて喜んでいるのですから、困ったものです。


 大量にある保存食品の整理に追われているA子。
 梅酒から引き揚げた梅がおいしそうだったので、シロップ煮を作りました。
 シロップ煮がおいしくできたので、これで梅酒かんを作りたくなり、
 もらってあったテングサで寒天を作って・・・
 こんなことばかりしているので、肝心の整理がほとんど進んでいません。
 
 しかも、花壇の花が、今、あまりにきれいなので、すきあらば外に出ようとする始末。

 また、宿をやっていた時代の友人たちがウトロに来たので、
 再会を祝してお食事会やら二次会やらがあり、
 その上、今夜はウトロの女友だちたちが、私の壮行会をしてくれることになっていて、
 またまた飲む羽目に。

 14日にはウトロを出る予定ですが、こんなことで大丈夫でしょうか。


 40日あまりウトロに滞在して、私の母は6日にひとりで八戸に帰りました。
 全く元気ですから、秋になったら、今度は益子に来ると思います。
 
 2010年7月2日(金)曇り 日中の気温26度

 今朝の北海道新聞に、今年の6月の道内の平均気温は、史上最高だったと書いてありました。
 6月26日には、全道各地で35度を超える猛暑日となるなど、例年では考えられない暑さが続いています。
 (今日は朝から曇りで、しのぎやすくなりましたが)
 雨も適度に降るので、花壇の花は順調に生育しています。
 シャクヤクとクレマチス、ツキヌキニンドウや
 ナツユキソウが満開の庭。ピンクのシャクヤク  の向こう側、背の高いつぼみはデルフィニウム。
 ハーブガーデンでは、ラベンダー、
 タイム、イブキジャコウソウが咲き出し、
 セージ、アルケミラ・モリスが満開です。
 手前の黄色い花は、ほふく性のリシマキア・
 ヌンムラリ。
 居間の窓の下の花壇では、旺盛に茂った
 フロリバンダローズの「ブライダルピンク」が
 次々に咲きだしました。
 そして、この優雅なバラは、オールローズの
 「マダム・アルディ」。昨年は天候不順の
 せいでつぼみのうちに痛んでしまったので、
 今年初めてこのバラを見た母は、その高貴な
 美しさに感嘆しています。
 道路沿いの物置の壁沿いに植えてあるバラ。
 小さな花を次々に咲かせる強健種です。
 名前は不明ですが、一輪ざしにいれると
 とてもかわいいのです。
 
 こちらは昨年ご近所から頂いたツルバラ。
 枝をいくつかに切って土にさしておいたら
 ほとんど全部が発根したので、あちこちに
 育っています。かなり原種に近いバラだと
 思いますが、名前はわかりません。
 
 2010年6月24日(木)雨 日中の気温17度


 数年前、「クマが危ないから、山菜採りはだめ!」と、突然夫から禁止令が出され、
 しばらく山菜採りができませんでした。
 それが、今年になって、また唐突に解禁されて・・・
 なんだかわけがわかりませんが、、山菜採りが好きなA子は大喜びで、
 二度ほどワラビを採りに出かけ、昨日はフキを採りに行きました。
 
 虫除けのために完全武装をして、いざ出陣!(写真は夫ですよ、念のため)
 沢沿いのフキはみずみずしくて、切ると、切り口から水が滴り落ちるほど。
 採ったフキは、即、その場で塩漬けにして保存。
 食べる時には、水からゆでて、水にさらして塩を抜き、皮をむいて調理します。
 
 もちろん新鮮なうちに食べる分は、しっかりキープ。
 あっさり味の煮物、きんぴら風の炒め物、そしてうちの十八番の味噌漬け。
 完全無農薬、有機栽培の山菜は、食べると体が喜ぶような気がします。
 知床、ばんざい!

 
 二十日間以上もウトロに滞在していた娘とふたりの孫たちが、やっと(?)帰りました。
 来月中旬には、益子に出かけてしまう私と夫。
 なかなか家族がそろうことができなくなるだろうと、
 娘たちの帰り際に記念写真を撮りました。
 最年長は私の母、84歳、最年少はひ孫の葵のゼロ歳まで、
 84年という長い年月がギュッと凝縮された、貴重な写真です。

 しかし、こうして改めて見てみると、母は若いなあ・・・
 とてもその年には見えないと、ウトロでも評判です。
  
 2010年6月15日(火)晴れ 日中の気温26度

 今日からウトロは神社のお祭りです。

 今日は、毎年恒例の漁船の洋上行進がありました。

 同級生の漁師夫妻に誘ってもらった娘は、上の孫と私の母を連れて
 船に乗せてもらいました。

 孫の乃亜はおやつやジュースが当たり放題で、景色どころではなかったようですが、
 初めてこんな行事に参加させてもらった母は、
 「船から眺める知床は、またひと味違ったふうに見えたよ」と、感激していました。

 行進のあとは、各漁場(ぎょば)でごちそうが振舞われます。
 娘たちはそれにも参加させてもらい、焼き肉やら海産物やらをごちそうになって来ました。
 ちょっと血圧が高めの母は「少し塩分が気になったけど、楽しかったよ」と
 喜んで帰ってまいりました。
 高齢の母にとっては、知床のいい思い出になったことと思います。

 誘ってくれたTご夫妻と、もてなしてくださったS漁業部の皆さま、
 本当にありがとうございました。
 
 2010年6月10日(木)晴れ 日中の気温17度

 ここのところ、ずっといいお天気が続いていますが、その割に日中の気温は
 高くなりません。
 日向はかなり暑くなりますが、空気が冷たくて、今日も日蔭は肌寒いほどでした。
 

 先月末からウトロに来ている、娘とふたりの孫たち。
 一日いっぱいひたすら走り回る乃亜と、つかまり立ちを始めたので目の離せない葵。
 益子での穏やかな暮らしに馴染んだ私たちには、試練のような毎日です。
 私と夫は、来月中旬から、またしばらく益子にいる予定なので
 「なかなか会えなくなるから、今回はゆっくりウトロにいるわ」と、娘。
 長逗留は今回に限ったことではないのですが、しばらく会えなくなると思うと、
 孫たちの可愛さは、またひとしおです。


 車で下に降りて、乃亜を散歩させていたら、ウトロバスターミナルにちょうどバスが
 入ってきたところでした。
 そういえば乃亜は、まだ一度もバスに乗ったことがありません。
 いつも店の前を通るバスに、嬉しそうに手を振っているのを思い出し、
 「乃亜、バスに乗りたい?」と聞いたら、すかさず「乗りたい!」
 優しそうな運転手さんだったので、「あのう、ちょっと乗せてもらっていいですか?」と
 お願いした時には、A子の足はすでにステップにかかっていました。
 「あ、いいですよ。どうぞ」と快く言って頂いたので、記念写真をパチリ!

 家に戻って娘に報告すると、「さすがウトロ。町ではそんなこと、絶対頼めない」
 私だって、町ではそんなことしませんよ。
 でも、ウトロではこういうことは日常茶飯事、朝飯前。
 ごく普通のことだと思うのは私だけ?



 ウトロでは、今、フジの花とライラックが咲きだしました。
 花壇の花も次々につぼみがふくらんで、毎日眺めるのが楽しみです。
 
 
 
 2010年5月30日(日)晴れ ウトロの日中の気温9度
 
 息子はひと足先に知床に帰っていましたが、仙人とA子は車で八戸に寄って母を乗せ、荒天の中、27日の夜遅くに
 ウトロに帰って参りました。
 
 出発当日の益子の田園風景。今年は気温が
 上がらず、田植えは遅れ気味でしたが、苗は
 順調に育っているように見えます。
 (私たちは知床では稲を見る機会がないので、
 よくわかりませんが)
 八戸に向かう東北自動車道沿いでは、
 山のフジがちょうど見ごろでした。例年よりは
 かなり遅れています。
 私たちがウトロに戻るのを待ち構えていた
 息子は、さっそく海のようすをチェックしに
 出かけて、ホッケを釣って来ました。
 新鮮でおいしそうなアスパラが届いたので、
 母に下ごしらえをしてもらいました。
 
 こんな立派なギョウジャニンニク(この辺では
 アイヌネギといいます)も頂きました。

 ギョウジャニンニクは、天ぷらとマーボー豆腐に
 そのほかに、今日は海のものもたくさん
 もらったので、ぜいたくに頂きましたよ。
 ウトロではこういう頂き物が多いので、
 幸せなんです!
 

 2010年5月24日(月)雨 益子の日中の気温18度

 益子城内坂ギャラリーの営業も昨日で終わり、今日は朝から北海道に帰る準備をしました。

 今回、私たちは3月末から益子に来ましたが、陶器市や、その前後の城内坂ギャラリーに、大勢の方がおいで下さいました。
 「ひと目見るなり、ここの器は気にいったよ」「去年買って使っているけど、いい感じなので、また来ました」と、
 お客さまの嬉しい言葉に励まされて、本当に楽しい2ヶ月間でした。
 7月中旬には、また益子に戻り、城内坂のギャラリーを再開いたします。
 その際にはホームページでご案内しますので、皆さま、どうぞおいで下さい。
 なお、明日からウトロに着くまでの間、一時ネットがつながらなくなりますので、ご了承ください。
 
     
    2010年5月17日(月)晴れ 益子の日中の気温27度

     いつまでもウトロの店を休むわけにはいかないと、息子は昨日、私たちよりひと足先に
     ウトロに帰りました。
     バス停まで息子を送って行って、その後、私はいつも通り町の中のギャラリーに向かったのですが、
     店番をしていても、なんだかテンションが上がりません。
    
     そうこうしているうちに、お馴染みのお客さまが、ご夫婦でご来店くださいました。
     奥さまと世間話をしていて、「実は、今日、息子がひとりで帰ったんですよ」と口にした途端、
     私は自分が寂しがっていることに気づきました。
    
     あと10日足らずで私たちも一旦ウトロに帰るのですから、いやでも息子にはすぐに会えるのに、
     何というていたらく!
     口では、息子に「早く自立してよ」といつも言っているのに、気持ちの上では全然子離れできていない自分に
     愕然としてしまったのでした。
 2010年5月15日(土)晴れ 益子の日中の気温17度

 私たち知床窯一家は、まだ益子にいます。
 下旬にはウトロに帰りますが、今年はその後、私と、夫である仙人とで
 再び益子に戻って来て、ずっと益子で仕事をすることにしました。
 息子の圭一はウトロで作陶しつつ、ウトロ本店とホテルでの販売も
 担当することになります。
 
 今までは、ウトロでも益子でも三人一緒の生活でしたが、
 せっかく窯が二か所にあるのに、一方を休ませるのはもったいないと、
 ずっと思っていました。
 そこで家族で話し合った結果、当分益子は私たちが、ウトロは圭一がやっていくことに。
 と言っても、春と秋の益子の陶器市には、今まで通り圭一も出店しますので、
 圭一ファンの皆さま、どうぞご安心ください。

 私と夫は、予定では7月中旬に益子に戻るつもりです。
 戻りましたら、また、町の中のギャラリーを再開しますので、どうぞおいでください。

 今までは、益子にいるのは春の陶器市の半月ほどと冬の間だけだったので、
 庭で花を育てる事はできませんでした。
 今年は庭いじりもできそうなので、ウトロで育てている花や木を、いくつか益子にも
 植えようと思います。

 毎日ギャラリーに詰めていて休めない私ですが、
 圭一が、今日の店番を替わってくれました。
 それなら今日は花壇の土作りをしようと準備していたら、仙人登場!
 「そんなやり方じゃいつまでかかるんだか・・・」と、見事なスコップさばきで
 たちまちのうちに作業は終了。
 私とナナは、ただ周りをうろうろしただけでした。

 庭の小さな梅の木に、こんな小さな梅の実が三個なっていました。ちょっと感激!

 久々に私が家にいるので、ナナは大はしゃぎ。
 片時もそばを離れず、私が家に入ると、玄関の前で、じっと待っています。
 可愛いものですねえ。
 

 2010年5月11日(火)雨 益子の日中の気温17度

 益子春の陶器市も終わり、6日は男たちはテントの片付けに追われ、私はたまりにたまった家事を片付けました。
 さすがに疲れたので、7日は全員でお休みすることに。
 仕事大好きの夫は不服そうでしたが、50代も後半に入った私たち。たまには息抜きも必要と、A子がドライブに連れ出しました。
 行先はもちろん水戸のお菓子屋さん「ルブラン」
 おいしいお茶とサンドイッチ、ケーキを堪能し、満ち足りた気分で帰ってまいりました。

 ルブランの前に立ち寄った偕楽園はつつじが見ごろで、市民がお花見を楽しんでいました。
 庶民がみんなで楽しめるように偕楽園と名付けたというお殿様の思いは、長い年月を経て、なお、しっかりと息づいているようでした。

 益子の町の中のギャラリーは、今月23日までの間、毎日営業しています。
 陶器市においでになれなかった方、どうぞおいで下さい。

 

  2010年5月1日(土)晴れ 日中の気温20度

   4月29日から陶器市が始まっています。
   仙人と圭一は城内坂通りの「象嵌(ぞうがん)てん」前のテントに、
   私A子は城内坂通り沿いのギャラリーに出店しています。
   5月5日まで星の宮陶房はお休みですので、みなさん、出店先のほうへおいで下さい。

   
 2010年4月17日(土)みぞれのち晴れ 益子の日中の気温7度

 
 驚きましたねえ!この時期に雪ですか!
 東京ではこんなに遅く雪が降るのは40年ぶりだとか・・
 おそらく益子でも同じようなものでしょう。

 私たちは、例年なら4月下旬にならないと益子に来ないので、
 益子って案外春が遅いんだなあと思っていましたが、
 益子の人たちは、皆、「いつもならこんなに寒くないんだよ」と
 言っていました。
 さすがにもう暖かくなるだろうと思っていたら、とどめがこの雪!
 いやあ、びっくりしましたよ。
 

 でも、益子の中は桜や桃(だと思います)が満開で、新緑もちらほら。
 樹木が多いところなので、野鳥もたくさんいます。
 うちの周りも、かなり前からウグイスが鳴いていますし、
 他にも名前のわからない鳥たちが、にぎやかに鳴いています。
 
 こんな、お城のような家がたくさんありますから、家を見ながら
 町の中を歩くのも楽しみです。
 古い社寺仏閣も多く、焼きもの以外にも見どころがたくさんあります。
 焼きものを探しながら、どうぞ益子においで下さい。
 もちろん、城内坂通りの「知床窯ギャラリー」をお忘れなく!

 明日はお天気も回復して、暖かくなるそうですね。
 城内坂のギャラリーでお待ちしてます!

 
 
 2010年4月9日(金)晴れ 益子の日中の気温13度
 
  益子の町の中、城内坂にある知床窯ギャラリーは、現在、平日も営業しています。
  当然A子が毎日店番に行っているので、「この時期益子に行ったら、毎日お花見ができる!」という期待は大外れです。
  桜はいつまでも待ってはくれない!と、今朝は早起きをして、出勤前にお花見に出かけました。
  隣町の工業団地の桜並木がきれいだと教えられたので行ってみましたが、どうも今ひとつ、感動がうすくて・・・
  確かに桜並木は見事だったのですが、「美しい」というより「すごい!」という感じ。
  桜や梅などの樹木は、花だけでなく、木そのものの姿も美しいので、やはり広々としたところにある方が私は好きです。
  益子のあちこちで見かける桜のほうがきれいだと思うのは、私がすでに益子をひいき目で見ているから?

      以下は益子の桜です。
 仕事帰りにいつも眺めていた学校の桜。
 迎えに来てくれた夫が、今日は珍しく車を
 停めてくれました。近頃の学校は部外者を
 入れてくれないというので、恐る恐る校庭に
 侵入。

 何本かの桜は、校庭に隣接している墓地に
 植えられているものでした。
 益子はお墓が個人の住宅の敷地内にある
 場合も珍しくなく、お墓がごく普通に暮らしの
 中にとけ込んでいます。
  
 今が一番の見ごろ。見事な花房です。

 遠くに見えているのが、益子陶芸メッセの
 ある丘。あちら側も桜が満開です。

 学校の向かい側にある中央公民館。
 ここの桜もきれいでした。
 
 桜の写真を撮らせてもらったのは、
 益子中学校。益子は庭に木を植えてきれいに
 している家が多いのですが、この学校の庭も
 きれいに手入れされていました。(勝手に)桜
 を見せていただき、ありがとうございました。

 2010年4月2日(金)曇り一時強い雨 日中の益子の気温11度

  3月30日に益子に着きました。ウトロからの行程をざっとご紹介します。
 ウトロはこんな感じでした。うちの周りは
 まだ雪がかなり残っています
 この雪の下は花壇です。

 雪がとけたら、花壇はたちまちエゾシカの
 餌食になってしまいます。息子にネットを
 張るように頼んだら、ネットの下にパイプを
 通してくれました。これなら雪が消えても
 シカに襲われることはないでしょう。
 車で苫小牧まで約500キロほど走りました。
 これは途中の北見周辺の畑のようす。
 
 石北峠を越える道は一部の区間で吹雪でし
 たが、それ以外は快適なドライブでした。
 北海道の苫小牧から、茨城県の大洗まで、
 フェリーで20時間の船旅。上陸した大洗は
 もちろん雪もなく、暖かでした。
 益子は相変わらずのどかです。
 城内のギャラリーを開ける準備も整いました。
 明日からA子がお待ちしております。
 2010年3月26日(金)曇り一時吹雪 日中の気温 零下3度

 益子に出発する日が近づいてきました。
 家を空ける準備として、まず食料品を始末しなければなりません。

 リンゴが何個か残っていたので、リンゴケーキを焼くことにしました。
 いつもはシンプルに焼くのですが、ココアがあったので使ってみました。
 試し焼きなのですから、少しにすればいいのに、ついココアのほうが多くなってしまいました。
 さて、お味のほうは?
 うん、悪くはありませんが、私はシンプルなほうが好みかも・・・
 優しい夫は「俺はココアも好きだなあ」と言ってくれましたが。


 壊れた道具は、たいてい夫が直してくれますので、うちの家電類は信じられないくらい
 長持ちしています。
 このハンドミキサーも、だいぶ前にコードが切れて動かなくなったのを、
 夫が修理してくれました。
 以来10年以上(購入したのは20数年前)なんの問題もなく使用しています。
 適当な高さの台に乗せて置くと、勝手にミキシングしてくれるので
 高価なミキシングボールを買う必要はありません。
 最近はあまり使わなくなりましたが、思い立ったときに気楽にケーキ作りができるので、
 うちになくてはならない道具でした。


 29日にウトロを出発する予定です。
 数日間ネットがつながらなくなりますが、4月3日には益子で使えるようになると思います。
 それではしばらくの間、皆さまごきげんよう。
 

 2010年3月23日(火)晴れ 日中の気温3度

 うちは超狭小住宅です。
 その上、モノが好きな人間が住んでいるものですから、どこもかしこもモノがあふれて
 あずましくないったらありません。(落ち着かないという雰囲気を表す方言)
 宝くじが当たったら大きい家を建てようという夫のセリフは現実味が乏しく、
 当てにしていたら一生この状態が続きそうです。
 かくなる上はモノを処分するしかない!ということで、数日前から片付けにかかっています。
 
 でも、「あ、この毛糸はあのセーターを編んだ残り!これはあのジャケットをほどいた
 毛糸!」とついつい昔の思い出に浸ってしまい、なかなか片付けが進みません。

 この小さな小さなソックスは、息子が新生児の頃に履いたもの。
 妊娠中のつわりがひどくて、私は2回も入院しました。
 「これでは母体が持たない」とお医者さんに言われた日に、
 この靴下を買いました。
 ポケットに入れておいて、つらい時にはこれを握りしめて、
 「絶対この靴下を履かせてやるんだ!」と、自分を励ましつつ、
 何とか出産にこぎつけたのです。
 
 そんな赤ん坊が、今では一人前の焼きものつくりになりました。 
 「あの時にあきらめていたら、今の圭一はなかったんだよねえ・・・」と、
 またもしみじみしてしまうA子でありました。 
 
 今月末にはウトロを出発する知床窯一家。こんなことをしている暇はないのですが・・・
     
    2010年3月21日(曇り) 日中の気温7度

       今日は日本中で強風が吹き荒れたそうですね。
       ウトロも明け方、かなり強い風が吹きました。
       日中はそれほどではありませんでしたが、夜になって、北風が強くなってきました。
       今夜は「オーロラファンタジー」の最終日だったのですが、強風のため中止になりました。
       
       今年のオーロラファンタジーにも、たくさんの観光客の方が来てくださいました。
       厳寒期にも関わらずおいでくださった皆さまに、心からお礼申し上げます。
       「益子でも知床窯の器を買いましたよ」とか、「去年もこのオーロラ番屋で、陶器を買って帰ったよ」などと
       使って気に入ったからと、また買って下さる方も少なからずいらして、ずいぶん励みになりました。
       本当にありがとうございます。 
      
       明日は番屋の出店場所の片づけをして、いよいよ益子行きの準備です。
       ウトロを出発するのは今月29日か30日を予定しています。
       益子の星の宮陶房と益子城内のギャラリーは4月3日オープン予定。
       
 

 2010年3月20日(土)晴れ 日中の気温10度

 イカナゴのくぎ煮をいただきました。
 さっそくごちそうになったのですが、「イカナゴとコウナゴは違うのか?」と
 いう疑問が。
 調べてみると、ふんふん、知っているようで知らないことがたくさん。

 コウナゴの正式名称はイカナゴ。
 イカナゴの稚魚が、地方によって、コウナゴとかシンコと呼ばれるのだそうです。
 成魚も地方によって呼び名が違い、メロウド、フルセ、オオナゴなど。

 また、シラスというのは、広義には体に色素がない白い稚魚の総称ですが、
 食用としてのシラスとは、一般的にはイワシ(主にカタクチイワシ)の稚魚です。
 これをゆでて干したものがチリメンジャコ、シラス干しなわけですが、
 シラス干しにも種類があって、
   釜揚げ・・・・・ゆで上げ後、水切り程度で製品となったもの。水分85%前後。
   シラス干し・・水分50~60%に乾燥したもの。(関西では太白と呼ぶ)
   チリメン・・・・水分25~30%位。関東では、かちりなどと呼ぶ。
   畳イワシ・・・水分15%位
 う~ん、なるほど。いい勉強になりました。
 なお、くぎ煮と呼ぶのは、煮た姿が折れ釘のように見えるからだそうです。
 知床窯の粉引豆皿(こひきまめざら)に盛ると、上品な感じ。


 益子で大根をたくさん頂いたときに、大量に茹でて保存しておいた大根葉。
 毎食のように味噌汁に使っています。
 うちのナナも大根葉が大好きなので、煮干しのだし汁に凍ったままの大根葉を入れて、
 とけたところでナナの分を取り分け、煮干しのダシガラと一緒にナナのご飯に混ぜて。
 
 日々三食作るのは本当に大変。昼食ぐらいは手抜きをしたいのですが、
 結局自分が食べたいものを作るので、なかなか手抜きもできず・・・
 今日はうちにとっての今年の初物、平貝を使って、ボンゴーレ風のパスタに。
 海の香りが口に広がって、おいしかったです。
 明日は何にしようかなあ・・・
  2010年3月18日(木)晴れ 日中の気温2度


 今日も朝からいいお天気。

 海の向こうに、網走の向こうの能取岬(のとろみさき)がくっきり見えていました。
 この風景を見ると、地形って本当に地図通りなんだなあと納得できます。
 社会科の地図を思い出してください。
 北海道のオホーツク海岸は、知床半島から稚内にかけて、ずーっと湾曲しているでしょう。



 店の前から見える知西別岳(ちにしべつだけ)も、
 青い空をバックに、こんなにきれい。
 知床は、海と山の両方が身近に感じられる場所なのです。



 空を見上げると、二羽のオオワシが。
 羽ばたきもせず、ゆっくり輪を描きながら、
 山を越えて、羅臼側に消えて行きました。
 
 「空をとぶ鳥のように自由に生きるー ♪」
 鳥も生きるのは楽ではないでしょうが、こんな雄姿を見ると
 ちょっとうらやましくなります。

 
 知床の流氷イベント、「オーロラファンタジー」も、残すところ、あと三日となりました。
 お近くの方は、ぜひお出かください。
 会場に行く途中にある「オーロラ番屋」の中に、知床窯を初め、
 地元商店が特別出店していますので、忘れずにお立ち寄りくださいね。
 甘酒の無料サービスもありますよ。
 
 2010年3月16日(火)晴れ 日中の気温10度

 

 
今日の日中はとても暖かくなりました。
 家の周りの雪もずいぶん融けて、今はこんな状態です

 
 居間の窓下の花壇。
 屋根の雪がまとまって落ちてくる場所なので、
 植えてあるバラやボタンにとっては、厳しい環境です。
 その上、ここは冬の間のナナの遊び場なので、
 バラの枝を掘り出してはカジカジ。
 春にはきれいに咲くフロリバンダローズ、「ブライダルピンク」の
 現在の惨状です。


 建物の壁沿いに作ってある花壇のレンギョウとモミジ。
 トレリスに絡まっているのはクレマチスで、
 青いビニールシートにくるんであるのは、オールドローズの「マダムアルディ」
 この辺りは地面が見えてきました。
 
 
 ナナにも春の兆しが。
 冬毛が抜け始めています。
 本当はブラッシングしてきれいにしてやりたいのですが、
 まだ寒そうなので、このままにしておくことにしました。
 
     2010年3月13日(土)晴れ 日中の気温7度

   とうとうと言うか、やっとと言うか、先月1日からうちに滞在していた娘とふたりの孫が、昨日、北見に戻りました。
   送って行ったA子は昨日北見に一泊して、今夜ウトロに戻ってまいりました。
   
   午後、上の孫の乃亜が昼寝をしているすきに、いったんは北見の家を出発したのですが、どうしてももう一度会いたくて、
   結局スーパーで果物などを買って、戻ってしまいました。
   昼寝から覚めた乃亜と少し遊んで、帰ろうとしたら「ばーちゃんがいないとさみしい!」と泣かれ、嬉しいやら困るやら。
   
   でも、「乃亜、ほら、ママがラムネのお菓子をくれるってよ」となだめたら、
   途端に「うん、わかった!ママー、ラムネちょうだい!」と、A子はあっさり解放されて・・・
   ばーちゃんって、ラムネ一粒に負けるほどの軽い存在なのね、と、妙に納得して帰ってまいりました。

   長らく孫たちに振り回されてきた知床窯ですが、明日からは仕事にかける時間がたっぷりできるはず。
   この春は、いつもよりひと月早く、来月早々には益子に行こうと考えていますから、また出発の準備で忙しくなります。
   孫たちからもらったパワーで、がんばります!
   
  2010年3月7日(日)晴れ 日中の気温 零下4度


 今日は、毎年恒例の「雪と楽しむ会」が行われました。
 この行事に参加するために、娘と孫はまだウトロに張り付いていたのでした。

 会場のスキー場には、班ごとにテントが張られ、
 班対抗の競技を楽しみながら、肉や魚介類をジャンジャン焼いて食べます。

 うちの班は競技はあまり強くはないのですが、
 応援のにぎやかさと食べっぷりの豪快さは、他の班に負けていません。

 特にK子さんが毎年作って来てくれる「でんぷん団子」は
 みんなに大人気です。
 乃亜も好きなので、さっそくぱくついてごきげん。

 幼児がだれでも参加できるゲームがいくつかあるので、
 乃亜も賞品のお菓子をたくさんもらいました。
 他のテントにもお邪魔してお菓子をぱくつくなど、
 あきれるほど親離れのいいところがあるのに、ちょっとびっくり。

 そり遊びをしたり、ほかの子どもさんと遊んだり、楽しい一日を過ごして、
 今はぐっすり眠っています。
 

 2010年3月4日(木)晴れ 日中の気温2度

 例年なら2月中に仕込んでしまう味噌ですが、今年は諸般の事情から、
 3月にずれこんでしまいました。
 
 二年前から「ホテル季風クラブ知床」で一緒に作らせてもらっています。
 厨房設備が整っているので、大量に仕込むのもずいぶん楽になりました。
 うちとMりちゃんの分は、合わせて60キロ余り。
 と言っても、ほとんどがうちの分ですから、毎年手伝ってくれるMりちゃんには
 心から感謝しています。 
 
 今回は麹の量が足りず、追加注文した分が明日届くので、明日は娘に手伝わせて
 あと20キロほど自宅で作って足さなければなりません。
 今日の作業だけでかなりへばっているA子。
 明日の仕込み作業を思うとため息が出るばかりです。


 まだ、ウトロにいる娘と孫。
 昨日はおひな祭り。
 特に昨年7月に生まれた下の孫、葵にとっては初節句なので、
 簡素ではありますが、お祝いをしました。
 イチゴ大好きの乃亜のために、娘がイチゴたっぷりのケーキを焼きました。
 記念写真撮影中も、乃亜の視線はケーキにくぎつけです。
  



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